本部
ジャックオーランタンと宴
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/10/22 15:00
- 完成予定
- 2016/10/31 15:00
掲示板
-
相談用
最終発言2016/10/21 23:40:25 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/21 21:40:54
オープニング
●再びやってきました、この季節
とある雑貨店が管理する倉庫。そこで鼻歌を奏でながら、店主が装飾をしていた。所々ある焼け焦げた部分を上手く隠しながら、装飾をしていく。ただ、焼け焦げた跡はここで火事があったわけではない。
昨年の同じ時期にこの倉庫に保管していたハロウィン用のカボチャたちが従魔化したのだ。それを討伐してもらう際、カボチャたちの攻撃によって残ってしまった傷跡というわけだ。その時、彼らに作ってもらったハロウィンカボチャたちは再びあんなことにならないように店主の目が届く範囲に置いてある。
「あ、去年は、H.O.P.Eの方にお世話になったし、招待しよう!」
うん、それがいいとぽんと手を打った店主は装飾もほどほどにH.O.P.Eで働く姪っ子にその旨を伝えた。
そして、満足するとまた装飾作業を再開させるのだった。
●あっちもカボチャ、こっちもカボチャ
ハロウィンの日。店主が準備していた倉庫には君達H.O.P.Eのエージェントは勿論、雑貨店の常連である一般人も参加していた。倉庫いっぱいに広げられたテーブルの上にはカボチャ、カボチャ、カボチャのカボチャ尽くし。料理も勿論そうなのだが、お皿にカボチャを使用してたり、皿の柄がカボチャだったりとこちらもカボチャ尽くし。更に言ってしまえば、装飾も見事にカボチャだらけである。その装飾の中には店の看板娘のジャックオーランちゃんと看板息子のジャックオーランくんの姿もあった。
「おい、ティアラ、美味しそうだぞ」
『あら、そう? なら、幻想蝶の中に入れてちょうだい』
そこには英雄であるティアラ・プリンシパル(az0002hero001)の引きこもりを直そうとパーティに参加した椿康広(az0002)。しかし、ティアラは康広の魂胆を知っているので、幻想蝶から出ることなく、中から声を発する。それには康広は大きな溜息を落とすしかない。
「お、うまそーだな!」
「みっともないから、あんまりがっつかないでよね」
今にも食いつきそうな虎――メメント・モリ(az0008)の襟首を掴み、彼の英雄アンジェロ・ダッダーリオ(az0008hero001)は静止を掛ける。
「食べてくれって出してんだから、いいだろ」
食わせろー! とぐわっと言ったところでメメントは尻尾に違和感を覚え、そちらをみた。すると、そこには小さな男の子がメメントの尻尾を嬉しそうインにぎにぎしている。
「トラしゃん!」
にぱっと笑った男の子に一瞬、きょとんとするもののすぐに豪快な笑みを浮かべた。
「おう、トラさんだぜ! がおーってな」
そういって、男の子に襲い掛かるポーズをとれば、きゃあと嬉しそうな声をあげて逃げる。そうなるともう意識は男の子の方に向かっており、先程までの食べさせろ攻撃が止む。
「モリくん、ケガさせないようにね」
「わーってるって」
一人が楽しそうに遊んでもらっているとその声につられて他の子供もメメントへ群がっていった。
●やっぱり、こうなるの!?
和やかに時間が進んでいく中、突然ぼふんと火の玉が上がった。それに全員が固まる。
「……演出なんかじゃないよ?」
青い顔をして、ぎゅっとジャックオーランちゃんとジャックオーランくんを抱きしめる店主。それに本当に演出などではないと感じ取った人々は悲鳴を上げ始めた。それにエージェント達は素早く共鳴を果たす。
「ったく、こんな時に従魔かよ!」
「みたいだな。おい、お前」
「んだよ」
「俺様に協力しやがれ」
『モリくん、人にモノを頼む態度じゃないよ、それ』
共鳴したこともあって、メメントの中からアンジェロのツッコミが飛んでくるが、黙殺。目の前の康広の答えを待った。
「いいぜ、協力してやるぜ」
「っし、それでこそ男だぜ」
バンとその背を叩けば、その衝撃で前に一歩でる康広。そんな康広を見て、「もうちっと鍛えた方がいいぜ」などとアドバイスをするメメント。そんな二人の間を火の玉が通過していった。若干、触れてしまったのだろうジリジリと焼けた前髪に二人して沈黙。そして、静かに康広はソルディアを、メメントはカルペ・ディエムを構えた。
飛んできた火の玉を斬り落としたその時、戦いの火ぶたがまさに斬り落とされた。
「じゃ、ジャックオーランちゃんとジャックオーランくんはぼ、ぼぼ僕が守る! ……嘘です、ごめんなさい、助けてくださいぃいい」
グッと拳を握った店主はそう言いきるも顔面すれすれを飛んできた火の玉に戦意は喪失。すぐさま近くにいた君たちエージェントの許へと駆け寄るのだった。
解説
一般人を守りつつ、カボチャ型従魔を討伐せよ
●パーティ会場
雑貨店が保有する倉庫。間口10スクエア×奥行20スクエア。一室がバッと広がるだけの倉庫。見通しはかなりいいといえる。建物の構造としては一度火事に見舞われたこともあり、石積みにした上に倉庫強度を上げるため鉄で補強してあるため、簡単には倒壊しないはず。
●従魔
・ハロウィンカボチャ×20
小型、中型のカボチャ。ミーレス級。
攻撃は跳ねる、体当たり、噛み付くだが、火を噴くこともプラスされた。噛み付くに至ってはカボチャであるのでそれほど攻撃力はない。ただし、魔法に対しては耐久が多少ある。
・お化けカボチャ×20
大型のカボチャ。ミーレス級。
攻撃はハロウィンとほとんど変わらないがプラスで火の玉を吐き出す。ただし、火の玉を出すとライヴスを消費するためか近くにいるハロウィンを喰らう。また、お化け同士で食べ合い肥大化もする。多少、攻撃力はある。防御はちょっと頑丈になった。
●NPC
・康広&ティアラ
今回、ティアラは姿を見せません。メメントと協力して、敵をぶっとばしに先行。何かあればプレイングに。
・メメント&アンジェロ
メメントが食べ物に釣られての参加。康広と協力して敵をぶっとばしに先行。何かあればプレイングに。
・店主
ジャックオーランタンの宴に登場。二代目ジャックオーランちゃんと前作でエージェント達と作ったジャックオーランくんをぎゅっと抱きしめて、エージェントたちの後ろで縮こまっている。
●その他
リプレイはオープニングのパーティ風景から開始いたします。
一般人も参加していますので、戦闘中は一般人に怪我がないよう注意してください。
なお、戦闘後は片付けに移るもよし、改めて再開するのでもよし。
マスターより
どうも、東川善通です。
今回は約一年ほど前に書かせていただいた『ジャックオーランタンの宴』に登場したちょっとおバカな店主が再び登場です。なお、前作を読んでなくても全く問題はございません。
今回、ジャックオーランちゃんは従魔化してないので、店主としてはちょっとだけホッとしているかもしれませんね。どちらにしろ、ちょっと大変ですけれど。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/10/30 16:18
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/21 21:40:54