本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/09/20 19:00
- 完成予定
- 2016/09/29 19:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2016/09/20 01:00:31 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/09/17 01:04:49
オープニング
●運命の選択
村人A~F「もう一度整理しましょう」
村人A「私は村人です。Fは本当の事を言っています」
村人B「私は陰陽師です。Eは物怪です」
村人C「私は陰陽師です。Aは物怪です」
村人D「私は村人です。Fは嘘をついています」
村人E「私は陰陽師です。Fは物怪です」
村人F「私は村人です。Dは嘘をついています」
村人G(死人に口なし)
村人A~F「旅の御方。我々に代わり、物怪に裁きを」
君達がこんなことを言われるまでの経緯を、遡って確かめていく事にしよう。
●一時間前
アクセス媒体を通して君達がやって来たのは、何の変哲もない村だった。見た目だけは。水田には黄金色の稲穂が垂れ、秋の爽やかな風が流れていく。少し歴史を遡った、日本の農村の風景だ。しかし漂う雰囲気はあまりに物々しい。広場に六人の男女が集まり、今にも飛び掛からんばかりの勢いで睨み合っていたのだ。
「さっきから言っているだろう! 私が本物の陰陽師で! この男がエイタに成りすましてゴウタを殺した物怪(もののけ)なのだ!」
「何を言っている! 私こそが本物の陰陽師だ! お前は嘘つき、そう物怪だ!」
「いやいや待て! 偽の陰陽師が物怪であるばかりではないぞ。この中には狂奔も紛れている。物怪を崇拝している者も混じっているに違いない!」
歴史の教科書にでも出てきそうな格好をした人々が、恐ろしい剣幕で叫び合っている。今の話から、君達は村の住人の一人が物怪とかいう存在に殺された事になり、六人の中からその物怪を探り出そうとしている事を知るだろう。
ついでに、その物怪がこの『村人が生き残るために、物怪を炙り出して殺さなければならない』というゾーンルールに一般人を縛り付けている愚神だという事も。
とはいえ、似たり寄ったりの格好をしている六人から、愚神の気配を感じ取る事は出来ないだろう。このドロップゾーンの特別な力を上手く使って巧妙に隠れているらしい。
「こうなれば指の差し合いだ。誰が物怪なのかを指の差し合いで決めようじゃないか!」
君達が顔を見合わせている間にも、六人は激しい議論を続けたのだった。
●四十五分前
君達が上手く話しかける機会を求められずにいるうちに、六人の議論は続いていく。といっても、只の多数決なのであるが。
「フトシが物怪! フトシが物怪であるに違いない!」
「何を言っている! エイタが物怪だ!」
「いや、アマスケだ!」
何度も何度も指の差し合いが続くが、どうにも単独多数が決まらない。何度も何度も数を被らせて、まごまごと話し合いを引き延ばす無意味な問答を続けている。もう彼らの中で話は出きってしまっているらしい。彼らは息を荒げて、ついに話が途切れた。
君達は、ここぞとばかりに六人の話へと割って入った。
「こ、これは旅の方! 貴方達なら、もしや物怪の存在を見抜けるかもしれない!」
君達はとりあえず首を傾げる。すると、一人の女が早口で話し始めた。
「私はこの村で細々と加持祈祷を行う陰陽師だ――」
「いや違う、私が陰陽師だ」
「違うね! 俺が陰陽師だ!」
この有様である。三人は眼を剥いて顔を見合わせると、同時に鋭く叫んだ。
「こいつらは嘘つきです!」
てんで話にならなかった。君達がどうにかこうにか総合すると、『村でたった一人の陰陽師が物の怪が二体この村に紛れ込んだ事、そしてそのうちの一人を見抜いた』らしい。それで嫌疑を掛けられる羽目になったただの村人三人も引き合いに出され、こうして六人で散々にやり取りを続けていたらしい。
雑な推理ドラマだ。君達の誰かがこっそりとツッコミを入れた。
●三十分前
「やはり我々で話し合っていても埒が明かない。お互いをお互いに色眼鏡で見合ってしまい、正確な判断が出来ない!」
「全くだ! ここで判断を間違えばもう村に未来は無いというのに、我々はいつまでも堂々巡りの議論を続けている!」
「ここはやはり、旅の皆様に誰を処刑するか決めてもらうしかない!」
正気なのだろうか。君達の誰かがまたツッコミを入れるだろうが、ゾーンの変な力に囚われた彼らはあくまで真剣だった。君達を物怪の狩人と決めて、狩り取ってもらう気で満々だった。守ってもらう気満々だった。
結局君達はどうにかして物怪を六人の中からあぶり出さなければならない。引き受ける以外に道は無い。君達は程無く同意する事だろう。
●十五分前
「夜ごとに物怪は善良なる者達に襲い掛かり、その魂を喰らっていく。当然人間は命を落とし、命を喰らった物怪はさらに力を増してしまう。力を付け過ぎた物怪は、君達が寄って集っても倒せるか分からん。だから、何としても防がなければならない」
「これより我々は一日ごとにこの六人の中から一人ずつ処刑していこうと考えている。夜間の襲撃が止むまでだ」
六人は君達に向かって次々に言葉を投げてくる。聞き洩らさないように、君達は必死に耳を傾け、メモを取った。
「まず、日暮れ前に公平な眼で物怪の存在を見極め、処刑すべき人物を定めてくれ。それから、夜更けには貴方達の手で守るべき人物を一人見定め、守ってほしい。散らばって守るわけにはいかない。物怪はどれほど強いか分からん。全力を出して一人を守ってもらいたい。特に、本物の陰陽師が分かったのなら」
「俺が本物だ」
「私だ」
「おれだ」
三人はまたしても自己主張を始めた。あてずっぽうに処刑するわけにもいかない。考える時間が必要だろう。君達は顔を見合わせると、村人達に許可を求め、誰が本物の陰陽師か、どこに物怪が紛れているか考え始めた。
かくて、全ては運命の選択へと至るのである……
解説
●ミッションタイプ:【敵撃破】
このシナリオはクリアと成功度に応じて様々なボーナスが発生します。
詳細は特設ページから「ミッションについて」をご確認ください。
●おさらい
処刑は一日一人
夜間護衛も一日一人
夜間襲撃に失敗しても物怪は撤退に必ず成功する
村人×2、狂奔×1、陰陽師×1、物怪×2
●登場NPC
村人
ただの人。生きて。『必ず本当の事を言う』
陰陽師
本物。物怪の一人を卜占で発見し、村人Gを殺害したと告発。殺しちゃダメ。『必ず本当の事を言う』
狂奔
あっぱらぱ。物怪を崇拝している。殺していい。『必ず嘘を言う』
物怪
二体もいる。夜に殺戮を行う。手始めに本物の陰陽師を殺そうとしている。後は適当。村人を殺すほど強くなっていき、皆殺しにすると手が付けられないレベルになる。すぐ殺せ。『必ず嘘を言う』
PL
愚神退治にやってきたイェーガー。頑張ってください。『嘘もホントも言う』
●敵情報
ミーレス級(仮)愚神「ライカンスロープ」
物怪の正体。一般人達をゲーム「陰陽師は日本にて最強」を元にしたゾーンルールに縛り付け、ライヴスを奪い成長しようと目論む人狼型の愚神。もう少しでデクリオ級の力を手にする。
(また、処刑される事になっても悪あがきで正体を現し暴れ出す)
・捕食
NPCに対してのみ使用。ライヴスを吸収する。吸収するとデクリオ級に強化される。
・切り裂き
視界内全域対象。目にも止まらぬ速さで切りつける。
・飛び掛かり
一体対象。一人に飛びついて喉元に食らいつき、動きを封じるとともにダメージ。
●成功条件
大成功:犠牲ゼロ
成功:死者は狂奔だけ
普通:村人に死者が出る
●プレイング上のアドバイス
処刑したい順番を(A→B→C……)とそれぞれ冒頭に記載してください。お願いします。多数決でMSは決めます。
目標はとりあえず愚神をボコす事ですが、どうせなら推理も格好良く決めたいですよね。考えれば殺していい人物三人は分かるはずです。
マスターより
初めましての人は初めまして、影絵企我です。
元になっているのはとあぷぐともボドゲともつかない某有名ゲームです。この世界でも有名かもしれません。このゲーム知ってるRPもいいですね。
解けた方には何だこんなもんと思われるかもしれませんが、皆さんのキャラクターが色々考えて村に仇為す悪者を炙り出していく過程を掲示板でもRPしてみるのは一興かもしれませんよ。その辺りもMVPの参考にしようかな……なんて思ったり思わなかったりしてます。
以上より、難易度はやや易しいとさせていただきました。きちんと処理すればそんなに敵強くないですし、初心者向けかもしれません。
二体目絞れない? 大成功案件なので閃いてください。
リプレイ公開中 納品日時 2016/09/26 09:12
参加者
掲示板
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相談卓
最終発言2016/09/20 01:00:31 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/09/17 01:04:49