本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/02/01 19:00
- 完成予定
- 2017/02/10 19:00
掲示板
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避難所運営の為の【質問卓】
最終発言2017/01/30 06:08:38 -
避難所に安らぎを
最終発言2017/01/31 22:04:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/28 01:59:08
オープニング
●ペルミ市内避難所
「皆さん、人命を最優先に! 持っていく荷物は最小限にしてください!!」
小学校の体育館に、ボランティアの声とHOPEの職員が木霊する。ペルミ市外から自主的に避難してきた人々は、その声に苛立ったり混乱したりしていた。
「おい、荷物をさらに捨てろっていうのかよ! 元々必要最低限しか持ってきてないから、足りなくなってきてるんだぞ!!」
子供を連れた男は、ボランティアを怒鳴りつける。子供は怒鳴る父親にすら怯えて、泣き出してしまった。だが、父親も子供が泣いたことをかまってはいらいない。私財を捨てれば、今後の自分たちの生活がなりたたなくなるからだ
「人命が最優先なんです。 人を乗せるスペースを作るためにも、荷物は捨ててください!」
ボランティアも譲らない。
「日用品はこちらで提供します」
「その日用品はどこにあるんだよ!!」
避難民とボランティアの怒鳴り合いは、いつまでも続いていた。
「おかーさん。おかーさん、どこぉ」
小さな女の子が、ヌイグルミを抱きしめながらさまよう。
「だめっ! 一人で遠くにいっちゃだめでしょ」
「でも、おかあさんが」
女の子の姉は、唇を噛む。
二人の姉妹が母親と離れ離れになって久しい。親を探すよりも、妹を守ることを優先してきた姉は母を求める妹に苛立ちを覚えてしまった。
「もう、やめてよ」
ぱちん、と皮膚を叩く音がした。
●会議室
「避難が……進まない」
その夜の会議で、HOPE職員とボランティア代表は頭を悩ませていた。
「避難に関しては、少ない時間を活かすしか方法がありません。幸い、リンカーたちが遅滞作戦を展開するらしいです。問題なのは……」
ボランティアの代表は、深いため息をついた。
「寄付されてきた物品の整理や平等な食料の配布といった問題がまだ山積みです」
「仕方ありません」
ボランティアとして避難所に残ってくれたのは、多くは地方出身の若者たちである。進学でペルミにやってきていた学生や避難民ではあるが、避難所の運営に力を貸してくれている有志の学生たちがボランティアとして働いてくれている。若者故に体力と気力だけはあったが、彼らの多くにはボランティアの経験がなかった。
「避難民同士の諍いも問題です。日に日に険悪な空気になっていて……」
娯楽はなく、危機感だけがある生活に誰もが疲れてきていた。
「限界です。HOPEの本部にかけあい、外部のリンカーを呼び込みましょう。依頼内容は、この避難所の維持です」
●日本にて
「ボランティアの募集ですか」
エステルは、支部で配られた資料に目を通す。
自分たちの故郷を捨てることになった避難民たちに、エステルは心を痛める。故郷を破壊されてしまった彼らは、きっと辛い思いをしていることであろう。
「まったく危険がないというわけではないので、無理意地はしませんよ」
「……行ってみたいです」
ぽつり、とエステルはつぶやいた。
隣にいるアルメイヤは、無表情を装いながらもぎょっとしていた。受動的なエステルがなにかをやりたいと言い出すのは、かなり珍しいのだ。
「エステル、危険だという話だぞ」
アルメイヤとしてはできれば、行って欲しくはない。
だが、エステルは譲らなかった。
「でも……アルメイヤには負けたくないから」
エステルの呟きに、アルメイヤは首をかしげた。
クリスマスプレゼントを買うためにアルバイトをしていたアルメイヤだったが、実はひっそりとそのアルバイトを続けている。ナマハゲの恰好をする居酒屋なのだが、意外と気性にあっているらしい。
「私もついていくからな! 危ないことはするなよっ!!」
「私は、たぶん他の人の手伝いをするだけで精一杯だと思います」
解説
避難所の問題を解決してください。
・物品の未整理
・避難民のストレスの緩和
避難所……地元の小学校が避難所となっている。なお、体育館以外の部屋はすべて学校の1Fにある。
体育館……避難民が雑魚寝している場所。女性、男性、子供、分けることなく押し込められている。諍いが絶えず、幼い子供たちが泣くことも多い。避難民は老若男女合わせて百名前後いる。PLやエステルに対しても、喧嘩を売ってくる避難民もいる。
裁縫室……寄付された日用品が置いてある部屋。衣料品から医療品まで押し込められており、天井までうず高く積みあがっている。整理するのは、なかなかに大変。
保健室……感染症対策として、風邪の症状が出た病人を隔離している。医者がいないため、風邪薬を投与し休ませているだけの状態。現在病人は八人。
調理室……食事を作っている場所。ボランティアでは人手が足りず、避難民の女性陣にも混ざってもらって普段は調理をしている。
理科室……食料が置いてある倉庫。整理されておらず、たまに避難民が食料を盗んでいる。(PL情報:理科室を整理しようとすると、食料を盗もうとしている避難民がやってくる)
エステル……呼ばれたところに手伝いに行く。
アルメイヤ……エステルと一緒にいる。エステルにケンカ売られたら買う係り。
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回は避難所の運営シナリオとなっております。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/02/07 16:25
参加者
掲示板
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避難所運営の為の【質問卓】
最終発言2017/01/30 06:08:38 -
避難所に安らぎを
最終発言2017/01/31 22:04:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/28 01:59:08