本部
- 形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 25人 / 1~25人
- 英雄
- 24人 / 0~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2018/12/09 22:00
- 完成予定
- 2018/12/23 22:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
【相談卓】
最終発言2018/12/09 21:29:55 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/12/09 20:27:04
オープニング
●パリが燃えている
フランス、パリ、花の都
――に行ったことがなくても、「エッフェル塔」という単語は聞いたことがあるのではなかろうか。
今、その塔の周辺は。
混沌であった。
「オラァー!」
「っけんなゴラァー!」
「やんのかボケェー!」
チンピラとチンピラがあっちでこっちで取っ組み合い殴り合っている。
そこに花の都の面影はなく……否、「戦神マルスの野」の意がある「シャン・ド・マルス公園」の本来の姿としては正しいのかも、いや正しい筈がない。
『御覧ください! マガツヒのヴィランが大暴れしています! 対するはH.O.P.E.と同盟を組んだジャンク海賊団! 凄まじい殴り合いっぷり! 陸のギャングと海のギャングの正面衝突だァー!』
それを世界中に中継しているのは、周囲を飛ぶドローンの空撮や、どこかから撮影されている映像。
もう何がなんやらである。
現場に派遣された君達の感情がまず“呆然”になるのも無理もない。
――状況を一つずつ整理していこう。
●事の発端 01
凶悪。
マガツヒを示す言葉として、最も適したものであろう。
その最たる例として、脱退者・裏切り者を認めない姿勢がある。「意識を失わせた上で完全拘束した構成員でさえ、他の構成員に殺害される」という実例が物語る。
一度でもマガツヒを名乗れば、もう逃げられない。
エネミーや他の幹部のような暴力に殉じれる者ならばそれも是だろう。
だが……
そうでないような、ただの弱っちい下っ端ならどうか?
世界が終わりつつあるこの状況、H.O.P.E.との全面的な対決。マガツヒという泥に足先しか使っていない程度の者はこう思った。
「マガツヒがなくなれば自分達はどうなる?」
「H.O.P.E.に捕まれば自分達はどうなる?」
「混沌としていく戦況で、真っ先に使い潰されるのは自分達ではないか?」
「世界が終わりそうなのに、こんなことをしている場合なんだろうか?」
しかしマガツヒから逃げ出せば殺される。だからそんなこと、口が裂けても言えやしない。
そんな時だった。
マガツヒ首領、比良坂清十郎はこんな声明を出したのだ。
エッフェル塔から範囲一キロメートル内に財宝を隠した。
財宝とは「マガツヒを脱退できる権利」。
生き延びたいのならば探せ。そして遠くへ行くといい。
それは地獄に垂らされた蜘蛛の糸か、傀儡を操る人形糸か。
されど、追い詰められた弱者に選択権などなかったのである。
生きたくて、死にたくなくて。多くの下級構成員共が、花の都を目指した。
●事の発端 02
それをいち早く察知したのは、インターネット上のアジテーター集団インフィニット・シングラリティことインシィであった。
警察が国民に対し盗聴やSNSの監視等を働けば批難を浴びるように、H.O.P.E.もまた超法規的活動が認められているとはいえ、無闇なプライバシー侵害は行えない。が、インシィは違う。インシィは合法的組織ではないから、そんなことが平然とできる。
だがインシィは、得た情報を悪用することはなかった。
インシィのリーダーDEMが、H.O.P.E.へ情報を送りつけてきたのである。
『一般人の避難ならインシィにお任せ☆ そうそう、ヴィランって呼ぶのやめてくれる? マガツヒみたいなのと一緒くたにされたくないっていうか――じゃあ何て呼べって? 賑やか集団でいいよ!』
と、画面上には巷で人気のバーチャル動画配信者よろしく、3Dモデリングの美少女があざとく微笑んでいた。その少女はDEMと名乗り、こう続けた。
『世界が滅んで欲しくないのはインシィも一緒ですから! H.O.P.E.のお手伝いしちゃいますよっ』
●事の発端 03
ヨーロッパ近海で【界逼】事件解決の協力をしてくれていた、H.O.P.E.と協力関係を結んだ“元”ヴィランのジャンク海賊団。
彼らは件の情報を聴き付けるや、颯爽とシャン・ド・マルス公園に駆け付けた。なぜって? H.O.P.E.の敵対組織は海賊団の敵、そんなマガツヒ連中をボコボコにする為と、お宝を頂く為。「大丈夫だ、ちゃんとH.O.P.E.と山分けさ!」とはキャプテン・クラーケンの弁。
「お宝と聴いちゃあ、海賊は黙ってられねえよなぁ!」
そう啖呵を切って。持ち前の喧嘩っ早さと血の気の多さのままに、あっちこっちでマガツヒヴィランと殴り合いの大乱闘を繰り広げ始めたのである。めんどくさいのは全部殴って黙らせる、それが海のルールだと言わんばかりに。というかコイツらは喧嘩したいだけじゃないのか? とは聞いてはならない。「そうだけど?」と答えるからだ。
とまあ。海賊団は味方であるのは事実である。
●そして
今に至る。
マガツヒとは不倶戴天である古龍幇の者らがシャン・ド・マルス公園を封鎖してくれている。「マガツヒは一匹たりとて逃がしはしない」と、青龍刀や銃器を手に彼らの目は剣呑だ。おそらく逃げ出そうとしたマガツヒヴィランを、彼等は容赦しないだろう。
思えば名だたるヴィラン――“元”や“ヴィランと呼ぶな”までいるが――が大集合しているではないか。
かくして、そこに君達は登場する。
花の都は、乱痴気騒ぎで燃えていた。
解説
●目標
メイン:マガツヒヴィランの捕縛
(積極的殺害は認められない。また過剰な残虐行為、虐待、拷問等、非人道的行為はH.O.P.E.として厳禁)
サブ:財宝の発見・必要ならば処理
●登場
▽マガツヒヴィラン
下っ端系。数が多い。戦闘力は低い。
凶悪犯罪者ではなく、マガツヒとしての志が低い者ばかり。
▽ジャンク海賊団
わらわらいる。あっちこっちでマガツヒヴィランと大乱闘中。
PC達の味方で、指示には従ってくれる。……が、いかんせん脳筋集団。
ボスのキャプテン・クラーケンは公園敷地内で喧嘩に明け暮れている。
海賊服なのでマガツヒとの見分けは楽。
▽インシィ
SNS等を駆使し、避難誘導を行ってくれた。おかげで一般人の乱入は起こらず、エリアに一般人はいない。
スマホに向けて「オッケーDEM」と話しかけると、インシィのリーダー格DEMと会話できる。
ちらほらとインシィの者が隠れており、ドローンやカメラ等で状況を撮影して世界に放送している。リンカーだが戦闘する気はなく、居場所がバレると逃走し別場所に潜伏する。
同時にエリア全体の状況も把握しており、DEMに話しかければ最速情報をオペレートしてくれる。
▽古龍幇
周辺封鎖をしてくれている。
エリアからマガツヒ勢が逃走しないように目を光らせてくれている。
●状況
フランス、パリ、エッフェル塔を中心とした半径約1km周囲(シャン・ド・マルス公園)。
捕縛用の手錠等、通信機、マップなどは支給されている。
時間帯は日中。
主な行動方針は以下。それ以外も可能。
【戦野】
シャン・ド・マルス公園のそこかしこで勃発している喧嘩に殴り込み。
【護塔】
エッフェル塔に上ったり中に入ったりする不届き者の制裁。
塔の損傷を極力抑えることが任務。
【宝探】
比良坂清十郎の隠された財宝を探す。
(PL情報:あちこちにあるが、“アタリ”は一つ。それはマガツヒらしい悪意の所業。注意)
マスターより
こんにちはガンマです。
ワールドガイドのヴィランと元ヴィラン揃い踏み。
ガチ戦闘ではないので、戦闘プレイングや作戦に集中しすぎなくて大丈夫です。バーッとやってガーッと暴れるもよし、説得に勤しむもよし、それはさておきトレジャーハントするもよし。
よろしくお願い申し上げます。
リプレイ公開中 納品日時 2018/12/17 11:58
参加者
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【相談卓】
最終発言2018/12/09 21:29:55 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/12/09 20:27:04