本部
暗夜に染まる外なる森
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 7人 / 4~12人
- 英雄
- 6人 / 0~12人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/08/14 12:00
- 完成予定
- 2018/08/23 12:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/11/16 10:47:25 -
相談
最終発言2018/08/14 11:10:47
オープニング
●汚染された大地
数週間前、宇宙から飛来した隕石が地球地表に突き刺さった。
その隕石は直径100Mほどなのにもかかわらず、地表がえぐれるだけですみ、大した被害は出ずに済んだ。
しかしだ。
その宇宙は膨大な霊力の塊で霊石の外郭に包まれたそれは愚神の箱舟であることが判明した。
なぜわかったか。
中身がなかったからだ。
その隕石はまるで卵の殻のように外角のみ霊石で構成されており。中がすっぽり空洞となっていた。
そう、空洞。
発見された直後から殻の中には何もなかった。
何も。
中に愚神が、おそらく愚神が。
……入っていたはずなのに、なぜ。
その結果はすぐに得られることになる。
事幸いにして、それは町や、村と言った人里を襲ったものではなかった。
ただ、それは生命多き森に牙をむけた。
森が変異する、外来種により汚染される。
先ず最初に気が付いたのは現地人だった。
ライフルを背にかけ、ガンベルトには弾丸を沢山。新鮮なシカ肉を食べたいがための行動だった。ここの鹿は元気な分赤みが引き締まっていて美味しい、余った肉は燻製にして。
そう取ったシカ肉を解体した後の事を考えながら草木をかき分け進んでいるとさっそく獲物を発見した。
まだ小鹿。母親とはぐれてしまったのだろうか。
その男はいったんあたりを見渡すと思い直す。
母親がいたとしても、心配して駆けつけてきたところを撃ち殺せばいい。
そう舌なめずりしてライフルを構えたとたん。猟師はプロにあるまじき行いをしてしまった。
踏みしめた足が、木の葉の下の枝を踏み砕いてしまった。
森に響く異音に異変を感じ取って耳をピンっとたてて警戒する小鹿。
あたりを見渡すとやがて猟師に気が付いたのかその一点を凝視する。
ばれた、そう猟師は内心慌てつつ、この失敗をリカバリするためにゆっくりと弾丸を装填。サイトを覗く。
その銃口を眉間に合わせる、しかしその時新たな違和感を猟師が襲うのである。
一向に小鹿は逃げるそぶりを見せない。
それどころかこちらを見て。口角を釣り上げている。
鹿が、笑った?
次の瞬間鹿の頭が真っ二つに裂けた。その裂けた頭の奥にぎらつく片眼と大きな口。
まるで金属をこすり合わせるような奇声をあげそれは男に襲いかかった。
悲鳴が、骨の砕ける音が、肉のさける音が、長く、長く響いていた。
それが発覚したのはその猟師が肩につけていたカメラの録画映像から。
森の生物の異形化は、やはり近くに落ちた隕石の……愚神の影響だろう。
そして子の異形化は森全体に広がっていると思われる。
それはなぜか。
このデータを回収する際に警察が出動したのだが、その警官たちが見たのだ。
哀れ犠牲となった猟師、その食い散らかされた体に無数の目が浮かんでいたこと。
その目を中心に人型の何かが、こう、浮かび上がってくるような、生み出されるような、とにかく突出した物体がわらわ等と、産声のような悲鳴のような声をあげながら、猟師の男。その肉体から湧き出ていたからだ。
H.O.P.E.はこれを受けて森を閉鎖。リンカーたちの出動を要請した。
● しかし状況は悪い
今回の任務、森を封鎖したはいいが、状況があまりに危険なために事前調査が行えなかった。
なので、現状この森全体を焼却する以外に手はないと思われている。
実際H.O.P.E.もこれ以上犠牲が出るくらいであれば焼却してしまった方がいいと判断した、ミサイル兵器による爆撃、それを行おうとした矢先H.O.P.E.に一つの報告が飛び込むことになる。
森に少女が入ったという報告だった。
●下記PL情報
今回の任務は変異してしまった森に入り少女を連れ帰っていただくという内容です。
ただ、この状況少しおかしいです。
H.O.P.E.があたりを封鎖しているのに少女が森の中に入ることなどあるのでしょうか。
その少女とはどこから来たのでしょうか。
そう疑問を抱く方も少なくないと思います。
ただ無視するわけにもいかないので少女を見つけてください。
少女は森の中心にいます。
森の中心には異形の光景が広がっているようです。
その光景はご自身の目で確かめてください。
ただ森の中心まで行くとケントゥリオ級愚神が出現します。
その愚神は完全魔法特化型で、物理攻撃が弱点です。
攻撃は周囲にエネルギー球を自由自在に飛ばすことですが。その威力と命中精度は高いので、魔法防御職が居なければパーティの損害はすさまじいことになるでしょう。
この愚神は森の爆撃で死亡することはありません。
解説
目標 少女を見つける
今回は少女の捜索が皆さんの任務です。
ただ、森は魔窟でどこから攻撃を受けるか分かりません。
さらに少女は必ずしも連れ帰る必要はありませんし、敵は必ずしも倒さなければならないわけではありません。
・変異動物従魔
森にすむ動物たちが変異して襲い掛かってきます。
共通するのは捕食前は通常の見た目。しかし捕食する際には体が真っ二つに裂け単眼と牙が露出されます。
従魔自体の戦闘力は高くないのですが隠密性が高く、鹿やイノシシと言った陸上生物はまだいいのですが。
フクロウやリスと言った小型の生物の接近は気付きにくいでしょう。
この動物たちに出血するほどに攻撃されると托卵状態になります。
・托卵状態
変異従魔に攻撃されると一定確率で托卵状態になります。
卵は一時間程度でみなさんの肌の上で孵化し、皆さんの霊力を吸い上げながら成長します。
托卵部分を切除するか、クリアレイ等のバッドステータス回復で対処可能です。
・ディバイダー
この森の中に人型の個体が複数確認されています。
ディバイダーは人型ですが、頭が異様に小さく、体中に目がある生物です。
このディバイダーは接近戦攻撃を仕掛けてくるのですが、直接肌に攻撃を受けると托卵状態にされます。
物理防御力が高く魔法防御力は低いです。
その体は2メートル前後で、肌色なので森の中では目立ちますし、移動に気を使える知能も無いので接近には気付きやすいでしょう。
マスターより
皆さんこんにちは、今回は夏なのでホラーテイストのお話を作ってみたくて書いてみました。
テーマは西洋ホラー、ぶっちゃけゾンビもの。
サブテーマは魔法職が活躍できるものを目指してみました。
魔法職の人をメインにすえると別役職も輝きやすいのでいいですよね。
それではひんやりした物語をお届けできればと思ってます、よろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2018/08/23 06:44
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/11/16 10:47:25 -
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最終発言2018/08/14 11:10:47