本部
ヴィクターは眠らない
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/05/04 19:00
- 完成予定
- 2016/05/13 19:00
掲示板
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誰も寝てはならぬ【相談】
最終発言2016/05/04 16:26:45 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/03 10:14:18
オープニング
●ヴィクター・ライト
HOPEのエージェントにヴィクター・ライト(az0022)という男がいる。
美しい赤い髪を持つなかなかの美形なのだが、本人はそんなことには頓着しないようだ。
それよりも彼が気にしているのは、自分の使用価値である。
彼の右腕は機械である。それをじっくりと眺め、どこにも傷はなく、故障の痕跡もないことを確認する。
次に彼は鏡を覗き、左目にはめ込まれたレンズを確認する。
この紅く美しいガラス玉が敵の位置を正確に脳に伝達し、腕の機械でためられたライヴスを掌から発射するのだが……
しかし、その照準が最近は多少ズレている気がする。
●父(借)
「どうした? ヴィクター?」
保護者である自分のところに訪れることなど滅多にないヴィクターを九条は椅子に座ったまま見上げた。
「ガラス玉に異常がある」
「目な。それはガラス玉じゃなくて、目だ」
「……故障だ」
「故障じゃなくて、老眼にでもなったんじゃないのか?」
そう軽く九条が笑ってみせると、ヴィクターはむっとしたように眉を寄せる。
「俺はまだ旧式ってほど古くはない」
たとえ機械だと思っていても、古いと言われるのは面白くないようだ。
「悪かったよ……でもな、お前の目は故障でもなんでもない」
「じゃあ……誤作動か?」
「寝不足だよ」
「……なにを言っているんだ? 機械に睡眠など必要ない」
そうは言っても、彼の目の下にはクマがあり、さらにその瞼はほんの少しではあるが、下がっている。
「確かに、身体の一部は機械化している。でも、お前自身は機械じゃないし、脳までは機械化されていない。脳にも身体にも睡眠は必要だ」
「……そんなわけはない」
「いいや!」と、九条は強い口調で言い聞かせる。
「おまえの目の異常はただの睡眠不足だ! とにかく眠れ!」
●寝かしつけ依頼
「すこし面倒な依頼を頼む」
そう大きくもないミーティングルームに集められたエージェントたちに九条は言った。
「睡眠を拒否する子供を眠らせてほしい」
スクリーンには仮眠室の鏡で自分の目を覗き込んでいるヴィクターの姿が映し出される。
「子供とはいっても、ちょっとした駄々をこねている以外はこの通り大人だ」
九条は腕時計をちらりと確認する。
「俺はこれから実験室にこもらなきゃいけないから、こいつに付き合うことができない。眠るためのアドバイスをしてやってくれ」
ちなみに、ヴィクターの英雄である青柳沙羅は占いイベントに行っているため、不在だ。
解説
●目標
ヴィクターを眠らせてください
●場所と時間
・AGW研究所 仮眠室
・日中
●状況
・ヴィクターは三ヶ月ほどまともに睡眠をとっていません。
・機械の自分は一日一、二時間程度の充電時間(睡眠)を取ればそれで十分だと思い込んでいます。
・アイアンパンクであり、能力者であることが短すぎる睡眠時間を可能にしていますが、それでも当然、数ヶ月に一度こうして体調に違和感を感じます。その度に、彼は「故障」だと思うようです。
・なかなかの思い込みの激しさ&頑固さにより直球の説得は難しいかもしれません。
マスターより
こんにちは。gene(ジーン)です。
この度、NPC:ヴィクター・ライトの担当をさせていただくことになりましたので、ヴィクターという男がどんな人間なのかを掘り下げるため、シナリオを書いてみました! ……が、なんか、掘り下げた結果、中二病っぽくなりましたね。
思わぬ面を発掘してしまいました。
ごめん。ヴィクター……。
プレイングには、心情・行動などをPC口調で書いていただけると、多少のアドリブを書かせていただく際に、PCの思考の特徴や口調などが想像しやすくなり、大変参考になります。
ナイスな睡眠アイデア、お待ちしております♪
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/05/09 20:20
参加者
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