本部
- 形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 15人 / 1~25人
- 英雄
- 15人 / 0~25人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/10/08 09:00
- 完成予定
- 2018/10/17 09:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/08 07:34:09 -
相談する…?
最終発言2018/10/08 01:13:05
オープニング
「はぁ」
男はため息をついていた。
青森とある会社では――本日が健康診断の結果がでる日であった。社員たちは届いた検診結果を見て、ため息をつく。
「高血圧が……」
「内臓脂肪が……」
「アルコールを控えろって」
診断の結果はナーバスになることしか書かれていない。
だが、大抵の者は思ってしまうのだ
――まぁ、すぐに死ぬわけではないし。
今回もそういうふうに考えて、大抵の社員が検診結果を省みない生活を再び送ろうとしていた。が……会社のドアを開けた途端に社員たちは思った。
「あっ。俺たち死んだんだ」
目の前に広がっていたのは、青い海に青い空。
そして、白い建物。
この世の極楽のような姿を留める、地中海のクレタ島であった。
●青森inクレタ島orクレタ島in青森
青森の三内丸山遺跡とクレタ島の一部が入れ替わってしまった。H.O.P.E.のリンカーたちの尽力によって、入れ替わりの前に住民のほとんどを避難させることができた。だが、一部取り残された人々がいた。
「青森の町並みに、白い建物がありますね……」
写真を見ながら、エステルは何とも言えない顔をしていた。
抜けるような白い建物は、日本の田舎には似合わない。現地の人々も困惑している――と思いきや、SMSにあげる写真を撮るために多くの観光客が足を運んでいるらしい。
『三内丸山遺跡とクレタ島では大きさが随分と違うせいか、三内丸山遺跡とその近隣の企業の一部のみがクレタ島に行ってしまったような形になったらしいな』
アルメイヤが持っている写真には、クレタ島にぽつりと残された縄文時代の遺跡と地元企業。青森の町並みに白い建物以上のインパクトだった。
「移動に巻き込まれてしまった人々は無事なのかな……」
エステルの言葉に、H.O.P.E.の職員は苦笑いする。
「全員無事ですが……ええっと、全員がクレタ島を天国だと思っていまして」
日本に帰国できるという話を信じてくれません、と職員は言った。
●青空広がる天国
「ここは天国だー!」
「不規則な生活だったから、寿命が縮んだんだ!!」
「泣くな! お前ら、泣くな!! 泣いたらビールが不味くなるぞ」
クレタ島の酒場では、男たちが泣きながらビールを傾けていた。会社から出た途端に青い海を見た彼らは「自分たちは死んだ」と思い込んで酒盛りを続けているのである。不摂生な生活で縮めた寿命を惜しんでの乾杯だった。
そんなことやるんだったら普段から酒を控えろ、という当たり前の言葉は彼らには届かない。のんべぇなのである。
呑めや歌えやの大宴会に、地元の人々も自分から巻き込まれに行く。皆、お酒が大好きなのである。国籍、年齢、性別関係なしの大宴会は非常に平和的だ。
料理は野菜や海鮮、フルーツをたっぷりと使った地中海料理ばかり。そして、地元の人々が愛する甘いがアルコール度数がとても高いラキもテーブルに並んでいる。
「皆さん、出来上がっていますね」
盛り上がっている大人たちの姿に、エステルはため息をつくしかなかった。
今回起こった移転騒動のせいでクレタ島の観光客は激減してしまい、地元の人々も暇だったのだろう。観光客用の割高な酒屋ではなくて、地元民が集う酒場で青森県民と酒の飲み比べをしている。もっとも青い海と青い空を窓から見ることが出来るので、観光客用の酒場でなくとも十分に極楽のような店なのだが。
『……早いところ説得して、家に帰ってもらおう。それにしても、エステルをペロペロしたいだけの人生だった』
アルメイヤの言葉に、エステルは耳を疑った。
「……今、なんて」
『エステルをペロペロしたい!!』
アルメイヤは叫ぶ。
自覚はなかったが、酒場の酒気に当てられてアルメイヤは酔っ払っていた。
解説
・酔っ払いを帰りの飛行機に乗せる
※本来リンカーは酔っ払いませんが、このシナリオでは地中海の空気に酔ってしまいます。そのため、未青年でも酔っ払います(未青年には、ソフトドリンクをおだしします)
クレタ島……地中海にある、とても美しい天国のような島。
地中海の酒場(13:00)……地元民お勧めのお店。手間はかかっていないが、安くて美味しい料理が食べられる。観光客用の酒場とは違いサービスは行き届いていないが、窓から見える景色は十分に絶景。
お勧めの料理はダコス(トーストにトマトとチーズ、オリーブオイルをかけたもの)、ヤギのチーズと野菜のサラダ、新鮮な海鮮のフライ、スブラキ(塩味の焼き鳥)。酒は、甘い蒸留酒のラキ、ビール、地元のワインのみを置いている。ノンアルコールは炭酸水とフレッシュジュースのみ。
客……地元民20人、青森県民10人の大宴会が開かれている。青森県人はここが天国だと思っており、アルメイヤのようにやりたかったことを思わず叫んでしまっている。飲み物を飲むことによって、彼らと同じようによっぱらってしまう。
ヤギ……近くで飼われており、時おり店に勝手に入ってくる。食べ物目当てではなく、暑いので涼んでいるだけ。
飛行機……青森県民を載せて帰るための飛行機。居酒屋から車で一時間の距離にある。なお、バスはチャーター済み。
アルメイヤ……エステルをペロペロしたい。すでに酔っており、役に立たない。
エステル……アルメイヤの変貌に驚いている。酔っ払うとアルメイヤが甘えられるような大人になりたいと叫ぶ。
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回は、天国のようなクレタ島で呑んで歌って食べての大宴会です!
酔っ払ってべろべろになるもよし、ヤギと戯れるもよしです。
もちろん、ちゃんとサラリーマンたちは連れ帰ってくださいね。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/10/12 20:54
参加者
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最終発言2018/10/08 07:34:09 -
相談する…?
最終発言2018/10/08 01:13:05