本部
キョンシーの憂鬱
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/06/05 19:00
- 完成予定
- 2017/06/14 19:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/06/04 22:18:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/01 17:18:05
オープニング
H.O.P.E香港支部。
依頼主はスーツを着た紳士だった。彼はパナマハットを脱ぎ、微笑を浮かべて会釈した。
柔和で温厚な男性のようであったが、彼は予想だにしないことを口走った。
「私を止めてください。さもなければ甚大な被害が出ます」
ひとまず名前を尋ねると、男性ははにかんで頭を掻いた。
「いやはや、これは失礼。申し遅れました、私はジーといいます。率直に言いましょう。私はヴィランです」
自称ヴィラン――ジー。詳細な説明を求めると、彼は快く頷いた。
「私は中国の山奥で一人暮らしをしていました。自然の中で生活するのが夢だったのでね、貧乏でも幸せでした。食料は自給自足、野草を採集したり動物を狩猟したりして生計を立てていました」
しかし、とジーはわずかに表情を強ばらせて言った。
「食料不足で飢えていた時、私の元に英雄が現れました。そして、英雄はこう言いました――生きるための力を与えよう、弱肉強食の頂点に君臨せよ、と。私は誓約を結びました。ですが、それがまずかった。私は強大な力を手に入れましたが、それは怪物もどきのものでした。私は動物の生き血をすすり生肉を食らう獣になったのです。山で動物を狩るならまだしも、やがて理性が抑えられなくなって村に下りるようになりました。もう何人殺したかわかりません。村民は私をこう呼んで怖れました――キョンシー、と」
ジーが誓約を結んだのは英雄ではなく愚神だった。その結果、能力が発動すると愚神に意識を乗っ取られて人間を襲うようになってしまった。
愚神はジーの中にいる。まだ完全には侵食されていないが、日に日に凶暴性は増している。
「太陽が沈むと意識がなくなります。朝になって意識が覚醒すると、全身が返り血にまみれているのです。私の能力は夜になると自動的に発動します。その前にどうか私を止めてください。手に負えないようでしたら殺しても構いません。お願いします、これ以上人間を殺したくないのです」
ジーは到底ヴィランとは思えない礼儀正しさで頭を下げた。
解説
自称ヴィラン――デクリオ級の愚神を倒すことが目的。
愚神は夜になると活発になる。俊敏性と跳躍力が大幅に上昇し、牙と爪が鋭く伸びる。五感が研ぎ澄まされて、人間や能力者を食らって能力を強化しようとする。
夜になる前にジーをあらかじめ拘束しておく。ただし、拘束が破られることは想定。
ジーを拘束する場所はH.O.P.E.香港支部内の広い部屋。特に障害物はない。
万全の準備はできているが、ジーの逃走は必ず防がなければならない。
マスターより
凶暴な愚神であるため、多少の負傷は覚悟。回復のスキルや封印のスキルがあると戦闘が円滑に進むかもしれません。
リプレイ公開中 納品日時 2017/06/14 01:14
参加者
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相談卓
最終発言2017/06/04 22:18:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/01 17:18:05