本部
恋は戦争、愛は略奪
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2016/10/26 19:00
- 完成予定
- 2016/11/04 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/26 13:19:01 -
相談卓
最終発言2016/10/26 14:40:25
オープニング
●人の心を奪う魔物。
夜の都心、高架下。そこは連日夢追い人のミュージシャンがあつまって。ちょっとしたライブ会場に変貌する。
今日もそうだった。ライブ告知を聞いたファンの面々が続々と集まり出すと。
『瀬尾 柊』はギターを片手にファンに囁いた。
「今夜も集まってくれてありがとう」
マイク片手にスピーカーに腰掛け、けだるそうに観客を見つめる柊。
「そうだ、こんどメジャーデビューが決まったんだ、ここにいるみんなに最初に聞いてほしくて黙っていたけど。これもみんなのおかげだ」
どよめく観客たち、複雑な思いが胸にあふれるのだろう。
成長が嬉しいような、遠くに行ってしまうような複雑な気分なんだろう。
だが今は一緒に楽しむことにした、この最後の高架下ステージでの演奏を。
「愛してるぜ、みんな」
その時だ。不思議なことが起こった。
不自然に、その言葉が空間に響いたのだ。まるで何かの魔力を持っているように甘く切なく響いた。
そしてその言葉を受けた観客たちは普段と違う反応を見せた。
「キャー、柊、愛してる!!」
「うおおおお! 柊愛してるぜ!」
「は?」
おかしかった、柊のファンはこんな盛り上がり方をする人たちではない。
柊の音楽は、者悲しく切ない、酒を片手に噛みしめる系の音楽なのだ。
今までライブ中にこんな風に騒いだことはなかった。
「いったいなんで……」
その問いに答えられるものが一人だけいた。
興奮の絶頂にある観客の中にあって一人だけ理性を保っている者。
『陽下 真昼』が狂っていく人々を見て微笑みを浮かべた。
● 出動、愛を刈り取れ。
上記異常事態は実は高架下だけではなく、都内全域で発生した。
異常事態とは、住民たちが極度の興奮状態に陥る症状だ。
この異常事態のせいで徐々に死んでいく都市機能。このままではまずいとH.O.P.E.に調査と対策の白羽の矢が立った。
「あの愚神の力でなく、このドロップゾーンのルールみたいね」
調査結果の報告に駆り出されたのは遙華である。
「ドロップゾーンのルール?」
オペレーター春香は遙華に問いかける。
「調べたところ、都内に愚神の反応はなかったの、ただ広域にドロップゾーンが展開されているわ。このドロップゾーン従魔を生成する能力はないみたい」
「よかった……」
春香はほっと胸をなでおろす。
「ええ、ひとまずこれから従魔が召喚されて大参事なんてことはないわね。その代りその力の弱さのおかげでプリセンサーに察知されなかったともいえるけど」
「力が弱いって、そんなに?」
「ええ、具体的には人の感情を高ぶりやすくすることと、一つのルールを設定を設定すること」
「どんなルールなの?」
緊張滲む声で春香が問いかけると、遙華は一つ頷いて答えた。
「このゾーン内部だと、極端に惚れっぽくなるわ」
「惚れっぽく……」
春香は頷く。
「ええ、そして惚れてしまうと疑似的な洗脳状態になるわ」
「洗脳状態……」
春香の顔が今度は青っぽく変わった。
「それじゃあ、あのゾーン内に入ったリンカーたちは……」
「ええ、惚れっぽくなるわ」
「…………、なんでそんな面白空間……」
「目的がよくわからないけど、ただ一つ言えるのはほっといたら大変なことになるってことだけね」
「ああ! そう言い忘れてけど、このゾーン前頭葉の機能を弱める効果があるみたい」
「それってどういう……」
「つまり理性がそもそもきかなくなる……」
「理性が……」
春香は頷く。
「つまりお酒に酔った状態、人にかなり気を許した状態。人に気を使えない状態になりやすいわね」
「意外とこのゾーン、ルールが盛りだくさんだったね……」
「ええ、盛りだくさん、こんなルールが盛りだくさんのところにみんなを放り込むのはとても気が引けるけど、頑張って調査と原因解明をお願いね」
● 都心の状態。
現在都心には大きく分けて三つの問題が発生しています。
・交通の乱れ バスや電車などが全く機能していません。
・人の流れ 多くの人間が固まって移動しているため調査に支障が出ます
・ジゴロの存在 むやみやたらに告白を仕掛けようとして来る存在がいます。男女共に存在するので注意が必要です。
●ゾーンルール。--------------下記PL情報------------------
このゾーンは常時不思議な歌が響いており、そのせいで人間の脳機能を狂わせます。基本的に英雄には効果はありませんが、なぜかゾーンルールに侵されてしまう英雄もいるようです。
ではゾーンについて細かく説明します。
1 ゾーン内部では理性が利かない。および興奮しやすい。惚れっぽくなる。
2 ゾーン内では『告白』が強い力を持つ。
3 このゾーンはとある人物を中心に動いているようである。
このPL情報はリンカーがゾーン内部で収集した情報として扱って構いません。
つまり出発前はわからなかったが、出発直後に調査で分かったこととして扱ってください。
-------------------------------ここまでPL情報-----------------------
・『告白』について
このゾーンでは、相手に大好きな気持ちを伝えるとその人物を『トリコ』にすることができます。
『トリコ』とは半永久的に洗脳状態になるBSステータスです、ケアレイで回復可能です。
『トリコ』になると基本的に告白者の言うことを聞いてしまいます、また、純度100%のデレ状態になります。
問答無用です、ツンデレも、ダルデレも、ドロデレもヤンデレも許されません、デレデレ状態です。
では告白方法について説明しましょう。
・『告白』ルール
対象に『告白』することによって虜にすることができます。
告白に対する抵抗力は特殊抵抗が高ければ高いほど成功しやすいです。
また告白方法によって感情傾向分のボーナスを得ることができます。
また、『トリコ』の数が多いほど告白判定に成功しやすくなります
●告白方法
ここに告白のモデルケースを記載します。
基本的には感情傾向の●●を使ってこのように告白するという風に書いていただけるとボーナスが入ります。
その方向に性格傾向が傾いていると多くボーナスが入ります。
・『壁どん告白』 攻撃
乱暴に対象を壁に押し付けて告白します。
・『歌唱告白』 感情
好きな気持ちを歌にのせて伝えます。
・『誘惑告白』 恋愛
異性の魅力で誘惑して告白します。
解説
------------------------下記PL情報-------------------------
目的 『陽下 真昼』をほれさせる。
都心の状態を考慮して真昼を発見し惚れさせましょう、
ちなみに彼女をトリコにできるものがいなくなった場合この任務は失敗です。
● 『陽下 真昼』について。
女 26才 職業 グロリア社秘書
グラマラスな体系と、なびく金色の髪。フランス人とのハーフらしい。
両性が恋愛対象で、どっちかというと女の子が好きらしい。
この恋愛空間(ドロップゾーン)はお金で買ったと供述している。
人が集まる場所が好き、また可愛い少女に目がないようだ。
また、このドロップゾーン内では男も女も告白合戦で負けなしなので、かなり自信を持っている要する。
そしてシナリオ開始時点では彼女がどこにいるかはわかりません。
ただヒントをOPや解説にちりばめたので、彼女を探すなりおびき寄せるなり作戦を立てていただければと。
------------------------ここまでPL情報-------------
マスターより
こんにちわ、鳴海です。
今回は恋愛シナリオということで、鳴海初めてなのですが。
なんというか、こんなのしか思いつかなかったです。
リプレイ内部は甘酸っぱくできるように頑張ります。
それではよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2016/11/03 11:22
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/26 13:19:01 -
相談卓
最終発言2016/10/26 14:40:25