本部
狂ったフリークスショウ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/06/01 22:00
- 完成予定
- 2018/06/15 22:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
質問用スレッド
最終発言2018/05/27 20:16:25 -
とにかく捕縛
最終発言2018/06/01 21:35:54 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/05/28 01:22:51
オープニング
●暗殺者の信条
シカゴ。人口だけならニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ第三の都市といえるが、その一方でヴィランの巣窟という一面も抱えていた。禁酒法の敷かれた1920年代、シカゴを賑わわせた伝説的なヴィランの名は、最早知らぬ者の方が少ないだろう。彼も今や過去の人物であるが、彼が率いたヴィラングループは分裂を続けていき、今や数百の大小さまざまなグループにまでなったと伝えられている。
だから、シカゴの夜を無警戒に観光客が出歩くのはいけない。あっという間にナイフに銃を突きつけられる。
屈強な男に腕を掴まれた一人の少女が、路地に無理矢理投げ出される。よろめきながら起き上がった少女の首筋に、ナイフが突きつけられた。
「お前、日本人か?」
Tシャツの胸元を泥で汚した、黒髪のショートカットの少女。彼女は透き通るような蒼い眼で三人の男を見渡し、小さく頷く。一人の男はニヤリと笑うと、さらに少女へ詰め寄る。
「なら金持ってんだろ。全部出せ」
「金なら出しますよ。でもその前に少し聞きたい事があるんですが」
流暢な英語で少女は応える。冷静そのものの声色で、ナイフを握る手をそっと押さえて少女は立ち上がった。男三人を前に一切怯える様子を見せない少女に、男達は一瞬ぽかんとなる。
「“アイアンレッド”について、何か知ってます?」
アイアンレッド。その名前を聞いた瞬間、男達はさざ波のように揺れた。
「黙っとけ、このメスガキ!」
その揺らぎを隠すように、男は唸って少女へ襲い掛かろうとする。しかし、少女は素早い身のこなしで男を地面に捻り倒すと、空手の構えを取って男三人に向かい合う。
「ったく。あんたらの為にもなるってのに……やっぱり最初っから締め上げた方が良いか」
少女――澪河 青藍(az0063)は可愛げのない口調で男三人を挑発する。少女にしか見えない彼女に煽られた男三人は、眼を剥いて青藍に飛び掛かる。
「ぶっ殺してや――」
刹那、その声は途絶えた。口からは血の滴るナイフが飛び出している。急所をナイフで貫かれた男三人は、断末魔の言葉も無く倒れた。噴き出した血が、青藍のシャツをさらに汚す。彼女の目の前には、外套に身を包んだ一人の男が立っていた。その顔は、半分が鉄の仮面に覆われている。
「お……おい。何してんだお前!」
青藍は殺人鬼の只ならぬ雰囲気を見て思わず幻想蝶を手に取る。突然中から白いフレームのガイノイド――テラス(az0063hero002)が飛び出し、殺人鬼を指差した。
『青藍。こいつからライヴスを感じる!』
「……もしかしてお前がアイアンレッドか」
青藍に尋ねられると、殺人鬼は踵を返して路地の奥へと駆け出した。青藍とテラスは慌てて共鳴すると、その後を追いかける。
「待てよ!」
漆黒のプロテクターに身を包んだ青藍は、殺人鬼の消えた路地の角を曲がる。しかし、その時には既に影も形も無くなっていた。
●ブルーアイズ・ジャパニーズ
「……という事で、ヴィランを夜な夜な殺して回る殺人鬼がうろついてるから、何とかしようって事になったんです」
君達と共に任務に帯同した青藍は、彼女の“取材した”という事を手短に話す。彼女は倉庫に先回りすると、中をそっと覗き込んだ。君達も続いて覗くと、ヴィランズ二組が、何かの箱と金をやり取りしている。箱から取り出されたのはAGWだ。
「強盗するわ、女の子は襲うわ、もう何でもありな奴らですけど、それでも殺されるのを黙って良しとするわけには行きません。とっ捕まえて、司法の手に委ねてやらないと。……初撃は私が止めるので、後は打ち合わせの通りにお願いします」
そう言うと、青藍は背中に担いだアマツカゼの柄に手を掛ける。君達も次々に共鳴を終え、武器を構える。
「行きましょう。……3、2、1――」
刹那、青藍は倉庫の中へと突っ込んだ。同時に、天井から血塗られた外套を纏ったサイボーグ殺人鬼が降ってくる。青藍は咄嗟の出来事に反応できないヴィランの頭を踏みつけ、殺人鬼の繰り出したナイフを刀で受け止める。
「……どけ。全てのヴィランは、俺が殺す」
「そんなわけにいかないんだよ、これが!」
青藍は殺人鬼を斬り払うと、飛び退いて間合いを切る。フードがずれ、鉄仮面が露わになる。
「なーんか、見た事あるよね、その改造っぷりは……」
二人がメンチを切っている間に、ヴィランズは我に返る。彼等にとっておぞましい化け物が、“二人”もいる。
「アイアンレッドだぁ!」
「ブルーアイズジャパニーズもいるぞ!」
蜘蛛の子を散らすように、ヴィランズは逃げ出そうとする。倉庫になだれ込む君達と入れ替わるように、青藍はその背中を追いかけた。
「止めろってんだよその綽名ァッ!」
解説
メイン アイアンレッドを捕縛する
サブ ヴィランズも捕縛する
BOSS
アイアンレッド
全身の5~6割を機械化されたと思しき人間。ヴィランズに強い敵意があるらしく、通り魔的に夜な夜な殺傷を繰り返していた。
・脅威度
デクリオ級相当(接敵時)
・ステータス
物防、回避高め。魔防低め
・スキル
ダウンロード
→物攻の値をPC内の最大値に固定する。シナリオ開始時に発動する。
キャプチャー
→近接(物理)、単体対象。命中時一人を拘束状態とし、その間受けたダメージを拘束したPCにも与える。
ナイフ
→近接(物理)、単体対象。命中時減退(1)を付与。
ハンドガン
→遠隔(物理)、3体まで対象。
・性質
無口
→基本的に喋らない。
NPC
澪河青藍withテラス
こっそりアルター社の動静を追っていたエージェント。アイアンレッドの見た目には見覚えがある様子。
・ステータス
回避カオブレ(65/30)
・スキル
インタラプトシールド、ロストモーメント、ウエポンズレイン、零距離回避、エマージェンシー
ヴィランズ×10
アイアンレッドの襲撃で逃げ惑っているヴィランズ。放置している間は攻撃してこないが、捕縛しようとすると攻撃してくる。
・ステータス
一撃で倒せる(倒せなくてもいい)
・スキル
くらう事はまずない(くらってもいい)
フィールド
・廃倉庫
暗く、そのままではアイアンレッドの姿を視認しにくい。広さは15sq×10sq。
・コンテナ
あちこちにコンテナがうずたかく積まれ、直線行動を阻んでくる。
・開始状況
倉庫に足を踏み入れたタイミング。潜伏も二、三人なら可能。
TIPS
・青藍の行動方針は自由。アイアンレッドにぶつけてもいいし、ヴィランズ捕縛に回してもいい。
・オーバーキルに注意。機械が破壊されるとアイアンレッドの生存は極めて困難になる。
・青藍はヴィランズに何度も“軽いインタビュー”を敢行しているが、君達には黙っている。
マスターより
影絵 企我です。
青藍inアメリカな依頼はかーなーり久しぶりな気がします。多分最後のは一年以上前。
今回の青藍は完全にJ-GUN役なので、経験値が欲しければ彼女は後方に回しましょう……ってネタが通じる人はこの界隈にどの程度いるのか。まあ彼女に斬った張ったさせても経験値は変わらないんですが……
最初期の頃は無茶な英雄に振り回されるロリ少女みたいな立ち位置にするつもりだったのに……何がどうしてこんな子になってしまったのか。
何でそんな思い出話するのかって? さあ……
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/06/07 11:45
参加者
掲示板
-
質問用スレッド
最終発言2018/05/27 20:16:25 -
とにかく捕縛
最終発言2018/06/01 21:35:54 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/05/28 01:22:51