本部
本当の敵はゴブリンではない
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/03/30 19:00
- 完成予定
- 2017/04/08 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/03/26 21:46:40 -
花粉症対策兼作戦相談室
最終発言2017/03/30 00:28:54
オープニング
「ゴブリンの討伐をお願いします」
HOPE職員は、すっぱりと、簡潔に用件を述べた。これだけならば、ああなんだ、で済む大したことのない話だ。しかし、そんななんてことない依頼でしっかりと会議室が準備され、説明を受けているという事は何かがあるのがお決まりだ。
「皆さんの中で、この時期辛いという人は辞退していただいても構いません」
何の事だろうか?
「そろそろピークですからね……目は腫れぼったくなるし、くしゃみや鼻水は止まらないし……」
ああ、そうだ。リンクして戦闘していると多少強引に押し切れてしまう部分もあるし、個人差も大きいので人によっては気にもかけていないがこの時期はスギ・ヒノキの花粉のピークだ。花粉症の人にはつらい。
「ゴブリンは10体程度で一般的な強さです。ただ、出現位置が杉の多い山の中で相当な花粉の飛散が予想されます。ゴブリンの方は花粉に対して完全に免疫があるのか、全く問題なく行動してきます」
こっちは花粉症デビューの可能性に加えて、元々花粉症の場合は集中もままならないアウェーの戦闘を強いられる、という事だ。万全の対策をしておかなければゴブリンですら強敵となり得る……本当の敵はゴブリンよりも花粉、と言えるかもしれない。
「幸い、現場には周囲に人がいることは無さそうです。しかし、山の麓に林業の業者が拠点にする小さな村落があるのであまり多く取り逃がしてしまうと業者さんや村落の住人に被害が出る可能性があります」
つまり、全滅させる必要こそないが人里に降りる事を目論まぬよう数を減らす必要はある。今後を考えれば、理想は全滅だろう。
「周囲は木々に囲まれているので不意打ちには気を付けてください。ゴブリン自体の戦闘力は皆さんが知っての通り高くはないため慌てず、十分な対処をしていればそれほど怖い相手ではありません。花粉症に気を付けて、頑張ってきてください」
そう言って送り出す職員自身が辛そうに鼻をかんでいる様子を見ると、少し不安を覚えないでもないエージェント達だった……。
解説
スギ花粉が舞う山村でゴブリンと戦闘です。何の花粉症対策もない場合、毎ターン開始時に判定を行い、失敗してしまった場合狼狽を受けます。マスク等の対策をしている場合は、一定のダメージを受けるまでこの判定を行いません。
ゴブリンは10体、一般的なゴブリンと同様でありそれほど強くはありません。数が減ると撤退を試みだしますが、必ずしも全滅させる必要はありません。
周囲は木々に囲まれていて視界は悪いですが、山の中なので十分な広さはあり極端に動きが阻害されるという事はありません。しかし、杉の木に大きな衝撃を与えてしまうと花粉が飛散するので花粉症対策の判定を行うことになります。
マスターより
花粉症の季節ですが、今年は飛散量はそれほど多くないそうです。と言っても油断はしないでくださいね。
睦月は北海道民なので花粉と言うと白樺でスギ花粉についてはイメージ任せになってしまいますが、少しでも花粉症の辛さを描写しつつ戦うという一風変わった感じができればと思います。それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
リプレイ公開中 納品日時 2017/04/06 20:12
参加者
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最終発言2017/03/26 21:46:40 -
花粉症対策兼作戦相談室
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