本部
歌詞作りのための徹夜お菓子パーティ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/04/18 15:00
- 完成予定
- 2017/04/27 15:00
掲示板
-
お歌詞パーティ
最終発言2017/04/14 07:44:16 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/04/16 14:55:50
オープニング
●急募:歌詞
かしがないんだよ! 放課後の教室に響いたのは悲痛な叫び。
「ボーカルが無駄に叫ぶなよ。鍛えてる分うるさい」
黒髪の少年が低く深みのある声で言った。彼の名前は直人。とあるバンドのベーシスト。
「すまねぇ。取り乱した。……くそ、後は歌詞だけなのに……」
言いながら着席したのは椿康広(az0002)。同バンドのギター&ヴォーカル担当。
「ていうかさ、ティアラさんに頼めばよくない? 意地はってないでさー」
180cmをゆうに超える長身と垂れ目が印象的な少年が言うと、康広はうっと言葉を詰まらせる。
「喧嘩中なんだよ……」
原因は彼女の引きこもり癖を直そうと、強く説得しすぎたことだ。
「僕も一緒に謝ってあげるよー?」
康広はようやく彼の意図を察する。
「純、ティアラに会いたいんだな?」
「はは、そうとも言う」
長身の少年――ドラム担当の純は眉をハの字にしてへらりと笑った。
「今回の新歓ライブは、俺たちの結成ライブでもある。できれば自分の力で書きたかったが、もう時間がない」
去年は康広と純、そして卒業した先輩の3人でバンドを組んでいた。最初から先輩は卒業を機にバンドを去ると公言していた。それは康広の夢に同乗する気はないという意思表示でもあった。
(「友達の友達のそのまた友達」が俺とか言っていたな。あいつ、俺が初心者だってことも聞いていたらしいのに……)
いきなり教室に入ってきた初対面の同級生。その第一声は――。
(『俺と一緒に世界を目指そうぜ』か。我ながらよくOKしたものだな)
直人はため息をつく。けれど、康広の言葉を否定する気持ちはないようだ。
「それで、どうするつもりだ?」
康広と純は同時にぐっと親指を立てた。
「今度の週末、椿の部屋に集まろう。三人寄れば文殊の知恵だろ」
●徹夜作業は青春の証
「で、どうしてこうなったんだ?」
直人は問う。康広の部屋に入ると、明らかに10人以上呼ぶ準備ができていたのだ。
「俺を含め、みんな作詞は初心者だからな。3人じゃ知恵が足りないかと思って、声かけて見た」
ちなみにこれは報酬、と康広が示したのはローテーブルいっぱいに置かれたお菓子の山。
「皆、もうすぐ到着するってさ。それから、ここでバンド名も決めちまおうぜ」
テーブルに並べられる3枚の紙片。
・Rock鳴漢 (ろくめいかん)
・The mellow Dynamite (ザ メロウ ダイナマイト)
・Around the Tiara(アラウンド ザ ティアラ)
少年たちの間に視線の火花が散る。
「一人一票で無記名投票。どうだ?」
「乗った」
直人は頷く。それと――。
「新入部員を2人獲得すれば、晴れて軽音同好会は軽音部に格上げだ。いい歌詞書いて、ド派手に一発かましてやろうぜ」
「2人くらい魅了できなければ、世界は遠いしな。それにも乗った」
青春の空気は濃すぎると照れくさい。天然か計算か、純がマイペースに言った。
「ところでティアラさんはー?」
「いつも通り幻想蝶に引きこもり。出て来るかどうかは、お前と今から来る皆サンの説得次第だな」
●待ち人きたるまでの解説タイム
・Rock鳴漢 (ろくめいかん)
「康広、年末の補習三昧で頭が沸いたのか?」
「『ロックな俺たち』を表現したら、たまたま読みが一致したんだよ」
「ん~、『鹿鳴館』の末路を思うとあまり縁起はよくないかも」
「まだまだだな、純。その退廃感? 滅び感? がまたロックなトコなんだって!」
「滅び感って何?」
・The mellow Dynamite (ザ メロウ ダイナマイト)
「直人のは……えーと、どういう意味?」
「直訳すると『熟したダイナマイト』だな。転じて、『機は熟した』『俺たちはいつでも爆発できる』の意」
「意外とロックしてたな。学校では優等生のくせに」
「康広うるさい。……略称を『メロD』(メロディ)にしたらどうかと思ってな。バンドにはそういうのも大事だろう?」
・Around the Tiara(アラウンド ザ ティアラ)
「『お姫様を囲む騎士たち』的な」
「……本音は?」
「『ティアラさん親衛隊』を精一杯かっこよく言ってみたよ!」
「親衛隊じゃねぇし。どれが誰の案なのか皆にはバラさねぇつもりなんだがな。純のはバレバレすぎだろ」
「大丈夫だよ、椿。僕がティアラさんファンだってことは投票終わるまで黙っておく」
「OK。じゃ、由来については一括して俺が説明する。誰の案が通っても恨みっこなしだぜ」
解説
徹夜でお菓子パーティしながら、作詞のお手伝いをしてください。
【目標1】バンド名を決める
・由来については代表で康広が説明。その後、一人一票で投票の予定。
・名前の考案者は、PCたちには非公開。
※『待ち人きたるまでの解説タイム』はPL情報です。
・同票になった場合は、ダイスで決めます。
【目標2】歌詞を完成させる
・テーマは「始まり」「春」
・テーマに合いそうな単語やフレーズを一組につき一個以上持ち寄ってください。
※歌詞のすり合わせは康広たちが行いますので、お気軽にアイディアを出してみてください。
・曲はアップテンポで、さわやかな感じのロック。あとは歌詞をつければ完成。
・新歓ライブは4月の末、場所は高校の体育館
【話題の例】
・音楽の経験はある?
・普段よく聴くのはどんな曲?
・部活orアルバイトはしている? (または学生時代、放課後なにやってた?)
・料理やお菓子作りは得意?
その他、自由に会話してOK。ただし質問系の話題は、会話相手に回答を返してもらってください。(プレイング内か「基礎設定」「イラスト描写、シナリオ執筆の際のお願い」に書いてある内容でしたらアドリブで処理できます)
【バンドメンバー】
椿康広……ギター・ボーカル
瀬田 純(せた じゅん)……ドラム
外山 直人(とやま なおと)……ベース
ティアラ……サポートメンバー的な存在。作詞をはじめ、曲作り全般を手伝う。
マスターより
お菓子パーティです。目標はありますが、楽しくだらだらしたい方、お友達を増やしたい方なども大歓迎です。
差し入れも喜んで頂きますが、実在の商品名はマスタリングの対象となります。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/04/22 19:47
参加者
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