本部
金切り声の鳥妖
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/02/09 12:00
- 完成予定
- 2018/02/18 12:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2018/02/09 08:09:54 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/02/06 00:56:04
オープニング
●駆り立てる風切り羽
「あっ、みて! とり!」
大通りの真ん中で子どもは空を指さした。白い腹と長い脚に大きな翼を生やした生き物が摩天楼の隙間を縫うように飛んでいた。
その鳥は人混みめがけて急降下し引き裂く声を上げた。猛禽の羽と蹴爪、しかし長身の胴体と頭は人間、鳥妖の従魔だった。
往来に大混乱が弾けた。人々が引き返すと、従魔がもう一匹、路上に止まっていた車を踏みつけて待ち構えていた。十字路の中心で前と後ろから逃げようとした人々がぶつかって転び、左右の道へ逃れようとした人々は更なる悲鳴を上げた。どちらの道にも従魔がいた。十字路は囲まれていた。
「みんな、逃げろ!」
「どこへ!?」
従魔の群れはそれぞれの方向から人の波を追い立て、押し留め、それらを十字路の内側へと閉じ込めていった。恐ろしい叫び声が響くたびに窓ガラスが割られ、彼らは本能的な恐怖に押されて背を向けて走らずにいられなかった。
そして、音と爪で作った籠の中にめいっぱい餌を詰め込んだ従魔たちは食事を始めた。1匹が常に上空から叫んで獲物の耳を壊して跪かせ、3匹が思うまま貪り、全員が食べ尽くすまで交代で行われた。
なすすべなどなにもなかった。動くものがいなくなると、8枚の翼が一斉に羽ばたき、それらは次の狩り場を目指した。
●包囲からの救出
「大都市の大通りに4匹の従魔が現れ、路上の人々を攻撃する事件が予知されました」
この残酷な襲撃は、その規模の大きさからプリセンサーに感知されることとなった。
「ビル群の中央にある十字路です。いわゆるスクランブル交差点で、終日歩行者で溢れています。戦闘と並行して避難も進める必要があるかと思われます」
隠れる場所は少ないが、道を塞ぐ障害物もほとんどない道路である。ひとたび包囲を抜ければ、追いかけられない限り脱出は容易だ。何らかの誘導があればより素早く避難が終わるだろう。
「従魔の能力ですが、飛行するほかは特殊な能力もなく、攻撃手段も肉体によるもののみと単純で、攻撃が届けば単体ではそれほど驚異となる相手ではありません。ですが群れの場合、特に3体以上の連携攻撃は危険です。知能も高く、弱っている仲間は狙われるでしょう。早期決着に向けた作戦を推奨します」
奇しくも街は一足早いバレンタインに活気づいているところで、夫婦や恋人たちで賑わっていた。エージェントたちが不覚をとれば、この街もまた多くの愛を失うだろう。彼らの日常は、超常の英雄たちに託されたのである。
解説
●目的
従魔の撃破
市民の避難
●現場
大都市の道路上。
ビル群と十字路のスクランブル交差点からなる大通りで、大勢の一般人が従魔に十字路の四方を塞がれ追い詰められている。
ビルや街路樹、まばらに路上駐車された自動車の他は、障害物となりえるものはいずれの道路にも存在しない。
事前に待機しておくことで、エージェントたちは十字路の中からでも外からでもシナリオや戦闘に参加できる。
●従魔
デクリオ級。
細く鋭い牙の生えた頭と尾羽の生えた胴体は人型、手足の代わりに猛禽類の翼とかぎ爪を生やした、2メートル前後の鳥人の従魔。
飛行能力を持つ。
この従魔はカバーリングを行えない。
4体の群れで行動し、空中からの一撃離脱を得意とする。驚異の排除に積極的で、戦闘が始まれば一般人よりエージェントを優先して攻撃する。戦闘に参加している従魔が3体以上なら、いずれか1体は高確率で金切り声を使用する。
・金切り声
長射程範囲物理攻撃。ダメージなし。範囲内の対象にBS:衝撃を付与する。
・急降下攻撃
近接単体物理攻撃。命中判定を2回行い、いずれかが成功していれば命中となる。
・旋回滑空攻撃
近接範囲物理攻撃。飛行状態でない対象にのみ攻撃を行う。
マスターより
どうも、長男です。
猛禽類が大好きです。
大きな翼、立派なかぎ爪、尖ったくちばし、鋭い鳴き声、どこをとってもかっこいい。
鳥と混ざり合った怪物は古今東西に存在します。
今回はいわゆるハーピィです。人間の知能に猛禽の武器、呪わしい声で鳴く魔物です。
人々を守る勇者の気分をお楽しみください。
皆様の熱いプレイングをお待ちしております。
リプレイ公開中 納品日時 2018/03/27 19:14
参加者
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相談卓
最終発言2018/02/09 08:09:54 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/02/06 00:56:04