本部
車内、大変込み合ってます
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/01/27 19:00
- 完成予定
- 2016/02/05 19:00
掲示板
-
乗客を救出せよ
最終発言2016/01/27 16:42:25 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/01/24 19:15:39
オープニング
●車内、大変込み合ってます
正月気分もすっかり抜けきった連休あけ。朝の電車は、すっかりおしくらまんじゅう状態で通常運行に戻っていた。
高校生活最後の学期が始まった御田須木カナは、18歳女子としてはかなり小柄なほうで、サラリーマンやOLたちに揉みくちゃにされ、時節両足が床から離れヒヤヒヤしていた。それでも、カナは必死で単語帳を片手に隙を見つけては、単語を頭に網膜に叩き込んでいた。高校三年生の冬、大学受験というカナの今までの人生において、かなり大きな関門が待ち受けているからだ。
朝の電車は、乗車率100%を超えている割には、電車の揺れる音と誰かの咳やクシャミの音がやけに大きく聞こえる程度には静かだった。
"パンッ"
不相応な破裂音が聞こえたのは、カナの目的駅が次の駅というタイミングだった。それは打撃音とともに、何かが割れたような音でもあった。その音とほぼ同時に、カナは進行方向前方から物凄い重圧で人の波に押された。誰かの叫び声が聞こえた気がしたが、すぐに途切れて破壊音が続く。その音は異様に静かな車内を支配し、徐々にカナの方へと近づいてきた。
"バリンッ"
今度はガラスが割れるような音が聞こえてきた。ここまでくれば、流石に何かがあったのだとカナを含めた乗客たちは気がつく。
車内を異様な緊張感が支配する。
ふと、カナは視線を足元へと落とした。車内の床はほとんどが靴だらけで床の見える面積など少ない。それでもその間を縫うようにして、赤黒い蛇のように見ただけドロリとした液体がカナのローファーに迫っていた。
(「血だ」)
それは直感であり、反射であった。
「ぼぉわぁぁぁぁ! !」
まるで野獣のような叫び声に、カナのか細い悲鳴はかき消される。咄嗟にカナは両手で自らの口を塞ぐ。
(「死にたくない」)
カナは心の底から願った。小柄な体をさらに小さく縮める。
″バゴンッ″
今までで一番近くに聞こえた破壊音から一拍置いて、カナは僅かな人込みの隙間からそれを見た。
そこには人型を成していながら、確実に人ではないナニカが嗤っていた。
「……以上が、その車内で起こっていることだ。至急、事態の収拾をつけてほしい」
携帯から聞こえる司令官の声はいたって冷静に、淡々と状況のみを伝える。何気なく窓の外を見れば、電車はまだ動いている。考えるに、運転手は既に手遅れだ。司令官からの連絡が切れると、君は現場の中心となっている7両目へと向かう。
解説
●目的
乗客の救出
●敵情報
野獣
ケントゥリオ級の愚神。体長約2メートル。武器なし。パワータイプ。
外見は体格の良い男性。意識は完全に取り込まれ、意思の疎通は不可。
攻撃手段は打撃のみ。魔法は使えない。
悪い小人×2
デクリオ級の従魔。体調1メートル。武器なし。パワータイプ。
外見は、坊主頭に口の周りに口ひげの双子の親父。互いに意思疎通が図れるようだが、その言葉はどの言語にも属さない。こちらとの意思の疎通は不可。
攻撃手段は打撃のみ。魔法は使えない。
●状況
10両編成の電車内(7両目)
車内の半数は既に意識不明。
1両目から6両目までの乗客は、ほぼ全滅。
運転手は既に亡くなり、手下の従魔によって電車は、走り続けるように操縦されている。
走行中の電車は、飛び降りると危険な程度に速度が出ている。
リンカー達は8両目以降の車内で連絡を受けた。
電車は各駅で止まらない。他の電車との接触は、避けられるように手配されている。
マスターより
あけましておめでとうございます。珠です。走行中の電車内って、ある意味密室ですよね。
今回は電車内で事件発生です。なるべく多くの乗客を救ってください。
小さなおじさん達も、楽しく暴れまわってる野獣も典型的なパワータイプです。
小さなおじさん達の方が、愚神よりも賢いかもしれません。お気を付けください。
リプレイ公開中 納品日時 2016/02/03 18:39
参加者
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乗客を救出せよ
最終発言2016/01/27 16:42:25 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/01/24 19:15:39