本部
漆黒の神の陰謀! 殺戮の戦争の始まり
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/10/27 12:00
- 完成予定
- 2016/11/05 12:00
掲示板
-
【相談】夜闇の死闘、及び救出劇
最終発言2016/10/27 06:01:48 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/26 22:27:02
オープニング
夜の街の中を瑠璃(az0059)達は歩いていた。
先程彼女達は無事に任務を終え、本部に帰還しょうとしていたのだった。そんな中、隣を歩くマーガレット(az0059hero001)へと碧霧(あおぎり)は話しかけた。
「マーガレット、本部に報告が済んだら皆で飯食いにいかねぇ?」
「良いですね! あ、でもわたしデザートも食べたい!!」
そう二人は楽しそうに言葉を交わしていた。
碧霧とマーガレットは任務を通して友人になり、また歳も近い為か話も合っていた。店は何処にするかとか、そんな話でエージェント達は盛り上がっていた。
そんな中。突如異変は起きた。
突然地面がズドドド!! とした激しい音を伴い、幾つもの銀色に輝く刃がまるで地面を這うかのようにエージェント達へと勢いよく向かっていった。
エージェント達は咄嗟に自分の英雄と共鳴をし、それを回避した。そしてエージェント達は表情を変え、視線をある方向へと向けた。
そこには二人の男が立っていた。
一人はガタイの良い大柄なマッチョの男で、もう一人はシルクハットを被った老人だった。
マッチョの男……イグザードはにんまりとした嫌らしい笑みを浮かべながらエージェント達に言った。
「オイオイ、油断大敵だぜ!エージェント様よぉ」
「……お前は……“漆黒の神”の……」
鋭い瞳で睨む碧霧へとイグザードは右腕を覆った装甲で拳を握った。と、同時にそれを地面に目掛けて勢いよく振り下ろし、そして叫ぶかのように告げた。
「そう“漆黒の神”の幹部イグザード様だぜ! 覚えておきな!! クソエージェント共!?」
二度目の攻撃がエージェント達へと再び襲い掛かる。
エージェント達はそれを回避しょうとするがスキルが足らず、それと同時に疲労の色が色濃く出ており、その為回避に失敗した。そして銀色の刃でそれぞれのエージェント達は次々と体を貫かれていった。
エージェント達の血が地面を濡らしていき、地面には血溜りがその場に広がっていく。それを見、イグザードは唇の端を吊り上げながら楽しそうに嗤った。
「ハッ! やっぱり任務を終えた後のエージェント達を始末するのは楽だな!簡単に死にそうになりながる」
エージェント達へと強襲が成功した事に若干の悦びを滲ませ、豪快に嗤うイグザード。
そんな敵に対して瑠璃は駆け出し、剣を閃かせた。それをイグザードは表情を変え素早く回避する。瑠璃は研ぎ澄ました刃のような鋭い瞳で老人達を見据えた。
瑠璃を見、老人は唇の端を吊り上げ、言葉を発した。
「これはこれは瑠璃お嬢さん。確か……今はH.O.P.E.の犬になられたとかで、噂はお聞き致しております。随分落ちぶれたものですなぁ」
飄々と言う老人の台詞に瑠璃は顔を歪め、そして強い口調で言い放った。
「あなた達の為で姉さん達は……それにこんな事を重ねて何になるの!? また無関係な人達を巻き込み、苦しめるつもりなの!!」
その言葉は叫びに近かった。老人達から全てを仕組まれ、駒のように瑠璃の父親と姉は操られていたのだ。
それは瑠璃の幼い頃の幸せを粉々に打ち砕き、悪夢へと変えた元凶とも言えた。
それはけして赦されるものではなかった。
だが老人はそれを嘲笑うかのように彼女へと告げる。
「それは能力者を“憎悪”にまみれさせ、愚神と協力関係を持つ人間を作る為ですよ」
瑠璃はその言葉に息をのみ、そして大きく瞳を見開く。
それは自分の父親龍磨の姿を瑠璃は脳裏に思い浮かべた。
「そう……あなたの父親のような駒を増やし続け、そして増やし続けた先にエージェント達へと攻撃を仕掛け、そしてH.O.P.E.襲撃の足掛かりとする為ですぞ。何故ならば軍勢は大いに越したことはないからのぉ」
その言葉に瑠璃はギリッと奥歯を強く噛み、そして剣の束を強く握ると老人を目掛けて疾走した。
「そんな事は絶対にさせない! 誰一人私のような思いはさせたりなんかさせない!?」
そう吠えるかのように叫ぶと瑠璃は老人へと剣を閃かせた。
が、老人はそれをあっさりと回避し、手にしていた剣を瑠璃の方へと向けた。すると剣の刃に刻まれていた紋様が淡く光を放ち、そしてそれは瑠璃の視界を真っ白に染め上げた。瑠璃は思わず目を瞑る。
そして目を開くとそこには龍磨の姿があった。
それは酷く冷たく、まるで氷のような瞳で瑠璃を見ており、そして蔑むような表情をして彼女に言った。
『お前は生きる価値のない人間だ。お前の力は人を殺す為にある。さぁ殺せ、殺せ、殺せ、一人残らず殺し続けろ』
「いや、いやです……私の力は人を救うためにあるの……もうあの頃には戻りたくない……戻りたくない……っ」
瑠璃は両手で頭を押さえ、顔を歪めながら瞳の端に涙を浮かべ何度も何度も頭を振った。それは瑠璃を駒のように使い続け、苦しめ続けたあの頃の龍磨の姿だった。
『瑠璃! しっかりして! これは幻だよ!』
そうマーガレットは強い口調で告げるが瑠璃は酷く混乱していた。
現に龍磨は捕まっている。この龍磨は本物である筈は無く幻……幻影の他にならないのだ。
だがそこに龍磨の姿をした幻影は瑠璃に攻撃を仕掛けようとした。それに対してマーガレットは瑠璃の意識を瞬時に瑠璃自分の中に押しやると、迫る攻撃を回避し、同時に龍磨の額に付いていた赤い宝玉に気づいた。
そしてそれを剣で攻撃する。すると龍磨の姿をした幻影は虚空に消え去った。が、そこに老人の攻撃がマーガレットへと襲い掛かろうとした。
だがそれをその場に駆けつけたシルフ・ハムレット(az0009)が杖で受け止めた。
シルフとあなた達は本部の要請でその場に駆けつけていたのだった。老人は後ろへと跳び退るとシルフとの間に距離を取った。
「あれが幻影とよく見破ったのぅ。さすがは英雄と言う事かのぅ」
老人はまるで感心したかのように言った。
そして老人の近くにいたイグザードは前に一歩足を踏み出し、あなた達の方を見ながら獰猛に、そして楽しそうに嗤いながら告げた。
「よく来たなクソエージェント共! さぁ、始めようぜ。“戦争”と言う名の殺し合いってヤツをな!? 俺をガッカリさせるなよ?」
そしていま戦いが始まった――――
解説
ヴィランズの組織“漆黒の神”の幹部イグザード達の捕獲、並びに味方を誰一人も死なせず助け出す依頼になります。
登場人物
碧霧
エージェント クラスブレイブナイト
瑠璃、マーガレットの友人。イグザードとの戦闘中に重症を負う
イグザード 組織“漆黒の神”の幹部。大柄のマッチョの男
強敵を前にすると強い悦びを感じ、戦闘を楽しむと同時に残忍な性格をしている
攻撃1 右手に覆っている装甲で拳を握り地面に振り下ろすと地面から銀色の刃が出現し、敵を攻撃する。(2、3回程度)(ケントゥリオ級と共鳴をしている)
攻撃2 両手両足にライヴスを宿らせ、主に拳などで攻撃して来る
老人 イグザードと同じく“漆黒の神”の幹部。人の弱さにつけ込み楽しむ性格をしている(ケントゥリオ級と共鳴)
攻撃1 剣の刃に刻まれている紋様の光をPCに放ち、幻影を生み出し攻撃する(PCのトラウマ的な要素、または思い出など。幻影での攻撃になりますので心理描写をお書き下さい)
攻撃2 剣での凄まじい斬撃での攻撃を繰り出して来る
Pl情報 幻影に赤い宝玉のようなものが付いており、それを破壊すると幻影は消える
ピンチになるとイグザードは足場での攻撃を仕掛け、それに続き老人は幻影での攻撃または剣での攻撃などを仕掛けて来る
敵は戦闘不能のエージェント達を積極的にトドメを刺そうと攻撃をして来る
エージェント
碧霧も入れて全員で4人いる
任務の帰りにイグザード達の強襲に合い、戦闘不可能となっている。エージェント達はイグザード、瑠璃の近くに動けず、倒れている
夜の街の中での戦闘な為近くには一般人はいない
状況 本部からの要請でシルフと共に現場に駆けつけた設定。リプレイはイグザード達と対峙しているところから始まる
NPC
瑠璃&マーガレット
ケアレイなどを使い皆さんの援護になります
シルフ・ハムレット&ラプンツェル・ゴーデル
お気軽にお申し付けください。無い場合は皆さんのサポートになります
マスターより
今回はヴィランズの組織“漆黒の神”の幹部イグザード達との直接対決になります。
老人は人の心の傷、トラウマなどで幻影を生み出し攻撃して来ます。
ですがエージェントの皆様達ならばきっと打ち破る事が出来るかと思います。(幻影での心の傷、トラウマなどは心理描写をお書き下さい)
それでは皆様の熱いプレイング楽しみにお待ちしております。
「狙われたエージェント達! 豪華客船の罠!!」「闇のオークション ワイルドブラッド」の続きになりますがリプレイ読んでなくとも大丈夫です
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/11/04 14:31
参加者
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最終発言2016/10/26 22:27:02