本部
夜町、迷路イズム
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 12人 / 4~12人
- 英雄
- 12人 / 0~12人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/04/06 15:00
- 完成予定
- 2017/04/15 15:00
掲示板
-
選ぶのは世界か、それとも…
最終発言2017/04/06 03:16:57 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/04/06 07:01:16
オープニング
● 微睡、揺蕩う、思考のはざまに。
まどろみは森を歩いていた。
その体は愚神と呼ぶには華奢で、それでも足取りは確か。
険しい坂道、けもの道を一心不乱に上っていく。
やがて苔の生えた石畳、ひび割れたアスファルトが見えるようになり。
脇に朽ち果てた民家が並ぶようになった。
折れた電柱。割れたガラスの民家。
そして、見あげるほどに長く続く神社の、石階段。
まどろみはそれを駆け上がり振り返る。
朽ち果てた村が、そこには逢った。閉ざされ今は、誰も立ち入ることのできない町。
そのまどろみの背後で何かが唸る。森の向こうに邪悪なものが息づいていた。
● 夜の街、夜で待ち
ここは十波町。世界の九割が水で支配された中にぽつりと浮かぶ田舎町。
今日はこの町でもめでたい日だった。
選ばれたもの達が宇宙へ旅立つ輝かしい日。
まるで星々も皆を祝福するかのように明るく、色とりどりに輝いていた。
誰かが言った、この世界の端の端から、闇の軍勢が攻めてくる。
彼らの進行が本格化する前に、星々の連合から人を出して大きな防衛部隊を作り上げる必要があるのだと。
だから君の大切な人は空に向かうことを決意した。
この世界を守るために、あなたを守るために。
けれど、星の海へ旅だったら、次にいつ会えるか分からない
もしかしたらもう二度と会えないかもしれない。
君はその事実に思い悩むだろう。
もしかしたら今も悩んでいるかもしれない。
だってもし、行かないで。そう言って彼がここに残った場合、世界が滅ぶかもしれないんだ。
そうまでして隣にいてもらっていいのか。
そんな風に思い悩むことは沢山あるのだろう。
けれど君は気付く。まだ思いを伝えていないことに。この胸の想いを伝えていないことに。
伝えないと。そう君は走り出した。窓から飛び出して、裸足でコンクリートをかけよう。
道しるべは星々の輝き。
これは大切な人に大切な言葉を伝えに行くための物語。
だけど、どんな物語にも主人公を阻む憎いやつというのはいる者なんだ。
君たちの目の前に、フードの本を抱えた男、まどろみが現れる。
「君たちの想いを試そう」
そう短く告げると、まどろみはこの世界を作り変えていく。
迷宮に。
壁がせり上がり、家が大きくなり。空は遠くなり、あの人の声が遠くなる。
「世界は彼らを望んでいる。世界の糧に、英雄に慣れる彼等、彼女らを君のためだけに消費するというのならば、それだけの想いを見せて見たまえ」
● また、まどろみ
今回の舞台もまた、架空の町『十波町』です。
そろそろまどろみの存在も有名になってきたのでPL情報ではありません。
そしてここは架空の都市です。
山の方には神社と学校。海と隣接していて、小さな港があり。繁華街にはカラオケやコンビニといった最低限の施設がそろっています。
そしてここはケントュリオ級愚神まどろみの作ったドロップゾーンで。
今回は明るい夜の街です。今回記憶の封じ込めはありませんが、謎の記憶が挿しこまれています。
これには双パターンあります。
パターン1(攻略組)
それは今夜、あなたの大切な人がほしの船に乗って宇宙へ旅立たなければならないという事実。
この大切な人とは、能力者にとっての英雄かもしれませんし。英雄にとっての能力者かもしれません。
もしかしたら恋する別のリンカーかもしれません。
さらにはもうこの世界に存在しない、記憶の中だけのあの人という可能性もあります。
それは自身で選択してください。
パターン2(待機組)
あなた自身が星の海に旅立たなければならないという記憶です。
この宇宙の向こうにはあなたの大切な世界を壊そうとする暗黒の軍勢がいて、それを倒すために宇宙に向かわねばなりません。
ただ、あなたを追ってくる誰かの存在も感じており、その誰かに対して迷宮を操作しアプローチをかけることができます
ちなみに、このシナリオにおいて、宇宙に旅立つと邪英化するので気を付けてください、難易度は高くないので、ないとは思いますが。
● 迷宮について
この迷宮、普通に走っていても出口にはたどり着けません。
なのでその思い出道を切り開く必要があります。
攻略側は迷宮に対して、下記のアプローチをとれます。
*攻略組が可能なアプローチ。
・扉
ワープ可能な扉を生成します、扉をくぐるとあの日の思い出が再生されます。
あなたと、空にいかせたくない対象者との何らかの記憶です。
あなたとその人を結びつける確かな記憶が、あなたをあの人の元に導きます。
その記憶再生後。先ほどよりあの人に近い場所に飛ばされていることでしょう、さらに迷宮攻略を続けてください。
・壁を壊す
あなたの純粋な感情が壁を壊します、あの人へひた隠しにしていた思いだとか、まだ言い足りないこと。わがままな思い、懺悔。
なんでもいいです、あの人に対して思いの詰まった言葉なら、迷宮を容易く破壊し、先に進めることでしょう。
・道しるべ
あなたがあの人を思う気持ちで迷宮に道しるべができます、星が導くかもしれないですし、光の道かもしれませんし。あの人の声が聞こえるかもしれません。
これはあなたのあの人に対する思いが強ければ強いほど、導きは増します。
具体的にはなぜあの人のことが大切なのか、なぜあの人のことを宇宙へいかせたくないのか。その思いを強く復唱することです。自分の中で確認することです。
この三つの方法を重ね合わせていけばきっと船が出発する前にあの人の元へたどり着けるでしょう。
*待機組のアプローチ。
待機組は基本的に、上記攻略組のアプローチを補助することができます。
攻略組の呼びかけに応じて自分も呼びかけて見たり。回想シーンを挟むことによってより強くこちら側にまねくことができると同時に。
拒絶することもできます。
待機組は攻略組に対して念話を送ることができます。
その念話で自分の想いを伝えてあげてください。
そしてもし、あの人の想いに答えてあげて、自分もあの人に逢いたくなったのなら。自分も迷宮の中に飛び込むことが可能です。
そうなればあなたも攻略組、上記のシステムを使って、迷宮の中でうまく出会ってください。
解説
目標 誰も船に乗らない。
● まどろみについて
今回はわりかし直接干渉してくるようですが、自分の夢のルールは破れないようです。
ちなみに、NPCが船に乗ってしまった場合、その思い出を土台とした愚神が作成されることになると思います。もし戦うことになったら精神的にきついと思うので頑張って阻止してみてください。
そして今回恋愛を想定してはいますが。一応どんな愛の形でも対応できると思います。
友愛、親愛、純愛。家族愛。大切な人が遠くに行くのは辛いですよね。
絶対に離れ離れになりたくない、という思いを込めてプレイイングを作成するとよいかと思います。
また、英雄と能力者で分かれることも可能ですが。
1PCを三人のPCで目指すなんて言うのも面白いかと思います。
今回は自由度が高いので難しいと思いますがよろしくお願いします。
マスターより
今回はキラキラとした明るい世界感でお届けしたいと思います。
最近ドロドロしたものばかりでしたので、と言っても感情表現が入ってくるので、入る人を選ぶかと思いますが。
可愛く、煌く皆さんを描けたらいいなと思います。よろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2017/04/13 21:00
参加者
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選ぶのは世界か、それとも…
最終発言2017/04/06 03:16:57 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/04/06 07:01:16