本部
御秋祭
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 12人 / 5~15人
- 英雄
- 12人 / 0~15人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/11/20 07:30
- 完成予定
- 2015/11/29 07:30
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/11/19 22:02:23 -
【相談】お祭りだ!
最終発言2015/11/19 23:48:12 -
【質問】教えて坂山さん
最終発言2015/11/19 20:20:53
オープニング
●御秋祭
夏は故郷に帰り、冬に出番を譲る間の仲介人として秋が紅葉を散らしながら風を人々に届けている。秋の役目もそろそろ終わりを告げようとする時、その町F市では秋の終わりが告げる時期事を「御秋ヶ宵(おんしゅうがよい)」と呼んでいる。
F市独特の風習で、春夏秋冬様々な季節がある中特別に秋だけお祝いをするのである。
今でこそこの町は栄えているが、第一次世界大戦が始まる前は見晴らす限りの田舎町であった。町民全員が農業を営んで生活しなければならないほど追いつめられていた時に起きた戦争。戦争で使用された化学兵器が地域汚染の切っ掛けに繋がり、農業の断念を余儀なくされていた。
農民が集って会議を行う会、農民会では東京に住むという提案が出始めていたが空襲等による被害を恐れ中々行動に出にくい……。全く将来の検討が終えられないまま日々を送っていたが、ある日神様が農民の一人に知恵を授けたという。
知恵が授けられた一人の男は他の人々の言葉を尻目に、知恵を実行するために行動を起こし続けた。仲間の協力もあり、その知恵を実行すると、どこからともなく人が集まり始め戦争の影響で寂れた田舎町が立派な変化を遂げていったのだ。
――という伝説がF市にあり、農民が知恵を起こした時期が秋だという事が分かっているという経緯がありお祝いをするのだった。
「御秋祭」オンシュウサイと呼ばれるが、この祭りこそ神様から授かった知恵だとされている。
●小さいが、それもまた伝説
毎年、恒例行事で行われてきた御秋祭だが、今年は中止になる可能性がF市民の話題として盛り上がっていた。
昨月の話だが、F市では教員が教員を無残な方法で殺害するという事件が発生していた。その教員は今は捕らえられたものの、F市民の不安は拭いきれていない。
「あの先生が捕まった事は分かるんだけど……。でも、ねえ。不安だわ」
「怖いわよねえ」
どの井戸端会議に混じっても似たり寄ったり。
中止になる原因はそれだけではない。お祭りは町内会の人々が準備しているのだが、要するに若手不足なのだ。平均年齢は七十代前後で、昨年には多くの人が同時に止めていった。寿命だったのだ。
「――確かにそう聞くと中止になるかもしれないけど」
町内会会議に顔を出し、中止をやむを得ないといった状況に頭を垂れている会員の前で声を出したのは坂山(さかやま) 純子(じゅんこ)だ。彼女は昨月の事件で逮捕された教員の親友である。
「でも先月の事件は深刻なトラウマを子供達に植えつけたはずよ。トラウマを消し去る事はできなくても、お祭りを開けば子供達も心から楽しめて事件の事を忘れる事ができるんじゃないかしら」
「全くだと思う」
会長が目頭を指で抑えながら頷いた。
ところで坂山は事件のあった学校の教員ではなく、別の所の教員だ。
「親が子を思う気持ちは年々増している。事件のあった学校の近くにある公園で祭りを開催して不安がって誰も来ないのは、想像しなくても分かる」
祭りは公園で行われる催しだった。学校のグランドに相当する広さを持つ公園だが、遊具はほとんど撤去されている。
「人手不足もあるだろう。私とて何もしなかったわけじゃない。学校の職員や地域の若い人たちに聞いてみたが、協力者は最大でも二人。これじゃあ開けない」
「大丈夫。親の不安と人手不足、どっちもすぐに解決する方法があるから」
「ふむ。勝算は?」
「あるわ。一石二鳥どころか一石三鳥。彼らもお祭りに参加してくれればもっと盛り上がるに違いない」
「……それなら、祭りの主導権は君に授けよう。私も、皆も最大限の協力はする。……ッふふ、私はどうして君がここまで祭りに精を出しているのか知っているから、熱意のこもった君に一任するというのだ」
会長は他の会員に承諾を求める目配せをして、一人一人見終わった後最後に坂山と目を合わせた。
「任せたぞ」
「頑張るわ。このお祭りを成功させて、また伝説を繰り返すのよ」
●準備開始
オペレーターから依頼を受けたあなた達はF市の会館に向かっていた。オペレーターからは「今回の依頼は、役目が終わったら思い切り楽しんでください」の趣旨を込められた言葉を得ている。
入ってみると、長い髪を後ろに束ねた女性があなた達を迎えた。
「来てくれてありがとう。早速私から色々説明させてもらうわ。こっちにきて」
彼女はあなた達を、人数分座布団の敷かれた和室まで案内した。
解説
●目的
お祭りの準備を手伝う事。そしてお祭りを楽しむ事。
●坂山からの指示
祭りの主催者である坂山は、あなた達に下記の事を指示します。尚、下記の指示を達成するための方法は教えません。やり方はリンカー独自のやり方とします。
・テントの組み立て、及び運搬。(計三十個)
・物の買い出し (後述)
・屋台担当 (後述)
・子供向け屋台の準備 (後述)
●物の買い出し
十万の予算で様々な物を購入してください。例えばイカ焼きやたこ焼きに使う食材や、射的やくじ引き等の景品です。
以下におおよその値段を示します。
・食材類値段 50円~120円まで。
・景品類値段 500円~3000円まで。
何を何個買うかはあなた達にお任せします。購入する個数の参考として、予想祭り参加人数は百人前後です。
上記に書かれている物以外でも思いついたら購入しても構いませんが、予算オーバーした場合自費となります。
●屋台担当
お祭り中、下記屋台のどれかについてください。シフト制で、必ずしも全員が出る必要はありません。
・焼きそばを焼いて売る屋台 (一名)
・射的 (一名)
タイムテーブル
・17時~18時
・18時~19時
・19時~20時
・20時~21時
●子供向け屋台
小学校が近くにあるので、よく子供が遊びにきます。そこで、無料で遊べて手作りの景品がもらえる屋台を作成しています。
ペットボトル、ダンボール等簡単な物を使った輪投げや的当ての作成準備です。また、あなた達から他にも遊べそうなゲームがあれば提案しても構いません。
●補足
祭りは17時から21時にかけて行われます。20時から21時にかけては花火大会が行われ、手持ち花火で遊んだり遠くから打たれる大きな花火を鑑賞します。
片付けは後日、有志が行いますのであなた達は準備だけで構いません……と坂山から。
質問は全て坂山まで。
マスターより
エージェントの皆様方、いつもお疲れ様です。
今回は戦闘シナリオとは一味違ったシナリオです。今まで映画シナリオを除いたシナリオで、日常物を作った事がありませんでしたので私自身和やかなシナリオを作りたくなりました。
お祭りです。お祭りといえば色々な屋台がありますが、皆さんはどの屋台が一番好きでしょうか。
ちなみにこの御秋祭、やっている事は普通のお祭りと変わりません。
ところで、F市はかつて私のシナリオの舞台となっています。http://www.wtrpg0.com/scenario/replay/434 こちらです。もしよろしければご覧になってみてはいかがでしょうか。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2015/11/27 18:31
参加者
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【質問】教えて坂山さん
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