本部
ブラッディ―・ヴェンデッタ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 5人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/07/04 15:00
- 完成予定
- 2017/07/13 15:00
掲示板
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血の復讐劇(相談卓)
最終発言2017/07/04 00:55:17 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/07/02 02:48:04
オープニング
香港、ヴィクトリア・ハーバー。
高層ビル群の一角にあるバーにて、二人の男性が声を潜めて話していた。
「本当に実行するつもりか?」
「無論だ。そのために俺は今日まで生き長らえてきた」
毅然と答えたのは、右腕と両足を機械化したアイアンパンク――ブラッド。彼はドライ・マティーニを一息に呷り、深い嘆息を吐き出した。
「はぁ……お前にはわかるまい。この俺の怒りを、憎しみを、恨みを」
「理解しようとは思わない。だが、お前と同じように俺にもこの世界には借りがある。借りを返さなければ死んでも死に切れない。そうだろう?」
「……ああ、その通りだ、同志よ」
ブラッドがにやりと口角を上げると、対面の男性――デニスは懐から大判の紙を取り出した。
「これは?」
「ビル内部の地図だ。印をつけた場所に爆薬を仕掛けてある。この爆薬の量ならビルの倒壊は免れないだろう。そうなればヴィクトリア・ハーバーはただでは済まない」
「ふむ、それでいい。これは復讐だ。理不尽な借りを返す」
脳裏に事件の記憶が過ぎり、ブラッドは眉をしかめた。
能力者も従魔も愚神も許さない。何故俺を救った? 何故家族を救わなかった? 何故俺を殺さなかった? 何故家族を殺した? 俺は理不尽なこの世界を許さない。この右腕には弟の魂が、この両足には両親の魂が宿っている。俺は復讐を果たすために生かされたのだ。何人たりとも俺を止められない。
「ブラッド、何も死に急ぐことはない。爆薬は遠隔から起爆できる。俺と仲よく心中するのがお望みか?」
「お前もそうだろう? それに、ビルに爆薬が仕掛けられているとわかったら能力者共が対処しに来るだろう? そいつらもついでにぶちのめしてやる」
「理不尽だな」
「理不尽さ。デニス、協力に感謝する」
「何、礼には及ばない。あとは任せたぜ。俺の持てる力を全てお前に委ねる。グッドラック、ブラッド」
グッドラックとはひどい皮肉だ、とブラッドは思った。
俺の死と引き換えにこの世界の理不尽を体現してみせる。俺が見た地獄をもう一度再現する。
バーを出ると、そびえ立つビルが倒壊する映像がフラッシュバックした。失ったはずの右腕と両足に痛みが走った。
「ちっ……行くぜ、相棒」
解説
ヴィラン――ブラッドの逮捕およびビルの爆破を阻止することが目的。
ビルに仕掛けられた爆薬の数は不明。遠隔からの起爆が可能で、スイッチはブラッドが持っている。
機械化した右腕は大剣を軽々と振り回し、両足は機動性の高さを利用して壁を走ることもできる。英雄のデニスと共鳴し、事件解決に赴いた能力者たちを迎え撃つ。
ビルの爆破は人通りの多い昼。既にH.O.P.E.には犯行声明が出されており、ビルが倒壊するとヴィクトリア・ハーバーに甚大な被害が及ぶと予想される。
ビルは五十階まであり、ブレーカーが落とされているためエレベーターは使用できない。一般人は避難している。
ブラッドは最上階にいる。屋上には対ヘリ用に地雷が設置されている。
マスターより
爆破を予告していた時間になった時、ブラッドは躊躇わずにスイッチを押すでしょう。慎重な行動がビル爆破の阻止に繋がります。
リプレイ公開中 納品日時 2017/07/07 05:25
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血の復讐劇(相談卓)
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