本部
たまには宴でひと時を
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/12/14 15:00
- 完成予定
- 2018/12/28 15:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
【質問板】
最終発言2018/12/12 16:59:27 -
パーティの相談だよ
最終発言2018/12/14 11:10:25 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/12/13 10:47:32
オープニング
「カオル! 少し休憩しない?」
今日のスイーツとティーセットを手に、レーナ=ネーベルは事務所の相方に声を掛ける。
振り返った徳村馨は、レーナの手元を見てパッと顔を輝かせた。
「うわぁ、今日のスイーツも美味しそう!」
「でしょう? 作り方、ネットでたまたま見つけて作ってみたの」
トレイに載っているのは、色とりどりのフルーツタルトだ。
直径5センチほどのものが数種類、皿に並べられ、ティーカップからは紅茶が湯気を立てている。
馨は、急いで手を洗い、応接用のローテーブルへ移動した。
先頃の世界蝕のことは、馨も知っている。しかし、非戦闘要員の馨にできることは限られていた。だからこそ、やれる仕事はしっかりとこなしたい。
その為にも息抜きは必要だ、という言い訳が脳内で終了すると、目の前のスイーツに思い切り笑み崩れる。
「いっただっきまーす♪」
「はい、どうぞ」
定番の苺タルトにかぶりついた。
「んー、美味しーい」
「そう? よかった」
「あっ、後でSNSに載っけないと!」
ミルクティを啜りながら、馨はスマホを取り出した。
「あ、そうだ。レーナ。H.O.P.E.からこんなメールが届いてるの。勿論、ちゃんと確認したから本物よ」
はい、と写真を撮る前に馨は自身のスマホを差し出す。
レーナが受け取ってみると、そこには、いつも馨の上げるレーナのスイーツの写真を見ている事と、来る12月某日、日本でH.O.P.E.支部主催のパーティーを開くから、スイーツで花を添えてくれないか、といった事が書かれていた。
●
二度目の世界蝕が起きて以来、H.O.P.E.内部も、どことなく緊張感を孕んだ日々が続いている。
そんな毎日に相応しく、この日持ち込まれた案件は――
「……パーティー?」
「うんっ、やりたい!」
「……やりたい??」
とある能力者は、自身の相棒である英雄が示したポスターに、眉根を寄せた。同時に、思い切り首を傾げる。
ポスターのタイトルは、『パーティー開催!』だ。
だが、『パーティー』の前に何も付いていない。
12月という時節柄、一般人はクリスマスやら忘年会やらのイベントごとが多くなる時期だ。しかし、そういうイベントごとのタイトルが何もない。ただの『パーティー』だ。
しかも、その下にはこう続いている。
『コンセプトは自分たちで決めましょう。
但し、実際に開かれるパーティーの内容は、ただのドンチャン騒ぎです。
それがクリスマスのつもりでもいいし、忘年会のつもりでも構いません。
広めの会場を一つ借り切りますので、自分たちで企画して下さい。
立食パーティー、ダンスパーティー、仮面舞踏会、ビンゴゲームなどを催しても面白いかも知れませんね。
企画から準備から、全て自分たちでやって、リフレッシュしませんか』
なんて、なんて平凡で、楽しそうな企画だろう。
世界蝕? それが二度目ですが、何か? てゆーか、何それ、美味しいの? と息抜きを通り越して気が抜けそうだが、英雄は頓着しない。
「でも、ここに貼ってあるってコトは、やってもいいってことだと思うけど」
英雄の言う「ここ」とは、目の前にあるH.O.P.E.支部の掲示板だ。
「でもなぁ……」
「差し迫った用事や、案件がなければ、参加してちょうだい」
背後から掛かった声に振り返ると、この支部在勤の女性オペレーターが立っている。
「いいんですか?」
「ええ。こういう状況だからこそ、気分転換も大切よ。プリセンサーにも聞いて、近々に、その会場や周辺でおかしなことが起きる気配がない日を選んで貰ったの」
「……でも……」
尚も躊躇う能力者に、オペレーターは微笑して小首を傾げた。
「ねえ。泳ぐ時って、あなたどうしてる?」
「へ?」
いきなり話が飛んだような気がして、能力者は顔を上げた。
「ど、どうって」
「ノンブレスで永遠に泳いでいられる?」
重ねて問われて、能力者は無言で首を振った。流石に無理だ。
息を止め続ければ、いずれ死んでしまう。
「息継ぎできる時にしておくのも必要よ? まあ、あなたが必要でないと思うならそれでもいいけど」
じゃあね、と微笑んで、踵を返し掛けたオペレーターは、「あ、そうそう」と言って顔をこちらへ向ける。
「当日は、欧州支部の徳村馨さんと相棒のレーナさんも来てくれるらしいわ。彼女のスイーツも振る舞われる予定よ」
「徳村さんとレーナさん?」
能力者は首を傾げた。
名は聞いたことがある。ひょんなことで、H.O.P.E.の一員となった二人だ。
「その写真のスイーツね。レーナさんのお手製なのよ。SNSにアップされていたのをプリントアウトしたの」
オペレーターが指さした写真には、それは美味しそうなチョコレートケーキが写っている。
「当日は、ポルボロンを作ってくれるらしいわ」
歌うように付け加えると、オペレーターはその場を後にした。
解説
▼目的
息抜きがてらのドンチャン騒ぎ。
▼会場
H.O.P.E.が押さえたパーティー会場
▼概要
・参加者が企画したパーティー。
OPの通り、名目は何でもよい(例:クリスマス、忘年会など)。
とにかく飲んで食べて、楽しむことが目的。
・会場の準備飾り付けや、料理等も自分たちですること。
(例:パーティー中の調理・給仕係を交代制にする、などしても可)
・準備の為に、七時から会場入りOK。
・格好等も自由。
・パーティー中にイベントを催すのも可(例:アイデアスイーツ対決、ビンゴゲームなど)。
▼登場NPC
■徳村 馨…『小トリアノンでティーパーティーを』他に登場。ひょんな事からH.O.P.E.に就職。
今は、欧州の城で観光促進を担っている。
■レーナ=ネーベル夫人…馨の相棒である英雄。中世ヨーロッパ貴族夫人風の女性。
※能力…霧を発生させて、特殊な空間に標的を誘い込む事ができる。普段はこの能力を制御し、観光の目玉として活用中。
結界の内部を把握する事も可能。
▼その他
・今回、事件らしい事件は起きない想定です。
休日の宴をお楽しみ下さい。
・パーティー中のイベントは、例に挙げてある以外の物でも構いません。
余りにこういったパーティーの催し物から外れている等がなければ採用致します。
ご自由にプレイングにお書き下さい。
・言うまでもないとは思いますが、未成年PCの飲酒・喫煙シーンはご遠慮下さい。
マスターより
お久し振りです。和倉眞吹です。
十月、家庭内で緊急の突発事態に見舞われ、やむを得ず暫し休みを頂いておりました。
大変申し訳ございませんでした。
今回は、クリスマス・忘年会ごった煮のようなドンチャン騒ぎ日常シナです。
好きに騒いで下さいませ。
よっぽど何か、外れている等がなければ、基本的には採用致します。
いつものように、マスター自己紹介と告知欄を熟読の上、ご自由にプレイングにお書き下さい。
皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
リプレイ公開中 納品日時 2018/12/23 19:40
参加者
掲示板
-
【質問板】
最終発言2018/12/12 16:59:27 -
パーティの相談だよ
最終発言2018/12/14 11:10:25 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/12/13 10:47:32