本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 5人 / 4~10人
- 英雄
- 5人 / 0~10人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/02/20 22:00
- 完成予定
- 2016/02/29 22:00
掲示板
-
処分ぱーてぃー
最終発言2016/02/20 19:22:19 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/02/20 19:38:43
オープニング
●もうお腹いっぱい
風 寿神(az0036)はある種の病気持ちだとパートナーを務めるソロ デラクルス(az0036hero001)は考えている。
「俺はいつも助けてもらってばかりじゃ。こうやって生活できるんも、あの人の財産をもらったからにすぎん。せやけど、本当にこのままでええんじゃろうか」
そう言いながら寿神は生クリームを掻き交ぜている。その周りには既に作られたクッキーなどが並べられていた。そんな中で寿神は一人ぶつぶつと零しながらも、手を動かし、次々とお菓子を作っていく。今回はお菓子だが、前回は料理だった。何かをやりながら、心に溜めているものを吐き出す寿神。一種のストレス発散であり、病気だとソロは思う。そんなソロは時折、相槌を打つも基本は黙って聞きながら、お菓子をつまむ。そして、寿神は暫くすると発酵している間にと、次のお菓子へと取り掛かっていた。ブツブツと言いつつも、材料の分量などはしっかり量っているのだから、何とも言えない。しかし、とソロは所狭しと並べられた菓子の数々を一瞥するとスー、と名を呼んだ。
「……なんじゃ?」
「えっとね、流石にこれはボクらじゃ、食べきれないよ?」
「あ」
作業している後ろに並べられたお菓子の数々。それを見て、寿神はしくったと片手で顔を覆った。
「すまん、フーリ」
「うーん、まぁ、この量になるまで止めなかったボクもボクだし」
さて、どうしたものかと二人揃って首を傾げた。
●お届け物でーす
翌日のお昼前、寿神とソロは箱詰めしたお菓子を袋に入れれるだけ入れて、H.O.P.E東京海上支部に来ていた。
「あ、おねーさん!」
「あら、ソロちゃんじゃない、今日は何かあった?」
よくお世話になるオペレーターの女性道師(みちのし)にソロが呼びかければ、それに気づいた彼女は寿神に一礼し、ソロに近づいた。ソロの目線に合わせれば、ソロはにへらと笑みを浮かべ、持っている箱を道師に差し出す。
「これ、あげます!」
「なぁに、これ?」
「スーが作ったお菓子」
本当? という顔で寿神を見上げれば、寿神は申し訳なさそうに眉を下げていた。
「中、見てもいい?」
「どうぞ」
箱を開けると、そこにはお菓子が綺麗に入れられていた。ただ、どれもこれもチョコをふんだんに使ったチョコ菓子というもので……。
「風ちゃんは誰かにチョコをあげるつもりだったの?」
「……? いや、特にはないのぅ。ただ、チョコが安かったというだけで。何か、チョコが関係する行事でもあるんけ?」
首を傾げた寿神に道師は、あらまぁと驚く。ソロもわかっていないらしく寿神同様に首を傾げていた。
「先日、バレンタインだったのよ。だから、それの余りものかなって」
「ううん、違いますよ。ただのスーのストレス発散です」
「悲しいことじゃが、フーリの言う通りでのぅ。愚痴りながら作っておったら、作り過ぎたんじゃ」
流石にこれだけの量を二人では食べられないと判断して、と持っていた袋を持ちあげて見せれば、確かにそうかもと道師は頷いた。そして、道師は、これだけ一人で食べると流石にダイレクトに来るわよねとブツブツ言ったかと思うと、いいこと思いついたとパンと手を叩く。
「皆に振る舞いましょう」
「「??」」
そのつもりで持ってきたんだがと二人が首を捻るも、道師は気にする様子もない。
「チョコ菓子処分会もとい、交流会! 風ちゃんの人慣れのためにもいいでしょ」
「俺、別に慣れとらんとかそう言うんじゃなくて、多少苦手なだけで」
「だから、その苦手克服にって」
そうと決まれば、食堂を間借りできないか聞いてくるわねと何故か張り切りだした道師は呆然とする寿神とソロを置いて、さっさとどこかに行っていまった。残された二人は顔を見合わせ、道師が去った方向をもう一度見つめる。
「何がどうなったんじゃ」
「うーん、僕にもわかんない。でも、お菓子がなくなるのだけはわかったかな?」
「……まぁ、なくなればええか」
とりあえず、今日のところは持って帰ろうと踵を返そうとしたところに道師がバタバタと足音を立てて、戻ってきた。
「風ちゃん、ソロちゃん、お菓子はこっちで預かっておくわね」
「いや、別に平気じゃが」
「箱のまま出すわけにはいかないでしょ。それなら、こっちで盛り付けしておくから、ね」
任せて頂戴と言われ、二人は顔を見合わせる。そして、ソロは寿神から袋を受け取ると、それを道師に差し出した。
「じゃあ、お願いしまーす」
そう言えば、道師は笑顔で受け取り、おやつ時くらいに食堂にねと言い残し、再び戻っていった。寿神とソロは手ぶらになったということもあり、空いた時間を潰すため、仲良く手を繋いで支部を一度出た。
一方では、うーん、失敗したお菓子混ぜちゃってもいいわよね。見た目はいいし、わかんないわかんない、寿神たちから受け取ったお菓子に自分の失敗作をこっそりと混ぜ込む道師の姿が目撃されたとか。
暫くした後、偶々依頼の確認などで支部を訪れていたエージェントたちに道師が声をかけていった。
「美味しいお菓子を片手に食堂でお話でもいかがですか?」
解説
寿神の作り過ぎたお菓子を食べよう!
ついでにいろんな人と楽しんじゃおう。
●会場
H.O.P.E東京海上支部の食堂。名目はエージェントたちの新たなる交流と親睦を深めるため。
机やお菓子の入った器などは全て借りものなので、それらを壊さないようご注意。
●お菓子
チョコ菓子がメイン。日持ちのするクッキーから頑張って作ったらしいケーキまで。ちなみに味は普通に美味しい。ただ、稀に形が崩れたものも混入しているようだ。
なお、数個ほど道師が作った失敗作が混入している模様。見た目は普通のと変わらないのだが、味が……。
ちなみに持ち込みも可。渡せなかったもの、ちょっと作り過ぎちゃったものでも可。
●飲み物
お茶からジュースまでご用意。ジュースを片手にお菓子をつまむなり、なんなりと。
飲酒禁止ですので、お酒の持ち込みは不可。
●風 寿神&ソロ デラクルス
強制参加のNPC。ソロは比較的、お話に混ざりに行く。ただ、寿神は隙を見て、部屋の隅っこで座りこむよう。
ちなみに無言でソロの尻尾やお耳をモフモフしちゃうと叫んで逃げるので要注意。
●その他
リプレイはパーティ開始後からとなります。馴染みのない方に声をかけてみるもよし、お菓子の感想をシェアしてもよし、皆で楽しめるゲームなどをしてもいいかもしれません。まだまだ成りたてのエージェントさんは自己紹介から始めるもいいでしょう。尚、雑談の内容は他人を不快にさせるよなことがないように。また、ゲームは一つほどが限度とさせていただきます。大体三時間ちょっとの交流会なのであれもこれもと欲張ると一つ一つの内容が薄くなってしまいますのでご注意ください。
また、交友がある方とだけ接することはできません。
マスターより
どうも、唐突に料理やお菓子作りがしたくなる東川です。
今回はお喋りしつつ、お菓子をなくそうぜっていうものです。また、交流を新しく持つなり、親睦をさらに深めるなり、ご自由にどうぞ。わちゃわちゃと騒いで楽しんでいただければ幸いです。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/02/28 11:55
参加者
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処分ぱーてぃー
最終発言2016/02/20 19:22:19 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/02/20 19:38:43