本部
2016 御秋祭~下準備~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 7人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/11/14 09:00
- 完成予定
- 2016/11/23 09:00
掲示板
-
祭りの下準備
最終発言2016/11/14 00:01:38 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/13 18:59:41
オープニング
●
ヴィランや従魔、愚神といった人間に敵対する存在が現れてからというもの地球には常に緊張の布が覆いかぶさってしまった。身近な所でいえば、子供を持つ主婦は彼らの安全のために尽力するし、敵対勢力の前では大人も無力なのだから避難訓練は三ヶ月に一回は欠かさずに行われている。大人のための避難訓練さえ出てくるほどだ。大体の場合、その避難訓練の進行役を任されているのは町内会の会長だった。
十一月の出だしも変わらずあれやこれやと事件は煮えたぎっている。秋を惜しむ暇も、彼らは与えてくれないと言うのだから残酷だ。
その残酷加減に一手を打ったのは坂山だった。
彼女はH.O.P.Eに所属する一人の通信士だ。通信士というだけで、それ以外には何もない。しかしそれは、H.O.P.Eからみた彼女の姿だ。
あまり知られていないが、坂山は自分の住む地域の町内会の中では高い地位の持ち主だった。学校の教師を営んでいたのもあってか、子供会からも頼りにされている存在。ちなみに、高い地位を持つようになったのは昨年の話だ。理由は、この時期に毎年開催されている一つの行事に、深く関わってくれたからだ。
正しくそれが「御秋祭」なのだ。
――今でこそ、その町は栄えているが、第一次世界大戦が始まる前は見晴らす限りの田舎町であった。町民全員が農業を営んで生活しなければならないほど追いつめられていた時に起きた戦争。戦争で使用された化学兵器が地域汚染の切っ掛けに繋がり、農業の断念を余儀なくされていた。
農民が集って会議を行う会、農民会では東京に住むという提案が出始めていたが空襲等による被害を恐れ中々行動に出にくい……。全く将来の検討が終えられないまま日々を送っていたが、ある日神様が農民の一人に知恵を授けたという。
知恵が授けられた一人の男は他の人々の言葉を尻目に、知恵を実行するために行動を起こし続けた。仲間の協力もあり、その知恵を実行すると、どこからともなく人が集まり始め戦争の影響で寂れた田舎町が立派な変化を遂げていったのだ。
御秋祭の起源だ。
坂山は昨年、この地域のお祭りにエージェントを呼んだ。するとどうだろう? その賑わいは例年以上の代物となった。元々エージェントが呼ばれたのは安全対策のためだったが、そのために呼ばれたエージェントが積極的に祭りに参加して、騒ぎに一役買ってくれたのだ。
楽しくない人など、一人もいなかった。
ならば今年もやろうじゃないかと、坂山は通信士の役目を英雄のノボルに任せて、町内会館へと足を運んだ。中には会長が待っていた。
「今年もやるわよ」
坂山の第一声で、会長は何が言いたいのかすぐに分かった。とはいえ突然の一声だったもので、少し間を置いて応えた。
「君の奉仕精神にはたまげたよ。今の仕事も忙しいんじゃないのかね」
「やらなくちゃならない事は山積み。だけど……だからやりたいのよ。ちょっとでも忘れさせてくれれば十分」
「まあ、そうだろうね」
会長に断る理由はなかった。今の町内会の経済的にも余裕がある。
「子供達も楽しみにしているみたいだ。頑張っておくれよ」
「任せて。エージェント達と、絶対盛り上がるお祭りを作り上げてみせるわ」
「おおっと。予算について話し合わねば。そういう面倒な事柄については、ワタシと話した方がいいんじゃないかね」
「そうね。ノート、家から取ってくるわ」
三十代になって、坂山は経験を重ねてくると大体飽きを生じ始める。映画、ドラマ、アニメ漫画と、大人になるにつれて退屈さを覚えてくるものだ。そんな中、御秋祭は彼女の童心を蘇らせるものだった。彼女の童心はこう言っている。ウキウキ、ワクワクだと。
既に、世の中の嫌な部分を忘れているのだろう。そんな顔をしながら、彼女はノートを取りに向かった。
解説
●目的
お祭りに向けて、下準備。
●予算
五十万。※この予算の中に、土地の借り代は含まれません。
この五十万を全て使い切り、食材や景品等を揃えます。景品を手作りするための材料費に回すのも良いでしょう。
●決め事
今年も屋台の担当はエージェントになります。昨年のタイムテーブルがこちらとなってます。このタイムテーブルを参考にして、何時に誰がどの屋台につくかを相談して決めます。被ることのないよう、お気をつけください。
タイムテーブル
・17時~18時
・18時~19時
・19時~20時
・20時~21時
一時間交代で、エージェントは店番をよろしくお願いします。
●子供向け屋台
このお祭りには子供が多く参加します。なので、子供が簡単に遊べるゲームを用意してください。彼らが喜びそうな景品の考えもやっていきましょう。
●エージェントのお仕事
以下に、箇条書きでエージェントの仕事をまとめます。
・品物の買い出し
・テントの設置
・屋台の準備(飾りつけや、絵のかかれたプラカードの用意など)
・どんな品物をお祭り参加者に提供するか(ちょっと変わった内容の屋台があってもOK)
●昨年との違い
昨年は決められた事をエージェントはただお手伝いするだけでしたが、今年はどのような屋台を出すかまで考え、坂山と一緒にお祭りを創っていきます。ですがお祭り当日はエージェントも行事を楽しんでもらう部分は変わりません。
楽しみましょう! それだけです。
※お祭り当日は11/20日です。(その日に本番のシナリオがリリースされます)
マスターより
※当MSはアドリヴ成分が強いです。
昨年は下準備と本番当日、一つのシナリオにまとめたのですが、文字数で厳しい点が出ました。なので今年は準備と本番分けます。そこで注意したいのですが、シリーズシナリオではなく通常のシナリオです。お祭り本番の日時を重ねていいますが、11/20日です。
秋のお祭りってまたいいんですよね。涼しく澄んだ風に当たりながら、美味しい食べ物を食べるんです。特に秋ですから食欲も旺盛。日没も早くなってきて、あの夜長の雰囲気を思う存分楽しめます。
今回は楽しみましょう。従魔や愚神の事は置いといて。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/11/18 20:13
参加者
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祭りの下準備
最終発言2016/11/14 00:01:38 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/13 18:59:41