本部
11忍いる!
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/07/07 15:00
- 完成予定
- 2016/07/16 15:00
掲示板
-
11人いる!!(相談卓)
最終発言2016/07/06 23:42:36 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/07/05 19:13:01
オープニング
●思わぬ余波
そこは深夜の激闘冷めやらぬビジネスビルの玄関。
色々手続きや仮眠を済ませ、H.O.P.E.の通常営業が始まる時刻になってからリリイ レイドール (az0048hero001)が自分の部署へ連絡を掛けていた。
「ええと、というわけでして。愚神の撃退には成功したんですけど、本体が生存しているのでドロップゾーンがしばらく消えそうになくて」
ちらりと先日エージェント達が散々苦しめられた張り紙を見る。
「いえ、今のところ従魔の発生は確認されてないですけど、夜になると厄介な性質を持つドロップゾーンでして。できれば日中に処理をしたいので、ゾーンブレイカーの派遣を――」
ゾーンブレイカーとはH.O.P.E.に所属する、ドロップゾーンを強制的に破壊できる特殊能力者の事である。彼女はそのゾーンブレイカーにドロップゾーンの破壊を申請したのであったが……
「……え、無理? 夜になる?」
時計を見る。当然だがまだ早朝である。予定が埋まるにしては早い気が。
「ええと、夜はできれば避けたいので、明日は……え? 明日も無理? 埋まってる? は、何で?」
思わず敬語が消え、普段の口調が突いて出る。
「中東に人員が取られてる……いや、分からないではないけど……」
うーん、と眉根を寄せながら状況を考える。
夜に活性化するドロップゾーンとはいえ、問題となった愚神本体はもういない。多分問題はないはずだ。うん、きっとない。
「……じゃあ、今日の夜でお願いします」
それに対する了承の返事を聞いてから通信を切る。
「大丈夫だとは思うけど……。まあ、逆に大丈夫じゃ無いようだったら一晩放置するのも危険だしね……」
若干言い訳じみた言葉を吐きながら、ばつが悪そうに鼻の頭を掻く。
「昼間の内に張り紙剥がして……一応、エージェントの派遣も要請しておくかぁ」
一抹の不安を残しながら、リリイは一度ノートPCの蓋を閉じた。
●見た目より割と危機
「えー、というわけでお集まりいただいたみなさん、どうもこんばんは。リリイ レイドールです」
午後7時、集まったエージェント達を前にリリイが口を開いた。
「今日、皆さんの仕事はゾーンブレイカーが来る前にゾーン内部に危険がないかの確認と、あとはゾーンブレイカーが来てからドロップゾーンを破壊するまで……まあ、大体二時間ほどですね。その間の護衛になります」
簡単な中の見取り図とこの場所であった愚神との闘いの概略が書かれた紙を手渡しながら、説明を続けるリリイ。
「あ、何事も発生しなくてもちゃんとお給料出ますので安心してください。さて、それじゃあ入りましょう。調べ方は各々の方にお任せします。玄関ぼろぼろなので倒壊とかは気を付けてくださいねー」
喋りながら戦闘を歩いて玄関に足を踏み入れる。
誰が迂闊だったかと言えばリリイだろう。自身の渡した資料にエージェント達が視線を落とし、誰も自分に注目していないという事に気が付かなかったという点で。
「へ? わああ!?」
唐突に聞こえたリリイの悲鳴に視線を上げると、玄関に足を踏み入れた彼女がちょうど目の前で上下逆さまになって天井へと昇っていくところだった。
幸いリリイはズボンである。
「え? ちょ、ちょっと、なに? 何事?」
「くせものとらえたりー!」
困惑するリリイを天井付近に潜んでいた小さな人影が手早く動き、莚(むしろ)と縄で彼女をあっという間に簀巻きにする。
「うぇ!? あいたっ!」
足を縛っていた縄を――どうやらこれで宙づりにされたらしい――断ち切られ、リリイが地面に落下する。
「くせものとらえたりー!」
それを地上で待機していた2つの人影が受け止め、肩に担ぐ。
それは一言で言ったら忍者であった。身長は子供程度の小さなものであったが。
「くせものとらえたりー!」
「え、ちょ、ちょっと待――」
そして、そのまま呆然とするエージェント達を尻目にダッシュで暗い廊下に消えていく。
「助けてぇぇぇぇ……」
徐々に遠ざかっていくリリイの声を聴きながらエージェント達は思った。
見た目ギャグっぽいけど結構ピンチだ、これ、と。
解説
●目的
NPCリリイの救出と従魔の殲滅
●敵 ミーレス級従魔「子影」×11体
討伐した愚神達の残したドロップゾーンと残留ライヴスとが変な風に作用して生まれた子供ほどの大きさの忍者の恰好をした従魔。
従魔故はっきりした意識を持っておらず、とりあえず侵入者を捕縛するという目的しか持っていない。
持っている剣は木刀で投げてくるのは石つぶてと攻撃力は大した事はないが、素早さだけはかつての愚神に匹敵する。
また、物陰に隠れて奇襲を仕掛けたり、罠を張って待つのが得意である。
捕まえた者をどうするのかは現在不明。
●場所と状況
三階建てのビジネスビル。どの階も廊下に階段とトイレ、そこそこの広さのオフィスという構造は変わらない。エレベーターは存在せず、階段は両端に一個ずつ。
玄関は正面と裏の二か所。現在屋内は無人です。
※リリイについて
英雄ですが、能力者である奥山俊夫は現場にいないので共鳴はできません。
一応一般人よりは身体能力は高いはずですが、彼女自身は戦闘要員ではないため救出しても戦力としては左程期待できません。
救出後、何らかの手助けを要求する事は可能です。
●ドロップゾーン
現在ドロップゾーンは本来の主を失い、以前の効力は失っています。
一般人が立ち入るとライヴスを吸収されますが、それ以外で特に害はありません。
マスターより
五影関連シナリオ。息抜きシナリオです。以前の事件に関しては『我ら五影、一切の不法を赦さず』をご参照ください。
ただ、以前の事件を知らなくて大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
敵は弱いので戦闘的な意味で遅れをとる事はまずないと思います。
ステータスやレベルに自信がない方でも遠慮なくご参加ください。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/07/15 21:02
参加者
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11人いる!!(相談卓)
最終発言2016/07/06 23:42:36 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/07/05 19:13:01