本部
なぜ戦うのですか?
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/12/03 15:00
- 完成予定
- 2015/12/12 15:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/11/30 20:04:57 -
情報共有用
最終発言2015/12/03 13:00:06
オープニング
異世界からの脅威……それは世界蝕以降、人々の心に深い爪痕を残してきた。去る大規模作戦第一フェーズは『愚神軍に快勝』と発表されたが、世間ではそれを疑問視する声も聞こえた。結果が上々であることは疑いようのない事実で、H.O.P.E.は責務を全うしていると言ってよい。だが、死者がなかったわけではない。愚神アンゼルムが倒されたわけでもない。
『一体なにをもって快勝だというのか?』『そもそも、能力者や彼らの言うことを信じていいのか?』
こういったアンチH.O.P.E.ともとれる意見の根源には、未知の脅威への恐怖心や、(作戦機密上致し方ない)H.O.P.E.の説明不足が影響しているだろう。この日、H.O.P.E.東京海上支部では大規模作戦に係る中間報告会が開かれていた。講堂に集まったのは各自治体や政府官僚などと多くの報道陣だ。演台へ向かうあなたに、H.O.P.E.の職員が言う。
「クリエイティブイヤーか……この20年、思えばいろいろなことがあった。技術は革新した。今はただその恩恵に浸っていたい……人々の想いはそんなところだ。だが、世界蝕は同時に愚神も生み出し……今回も大勢死んだ。一般人は愚神がナニでどんなモノか、およそ知らない。だからこそ、意味不明で強烈な脅威に怯えている」
世の中には、ライヴスリンカーを愚神と区別しない者もいる。ヴィランの存在もそれを助長しているが、それ以前に圧倒的に説明が足りていないのだ。「我々は異形の怪物から皆さんを守る者です」と、言うだけなら簡単だ。だが強い信頼を得るには、我々が正義の執行者であることを誰もに納得させねばならない。
「何にせよ、一般人が安心するような話を頼む。我々が必要不可欠な組織であり、大規模作戦が順調であることを理解してもらうんだ。この報道を見る人の中には、生駒山の騒動で家族や友人に死なれた者もいるだろう。そうでなくても、彼らは死ななくても済んだのではないかとH.O.P.E.に不信感を抱いている輩はたくさんいる。そういう一般人が集まれば、オーストラリアの二の舞を踏みかねん」
目の前の職員はひどく顔色が悪い。報道関係者の質問は殺気じみていると予想がつくからだろう。大規模作戦に関する質問もあるだろうが、能力者の内面そのものを審議しようとする内容もあるに違いない。
『大規模作戦の発動以前、少ない戦力で愚神アンゼルムに挑み、度々玉砕しましたね。これはなぜですか?』
『生駒山では本当に優勢? 2度逃げられたトリブヌス級もあるとか。一般人は不安に駆られていますよ』
『強大な敵を前にしたとき、逃げ出したいと思ったことはないですか? 二束三文の報酬に命を懸ける価値があると? 見ず知らずの私たちを守ってくださる理由とは何ですか?』
『あなたの契約者は異世界では悪名高い英雄だったそうですね。なぜ契約者が裏切らないと約束できるのでしょう? どうして私たちがあなたを信じることができるでしょうか?』
これらの問いに、なんと答えるのが正しいだろうか。H.O.P.E.職員は眩いフラッシュの中へ消えていく出席者たちを見送り、最後尾を行くあなたを呼び止める。
「なああんた。できれば、俺にも教えてくれよ……俺たちは、どこまで戦えばいい? もしかして永遠に愚神が途絶えることはないんじゃないのか? 俺たちの戦いは……本当に希望と呼べるのか?」
敵は無数かもしれない。守りたかったものは裏切るかもしれない。それでも、戦わぬ者にはただ一つの結末が待つのみ。
解説
概要
記者会見に演者として出席し、H.O.P.E.への不信、または能力者蔑視の払拭に貢献してください。
質問内容の一例
・従魔について
異世界の知識が乏しい一般人は従魔とは何か知りませんので、この説明を求められる場合があります。従魔は殺戮機械であり、人型で言語を用いたとしても、それはプログラムに過ぎません。遭遇した従魔の話題などを通して、その危険性、ひいてはエージェントの必要性を説くことができるかもしれません。
・愚神について
従魔同様、愚神について説明を求められることもあります。ほとんどの一般人は愚神と英雄を善悪でしか判断しませんし、実際の区別もそれに近いです。ご自身の経験から、ヴィランと愚神の違いや、愚神に共通する(あるいは多い)考え方を提示して英雄との違いを説くことが有効でしょう。
・自分について
能力者について説明を求められることもあります。あなたがヴィランズ等でなく、H.O.P.E.のもとで活動するのはなぜかお答えください。答えにくい場合は、一般の同意を得られるような戦う大義名分を語るとよいでしょう。敵討ちなどはベターですが、ただ生きていくためという理由でも言い方によっては大きな反響を呼ぶことができます。
状況
・場所はH.O.P.E.東京海上支部講演会場です。
・机にはお水のグラスがあるので、緊張で喉が渇いたら飲みましょう。
・大規模作戦に係る説明会ですが、【白刃】以外のシナリオの話をすることも問題ありません。
マスターより
哲学家の皆さんへ。こんばんは、昇竜です。
脳筋プレイの皆さんも、自身の過去や内面を見つめ直すきっかけにして頂けたらと思います。
まとまってない箇条書きの考察でも、インタビュアーにしっかり拾わせていきますのでご安心ください。
リプレイ公開中 納品日時 2015/12/09 15:06
参加者
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/11/30 20:04:57 -
情報共有用
最終発言2015/12/03 13:00:06