本部
色彩戦隊ゴ―リンカー、救出されるの巻き!
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/06/02 09:00
- 完成予定
- 2016/06/11 09:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/29 14:01:02 -
救え!子供の夢とヒーローを
最終発言2016/06/02 10:39:27
オープニング
●ヒーロー戦隊現れない!
日曜日のデパートの屋上。
今日も、そこでは子供達の夢と希望の詰まったヒーローショーが始まる予定であった。
「さぁ、みんなー!! 声をそろえて、ヒーローを呼んであげましょう!!」
マイクを持った司会進行のお姉さんが、元気よく跳ねる。子供たちはそれに興奮して、ワーワーと騒ぎだした。子供たちの面倒を見ている父親の顔は疲れで、げんなりしている。家族サービスも楽ではないという見本のような光景であった。
台本通りならば、舞台の上には色の名前で呼ばれるヒーローたち――レッドリンカー、イエローリンカー、ブルーリンカー、グリーンリンカー、ピンクリンカー――がテレビでおなじみのポーズを決めるはずだった。
「あらら、ヒーローじゃなくて敵のブラック大将がでてきちゃった!
舞台に上がって来たのは、ブラックな衣装を着た敵役だった。ごついキグルミはいかにも敵っぽく、その悪役は観客席から男の子を一人舞台に引き上げた。全員が、その男の子が今回のヒーローショーのゲストになるのだと思った。
敵役は、小さな男の子を司会のお姉さんに預けると武器である矛を振りまわした。その矛が、触れた舞台セットがパリーンと綺麗に二つに割れた。舞台のセットからでてきたのは、五人の色戦士たちであった。
「く……子供たちに夢を与えるのが、ぼくたちの仕事なのに」
ヒーローたちは悔しそうに歯噛みをするも、彼らは本物のヒーローというわけではない。様々な理由で日々アルバイトをこなす、非正規社員である。
「せめて、本物のヒーローが現れてくれたら……」
ピンクリンカーは、紅一点とは思えないほどに低い声で呟いた。テレビでは紅一点でも、ヒーローショーでの中身は男子大学生である。
「ははは、ヒーローなんて恐れるに足らず! 本物のリンカーが到着する前に、叩き切ってくれる!!……以上が悪の総帥のお言葉でした」
司会のお姉さんは、レットリンカーが被っているキグルミの頭に手をかけた。
「止めろ! 子供たちの夢だけは、壊すな!!」
「こんなときでも子供たちの夢を優先させるの? 分かってないわねぇ。あなたたちは本物のヒーローなんかじゃなくて、弱っちぃ一般市民なんだよ」
司会のお姉さんの指が、レッドのかぶり物を取り去ろうとした――その瞬間。
「そこまでだ! ブラック大将!!」
人質のふりをしていたHOPEのヒーローたちが立ち上った。
●数時間前
「都内のデパートの屋上で、愚神および従魔が現れる事件がありました」
受付嬢は、デパートより受けた電話の内容を話す。
「手口は客およびヒーローを人質にとり、自分たちに有利な状況で戦闘を進めるというものです。以前は五人のリンカーが対戦し、負けています。一応、デパート各社には警告はしているのですが……続いているというわけでもないので、自粛まではしていないようですね」
愚神や従魔が単に人が多い所を狙い、それが偶然にもヒーローショーであっただけという可能性はいなめない。デパート側としては、これだけを理由に企画を中止したくはないのだろう。
「本日、都内のデパートでヒーローショーをおこなうデパートは一つだけです。ここに愚神が来る可能性は高いと思われます。ですから、皆さんはヒーローショーの観客席で、お客さんにまぎれていてください」
いざというときは、ヒーローを守る本物のヒーローになってほしいと受付嬢は言う。
「……人質には子供が多い事が想定されますから、彼らのトラウマになるようなことはできれば避けてください。そうですね――ヒーローショーの延長線上のように戦う事はできないでしょうか?」
解説
・愚神および従魔を殲滅。
・人質の無傷解放。
・デパートの屋上……十三階建の建物の屋上。小さな舞台と簡単な座席があり、大規模な戦闘を出来るほどの広さはない。なお、屋上以外の客の避難は終わっている。
・愚神……ショーの司会進行役の女性。マイクを持っており、それによって歌の攻撃をおこなう。なお、音の攻撃は一定時間ごとに徐々に威力が上がっていく。
レベル1――ただうるさいだけの声。攻撃力は全くない。
レベル2――鼓膜が破れそうなほどの騒音。一般人は精神的なダメージを受ける。
レベル3――耳栓などをしても防げないほどの騒音。リンカーでも動きを止めてしまうなどの妨害を受ける。
レベル4――リンカーであっても吐き気を催すほどの騒音。うずくまって、動けなくなってしまう。
なお、先にブラック大将が倒されたり、自分が追いつめられたりすると近くにいる子供を人質にとって逃げようとする。
・従魔(ブラック大将)……愚神を守る、防御力の高い従魔。攻撃力も高いが、遠距離攻撃の手段は持ち合わせていない。鎧に覆われており、見た目は悪役そのもの。三又の槍を持ち、その槍で攻撃をしてくる。愚神を優先的に守る傾向がある。集団で攻撃されると人質を害しようとする。
・人質……座席側には、大人五名。子供は九名。
舞台側には、縛られたヒーロー五名。愚神の側にいる子供、一名。
※人質の人数にPLは含まれてはいません。
(PL情報――愚神の側にいる子供が危なくなると、座席側にいた子供の父親は音の攻撃中であっても愚神に立ち向かおうとする)
マスターより
こんにちは、落花生です。
今回は小さなお子さんと若いお母さんに人気な戦隊ものです。
以前、母親が戦隊ものに出てくる役者にハマったことがありました。その人が出てくる巻数だけ、レンタルショップで借りていました……。
リプレイ公開中 納品日時 2016/06/08 15:48
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/29 14:01:02 -
救え!子供の夢とヒーローを
最終発言2016/06/02 10:39:27