本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 5人 / 4~8人
- 英雄
- 5人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/12/18 22:00
- 完成予定
- 2018/12/27 22:00
掲示板
-
☆作戦会議室☆
最終発言2018/12/18 08:59:51 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/12/16 17:53:50
オープニング
●
世界の混沌化によって再び異常が起きたアマゾンだったが、不気味なほど静まり返っている場所があった。
地球上にはありえない、美しい水晶のような植物が繁茂し、そこには虫の一匹すら生存できない。
この場所での生存を許されるのは水晶でできたような樹に実った無数の宝玉と、それを愛しむ愚神ただ一人。
若草色の長い髪に金色の髪飾り。若草色の瞳と優し気な顔。
少女の姿から妙齢の女性の姿を得た愚神ディー・ディーは愛し気に宝玉を撫でる。
「あなたたちは王の軍勢になるのよ。立派になってね」
一見美しい宝玉の中では何かが蠢く。
それはディー・ディーが喰らったものを胎の中で合成して作り上げた『卵』だった。
彼女が異界との一時的な接触により出会った科学者D.D.と契約に至ったのは偶然ではあるが、それ以降の行動はすべてここに至るためにあったと言っていい。
美しく幻想的な氷の園で、エスペランツァの体を得て少女から妙齢の女性となった愚神ディー・ディーは我が子に囲まれ微笑む。
●
複数のプリセンサーと調査隊の活動によって密林内部にドロップゾーンの発生が報告された。
ゾーンルーラーはエスペランツァ・ディー・ディー。略称E.D.。
「ゾーン内部には【森蝕】で見られた『アウタナ』の小型版と言うべき水晶の樹木が生えています。周囲のライヴスを吸収し、枝に実った『卵』に送っているようです」
中身は従魔だ。密林で再び活動を始めた改造従魔を喰らい尽くしたE.D.はその芳醇なライヴスを利用して『卵』を産んだ。RGWの技術の粋を集めた『エスペランツァ』と愚神ディー・ディーの力により生み出された従魔の卵だ。
「中央に向かって螺旋状に道が伸びており、道沿いに水晶の樹が生えています。正確な数はわかりませんが十や二十ではきかないでしょう。樹には十個以上の『卵』があり、外縁の『卵』が最も孵化が早く、中央に近いほど孵化が遅いようです」
孵化した従魔は水晶の園を飛び立ち行きがけの駄賃として周囲を喰らいながら『王』の下へ向かうだろう。
あるプリセンサーは喰い尽くされ無残に滅びたとある町の光景を見たと言う。
それを防ぐためには孵化した従魔を倒し、まだ孵化していない卵を、何より生みの親であるE.D.を滅ぼさねばならない。
『対E.D.用の特殊兵装と状況は私がモニタリングする』
ブリーフィングルームにはD.D.が監視されている部屋と繋げられたディスプレイが設置されており、そこに映るD.D.は特殊兵装について勝手に話し始める。
『使用するのは【弾丸型】と【装着型】の二つ。【結果型】はテストの結果E.D.との直接対決には不向きとされたので中央班ではなく外縁班に使わせる事になった』
対E.D.特殊兵装の開発には『エスペランツァ』を作り出した一人であるD.D.が協力していた。
H.O.P.E.に捕縛され本来ならすでに然るべき場所に幽閉されている身だが、対E.D.に条件付きで協力する事で未だギアナ支部内に留まっている。
『貴様らがE.D.からエスペランツァを引き剥がす事に成功すれば、残った奴はただの愚神。これまでに多くを葬って来た貴様等なら殺せるだろう。必ず『彼女』を奴から取り戻せ』
自分が犯した罪も自分の立場も理解しているだろうに傲慢に言い切るD.D.に周囲の視線が鋭くなるが、騒ぎになる前にと職員がディスプレイの前に立って遮った。
「本作戦はE.D.を目指す中央班とと外縁で敵を引き付ける外縁班に分かれます」
水晶の樹木には10~20程の『卵』が実っている。
全てを地道に相手にしていては奥の従魔も孵化してしまい、中央への道が閉ざされてしまうだろう。
「外縁班が従魔の対処をしている間に中央班が潜入。中央にいるE.D.を倒します」
水晶の園は一種のドロップゾーンになっている。その主たるE.D.を倒せば水晶の園も枯れ果てるだろう。
「時間をかければかけるほど『卵』が孵化して状況は悪くなります。中央班は外縁班がもちこたえてる間にE.D.を撃破してください」
RGWにまつわる一連の事件の首謀者、D.D.は確保した。
残るもう一人の首謀者であるE.D.―――愚神ディー・ディーを倒せばこの事件も一旦区切りがつく。
「この場に立てなかったタオ氏と、事件の犠牲となった人々の無念、どうか晴らしてください」
一連の事件にエージェントと共に関って来たタオ・リーツェンは現在意識不明の状態で治療を受けている。
彼の義肢・義眼は当時アルター社で秘密裏に活動していたD.D.が初期のRGWの前進技術を組み込んで作り出した物。含まれたディー・ディー細胞に少しずつ浸食され、図らずもスパイとして利用されていた。
挙句世界の混沌化により活性化したディー・ディー細胞により、RGWを利用し続ける者がいつかそうなるように浸食されて従魔化し、対E.D.兵装の実験テストに自ら実験台として臨んだのだ。
その事を知っている者達の表情が曇ったのを見て職員は慌てる。
「彼は治療中ではありますが、従魔化は阻止する事ができました。戦えない事は心残りでしょうが、きっと皆様の勝利を信じています」
ですから、と職員は深々と頭を下げた。
「どうか皆様、無事に戻ってきてください」
解説
●目的
・E.D.(愚神ディー・ディー)の撃破
・ディー・ディーに合成されたエスペランツァの確保
●氷の園
巨大な水晶の柱の周りに螺旋状に道が伸び、水晶の樹木が林立するドロップゾーン
E.D.がいる中央は外縁から順に道を辿らなければ開かない。最も外縁にある『卵』は孵化している
シナリオ参加者は中央班。外縁はエージェントNPC達が協力する
●特殊兵装
【弾丸型】
銃火器や弓など矢弾や魔法を射出する武器で使用
・「マラティベレーノ」:E.D.に『癌』状態を付与。一定数を命中させると更に被ダメージ↑
【装着型】
剣や槍などの近接武器で使用。ON/OFF切り替え可能
・「デメリット」:ON状態のみリンクレート上昇不可
・「合成剥離」:命中させるとE.D.の『合成』状態を減退させ更に回避↓
●敵
・『E.D.』/トリブヌス級
生命、防御が非常に高く『合成』状態をある程度下げなければ与ダメージが更に減少してしまう
特殊スキル
・「アクアマンティード」/一回の使用につき一つの効果
攻撃↑・防御↓
命中↑・回避↓
範囲300mの敵に毒(減退)
・「再生」/特殊兵装の効果3割分を除去
・「合成」/常態スキル。被ダメージ↓。特殊兵装により下げる事ができる
・『卵』
水晶の樹木に実っている。この状態では何の害もないが時間経過で孵化する
・『ベッリーナ』/従魔
等級はミーレス級からそれ以上と外縁から中央に近いほど強くなって行く
・『タイプA』
剣、槍型。物理攻撃力が高い
特殊スキル
・「ガッビヤーネ」/敵一体をスタン(拘束)
・『タイプB』
杖、銃型。魔法タイプと物理タイプがいる
特殊スキル
・「ガッビヤーネ」/敵一体をスタン(拘束)
・「イルミナレ」/味方単体の命中↑
・『タイプC』
盾型。対物・対魔能力と生命力が高くカバーリング性能に優れる
特殊スキル
・「エスカヴェランテ」/1ラウンド中防御大アップ、移動不可。味方ダメージを肩代わりする
マスターより
愚神ディー・ディーとD.D.が引き起こした一連の事件もようやく決着の時。
水晶の園にいるエスペランツァ・ディー・ディー、略称E.D.の討伐に向かって下さい。
外縁部の従魔を相手しているとどんどん敵が増えて行く状況なので、どれだけ早く中央に向かえるか、E.D.を討伐できるかが成功の鍵です。
特殊兵装を上手く使ってE.D.から『エスペランツァ』を剥離させる事ができれば討伐はぐっと楽になります。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2019/01/21 15:07
参加者
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最終発言2018/12/16 17:53:50