リンクブレイブ

共鳴と同時に礼の人間としての姿が溶け、2進数存在へと戻る。周囲に0と1の羅列が浮かび、空中に半透明の非実体キーボードと無数のモニタが現れ、マックを囲む。共鳴状態のマックの身体能力は他者と比べればあまり上がっていないが、彼が五感で感じ取った情報は全て礼によって論理的な処理が施され、情報の取捨選択と優先順位付けにより、効率的な戦闘が行えるようになっている。いわば人力イージスシステムとも言えるもので、これによってマックは他のリンカーと同等の戦闘力を有すことができている。しかし、礼の情報処理能力は通常の人間であるマックにとってはかなりハードなもので、共鳴状態の時には急速にカロリーの消費量が上昇する。これによって、長時間の共鳴状態を維持すると体温が急激に上昇し、鼻血を出すなどの症状が出る。礼は「ダイエットにはちょうどいい」と言っているが、マックは極力共鳴状態を避けようとしている。