本部
澪河神社例大祭
- 形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 25人 / 1~25人
- 英雄
- 24人 / 0~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/06/26 15:00
- 完成予定
- 2017/07/05 15:00
掲示板
-
出店・交流相談板
最終発言2017/06/25 17:49:11 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/26 14:18:07
オープニング
「改めて青藍。お前は何という事をしてくれたのだ!」
「だ・か・ら・ぁ、仕方ないじゃん! 生きるか死ぬかだったんだから!」
神社の祭壇の上に置かれた天津風を前に澪河将臣と澪河青藍は言い争いを繰り広げる。それも当然、澪河神社に祀られていた御神刀、天津風の刃がバラバラに砕けている。先の戦いで青藍がこの刃の秘められたる力を発揮した結果、刃がぶっ飛んでしまったのだ。狗頭の男――将臣の英雄は溜め息をつく。
『だが不幸中の幸いだったな。こんなになってもこの刀は直るのか』
「うん。こっちで調査したけど、少しずつ破片を吸収して元の形に戻ろうとしてるみたいよ。完全に直るまでは年単位で時間かかるだろうけどね……」
悪戯っぽい笑みを浮かべ、仁科恭佳は姉貴分である青藍を見遣る。この前もアメリカの大地で二人の少女の頭のネジを飛ばし、少女二人を全裸にした罪で青藍からは拳骨一発貰っていた。いつもお仕置きされっぱなしなだけに、姉貴が怒られているのを見るのは気分が良い。
「全く! もうすぐ例大祭があるというのに! これでは神事がままならん!」
「はい、その点については返す言葉もございません」
速やかに青藍は正座し頭を垂れる。彼女とて神主の娘、胸が痛い。
「反省しているならな、今年の例大祭もお前は最前線で働くんだぞ」
「わかりました。今年については精一杯やらせていただきます」
『仕事とは……要するに看板娘という事ですか』
ウォルターは苦笑する。将臣は深々と頷く。
「そうだ。中身こそ小姑のようだが、黙っていれば清楚な美少女。こいつの顔を一目見ようとわざわざよそからやってくる男も多いのだ」
「いつか神様怒るからな畜生……」
「神が怒る事はないだろう。何故ならお前は彼氏がいた例がないからな」
「セクハラだからなそれ……はいはい。わかりましたよ……」
ぎりぎり歯を鳴らして睨みつけるが、刀という負い目がある以上反駁は出来ない。青藍は肩を落とし、小さく頷くのだった。
――数日後――
祭りの始まりを前にして、神社の参道に屋台が並んでいる。地元の人々(+青藍目当ての客)が集まるだけの小さな祭り、その規模はこじんまりしている。――今回はそれに加えてH.O.P.Eの本部にも宣伝ポスターを張ってきたため、エージェント達も少し来るはずだったが。巫女服姿の青藍は屋台の進む準備を見つめて仁王立ちしていた。
「……よし。今年も戦いが始まる。頬っぺたが攣るぞ青藍。覚悟しとけよ」
ぼそぼそと青藍は呟く。クール(フール?)と言えば聞こえはいいが、基本オタク気質で表情に乏しい彼女は愛想を振りまくだけでも大変なのだ。目を閉じて深呼吸する彼女。そんな彼女の胸に、いきなり手のひらが当てられる。恭佳だ。
「何してんだてめぇ」
「いやぁ。相変わらず巫女服着ると誤魔化し利かないなぁって」
「おう40秒で支度しな。殺してやるから」
恭佳の額を掴み、青藍はにっこりと笑う。既に微笑みを絶やさぬ戦いは始まっているのだ。
「相変わらずコンプレックスなんだから。貧乳はステータスと認めたまえよ。楽になれるぞ」
「酒注文して毎回年齢確認される身になってみろ。嫌でもわかるぞ」
『そうやって妹と張り合ってばかりなのも子供扱いされる原因だね。淑女なら淑女らしい余裕を持たないと』
白衣をエプロンに変えたウォルターがやってくる。青藍は頬を膨らせ、ウォルターにジト目を向ける。
「へいへい。言われるまでもありゃしませんよ。ウォルターさんこそ準備は大丈夫なんですか」
『ああ。ちょっと記憶が曖昧だったけど……やはりこの手の事は体が覚えているものだね』
しみじみと呟くウォルターにも青藍は容赦ない。屋台の前に並べられたスコーンを見遣って彼女は呟く。
「言っときますけどジンジャー味は売れないですからね」
『うむむ……美味しいんですけどね……』
「味覚が違うの! ……それから恭佳。くじはちゃんとお遊び程度にしてるんだろうな」
「してるって。(賞品はグロリア社から貰ったジャンクだけど……)」
「何か言った?」
「言ってない!」
『お疲れ様です、青藍さん。素敵なお召し物ですね』
澪河ファミリーの癒し、ヴィヴィアンがやってきた。今日の彼女のファッションは森ガール風味、ゆったりとしたフリル付きのワンピースが似合っている。ようやく飛んできたまともな誉め言葉に、青藍はにんまりする。
「えへへ。そいつはどうも。お店の準備は出来ましたか?」
『はい。もう本棚には収まらないので、全部捌ければいいのですが……』
「売れますよ。私が保証します。(うちの売り上げが減るかも……)」
『どうしましたか? 顔色がよろしくないようですけど』
「いいえ。……じゃあ、もうすぐ例大祭が始まるぞ。一日立ちっぱなしだ。リンカー達もおもてなししなければならない。覚悟はいいな」
青藍は頬を引き締め三人を見渡す。三人は力強く頷いた。
「行くぞ! ファイト!」
解説
メイン 澪河神社の例大祭を楽しむ
出来る事……()内はPL情報
御神籤or御守り受領……青藍
社務所で巫女服姿の青藍が番をしている。エージェントの為の戦勝祈願御守りと御神籤を用意している。普通の御守りもある。(全部500G。御神籤の内容はプレイングで指定可能)
スコーン屋……ウォルター
楽しそうにスコーンを売っているウォルター。お菓子作りの腕前は確かな様子。だが味付けはエゲレス人向けのため……?(300G。シュガー、チョコ味は美味。ただしジンジャー味は日本人にとって最悪)
三角くじ屋……恭佳
含みのある顔でくじを売っている恭佳。青藍が目を光らせているためどうしようもないアイテムしか用意していないのだが。(1000G。貰えるアイテムはEランク内で指定出来る)
古本屋……ヴィヴィアン
古本を売っているヴィヴィアン。人間観察の方便らしく、あんまり売り上げは気にしていない様子。(500G。岩〇になっているような本が買える)
その他食べ物屋
焼きそばなりラムネなりかき氷なりその他もろもろ。(値段は適当に決めます。食べたいもの書いてください)
遊び屋
射的、輪投げ、ヨーヨー釣り、金魚すくいの四種類。(値段は適当にry。ただし種類は左で固定)
自分で出店
10000Gを払うと自分が店を出せる。ちびっこにも安心な出し物じゃないと青藍が怒るので注意。(何を出してもOK。焼きそば屋を出すと焼きそば屋に行くプレイングを出したPCと絡んだりする。その辺は相互で相談してください。収益は1D20×1~30(値段設定により上下)×値段。要するに最大で600人程度来る。)
Tips
あまり沢山回っても描写しきれません。最大でも二つくらいに的を絞っておくと描写が良くもらえる可能性が高いです。
過去に青藍が登場した依頼に参加していた場合、社務所に行くと反応する。(恭佳も一応反応する。)
マスターより
影絵企我です。
見ての通り、お祭りです。NPCと交流するシナリオとお祭りで楽しむシナリオのニコイチなので、NPCと絡みに行ってもいいですし、放置して金儲けに行ってもいいです。
出店については、全員で店出しすると全員で損したりするので、その辺りは相談など使って柔軟に調整してください。あくまでおまけ要素という事で。
何か質問があれば質問卓を立ててご自由にどうぞ。……もろ日常な依頼ですからそうそうないとは思いますが……
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/07/03 15:05
参加者
掲示板
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出店・交流相談板
最終発言2017/06/25 17:49:11 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/26 14:18:07