本部
休息パーティ一日目
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~15人
- 英雄
- 6人 / 0~15人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/11/10 19:00
- 完成予定
- 2017/11/19 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/11/08 16:06:54
オープニング
●
褒美と奉仕はいつの時代も離れられない仕組みになっている。努力すればそれに見合う対価を得られるのが常々の成り行き。残念ながらその仕組みが成り立たず暴動を起こすのは昔から今日までいつでも行われることだ。
決まって、奉仕者たいする義理と愛がないから生じる事件。だから今回の場合、決して起こることのない事件だった。
坂山は作戦が終わってすぐ、ノボルとスチャースと三人でパーティ会場を決めていた。三人で一つのモニターに注目している。
一つ一つの作戦はエージェントに苦戦と不安を強いるものになった。なぜならば、事前の調査で作戦地域のことを全く調べられなかったからだ。エージェントの知識と判断力に任せなければ成功の文字は見られなかった。
だからこそ、今まで以上の労いをしたい。
坂山が今回の労いを催すのに当たって考えたのは、二回行うということだ。なるべく全員が参加してくれればな……と思う。一日だけじゃ都合のつかないエージェントもいるだろうから、合計二日分開くのだ。
「あ、ここなんて素敵じゃない? このホテル、海を見ながら優雅なお食事ですって」
「おお……」
感心の声を鳴らしたのはスチャースだ。
「坂山見て、ホテルにはプールもあるって! すごいなぁ……絶対このホテルには泊まれないんだろうなぁ」
ページを上から順番に見ていっているノボルの目に、遊び場の文字が止まった。結構広めのプールがあるみたいだ。
「一泊の値段は……。げっ、百二十万?! ここに泊まれるのって多分プロスポーツ選手か大作家くらいだわ」
「頑張って貯金したリンカーも泊まれそうだけどね」
「一日の夢のために貯金するっていうのも確かに素敵ね。えっと、ここの宴会場の値段は……あんまり見たくないけど見てみなきゃね」
料金表は施設説明のページの下部にあった。せっかくだからプール付きのバルコニーがあるルームがいい。
「あれ? 意外と安い……」
五十万で事足りた。一般的な他ホテルのルームに比べれば高いが、高級ホテルと考えると五十万は手の届く範囲だ。フリーターが頑張って節約を続けて半年もあれば貯まる額……と考えると安く感じる。
「会費はどうするつもりだ」
「そうね。本当なら一人二万円っ、なんて言いたい所だけどこれはご褒美だし、皆にそんな高いお金出してほしくないし……」
「別の場所を探した方がいいんじゃないか。五十万はさすがに、現実的とは思えない」
「う、うーん。でもプール……」
中途半端な場所にはしたくない。しっかりとした場所でエージェント達を饗したい。プールも捨てがたい。何よりこのホテルの食事はバイキング形式になっていてステーキやらスイーツタワーやら名前が分からないが上からチョコクリームが垂れてくる物やらが詰まった優雅なホテルなのだ!
見捨てられない……。
坂山は思い立って自分の鞄から銀行の通帳を取り出した。先月までの振込額を眺めている。
「……大した痛手じゃないわ」
「坂山まさか」
最初スチャースは冗談だと思ったが、坂山の覚悟を決めた目を見て嘘じゃないと分かった。
「いや確かにできなくはないが」
「スチャース、まだ日本人が武将と呼ばれていた時代はご褒美に土地を与えたのよ。たかが四十万前後、楽勝よ」
見ればのぼるも目を輝かせているではないか。
「後になって後悔しても私は知らないぞ」
「私の辞書に後悔の二文字はないわ。それに、私こういうお金の使い方好きなのよ。貯金して貯金して自分が本当にしたい事に一気に注ぎ込むの。周りをびっくりさせるくらい大きなお金を使ってね」
「変わった使い方だな」
「よく言われるわよ。でも迷惑は誰にもかけてないでしょ」
スチャースはあんまり納得が行かないながらも反論は諦めた。ちょっと頭脳があるだけの犬型ロボットが、他人のやり方にケチをつけて止めさせるのは見合わない。
「せっかくだからゲストも呼ぼうかしら」
そして坂山の計画は止まらない。ノボルも楽しげに後に続いている。
なるほど、スチャースは納得した。自分が楽しんで計画するからこそ他人も楽しませることができるのだ。
解説
●目的
色んな人との交流で絆を深めたり、パーティを楽しんでくれると嬉しい。
とにかく一人一人が楽しめれば。
●会費
スターコイン1000円。
●概要
作戦に参加したエージェントだけでなく、そのエージェントの友達の参加も考慮に入れている。リベレーターで作戦に参加できなかったメンバーや、ただ単に楽しそうだから参加も歓迎。なるべく多くの人達に参加して欲しいと主催者の理念だ。
一日目には以前からドミネーターシナリオに関わってくれていた「斎藤 綾」、「クォーター」も参加する。こういう機会じゃないと滅多に話す機会がないから、もし知りたいことがあれば話してみると良いだろう。
一日目と二日目、二回参加も問題なし。
●一日目会場
洋食のバイキング。ステーキやサラダ類、スイーツが充実している。お酒も飲み放題だが、決して未成年者には飲ませないように。
お酒の種類も豊富でビールからカクテル、ノンアルコール、ワインも揃っている。
部屋には一つの丸い机に四つの椅子があり、そのセットが並べられている。部屋の右側にはカウンターがあり、そこでお酒等を注文するようだ。料理は厨房から直接運ばれてきている。
バルコニーには主催者オススメのプールがあり、皆で遊ぶのも楽しい。海を見ながら楽しめる。夜にはライトがつき、ロマンチックさを演出。今まで胸に秘めていたことをここで言うのも、綺麗な夜景が歓迎してくれるだろう。
プールには道具の持ち込み可。
会場にはリード付き限定でペットの同伴も許可されている。
食事を早々に終わらして今後の対ドミネーターに対する作戦を立てるのも一興。ドミネーターに対する質問や今後の予定等、色々な真剣な話もできれば良い。坂山に対するお願いもあれば、何でも聞いてくれるだろう。
マスターより
※当MSはアドリヴ成分が多めです。
ホテルの相場を調べるにあたって高級なホテルはどれくらい高いのか見てみたのですが、本当に百万円代があるんですね……。部屋を見てみると、それはもう「ああ、これは百万円いくわ」って納得のいく風貌でした。
実際泊まってみたいなぁと思いつつ、でも百万円出すならパソコン欲しいなぁなんて別の欲が出てます。
高級ホテル……一度は泊まってみたいものです。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/11/17 19:41
参加者
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最終発言2017/11/08 16:06:54