本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/11/25 19:00
- 完成予定
- 2016/12/04 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/22 05:53:09 -
相談卓
最終発言2016/11/25 17:58:30 -
質問卓
最終発言2016/11/21 04:09:28
オープニング
●氷土
風が皮膚に当たると痛い程の寒さ、地面には硬い雪に覆われている。
この地では平均最低気温は-35~-40度と、例年平均よりも低く薪をくべる回数が増えて忙しく感じた。
とある集落の住民は、あらかじめ蓄えていた薪を炎がゴウゴウと燃え盛る暖炉に投げ入れ家を温める。
風が吹く度にギシギシ、と家が軋む音がし止むと静寂に包まれる。
(今日は一段と冷える……)
普段なら十分な暖かさなのに、今日はいくら薪を暖炉にくべても「足元から冷たくなっていく気がするな~」と思い足元に視線を向けた。
気がする、ではなく本当に足が凍りはじめて徐々に体温を奪っているのだ。
「なっ! これはどういう事……だ……ッ!」
住民は驚きの声を上げるが、家族の耳に入る前に体は氷に包まれた。
「何だ? こんな集落に人が沢山いるぞ!」
男は窓の外を見て家族に言う。
「え? 外には誰も居ないわよ?」
男の隣で女は窓の外に視線を向けるが、そこには人は一人もいない。
「俺の目にはそう見えるぞ?」
男は何度も目を擦るがその景色は変わらなかった。
「きっと、疲れているのよ」
と、女が笑いながら言うと男は渋々ベッドに寝転び目を閉じた。
他の家からも悲鳴に近い叫びが集落に響くと、暖炉の火が消えたのだろうか家の窓から明かりがふっと消える。
その様子を巨大な雄鹿は紫苑に輝く瞳で見据える。
ふー、と口元から吐き出される息は煙となり、鉛色の空へと向かって昇ると空から音もなく雪が降りだした。
そして、しんしんと雪が降る中で集落は暗闇と氷に閉ざされ住民の命の灯火も消えた。
●プリセンサー
「愚神を感知しました!」
プリセンサーが声を上げる。
「場所、愚神の種類と状況を!」
「ロシアの集落、種類はケントゥリオ級のユキワタリ1体とデグリオ級のアイスゴーレム2体! ドロップゾーンを展開し集落を呑み住民を凍死させます」
職員はぎり、と歯を噛みパソコンの画面に映し出されるユキワタリのデータを睨む。
「明日の夕方に集落に出現します! 必要なモノは用意しエージェント達に貸し出しできるよう準備を!」
プリセンサーは感知した情報を纏めながら職員に指示を出す。
「わかりました!」
慌ただしくなる支部内で圓 冥人はプリセンサーの隣に立つ。
「……雄鹿に似た愚神、ね。イヤな予感がする」
「ええ、ですが今のエージェント達なら大丈夫ですよ」
落ち着いた様子のプリセンサーは、冥人に感知内容を纏めた資料を端末に送る。
「へぇ、パテル……雄鹿だからかな?」
「それもありますが、通常のユキワタリより大きくてアイスゴーレムが子供に見えるからです」
と、冥人の問いにプリセンサーは答えた。
●任務
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。とある集落が愚神に襲われる未来をプリセンサーが感知しました」
ティリア・マーティスはトリス・ファタ・モルガナに目配せをする。
「内容は『とある集落がドロップゾーンに呑まれ、集落全体が氷漬けになる』だそうです。皆には、現地に向かい住民の避難と愚神の撃破をお願いしたいのです。詳しい能力は判明しておりませんが、極寒の地に合う能力だと思います。危険な任務になりますが、皆を信じています」
トリスはアナタ達に優しい笑みを浮かべた。
「移動手段はこっちで用意はしてあるから、壊さない程度に使うんだよ?」
冥人は『使用許可書』と書かれた用紙をアナタに渡した。
「あと、愚神と従魔の情報ね」
冥人が端末を操作してアナタ達の端末に愚神と従魔をデータを送る。
「今回出現するのは『パテル』と名付けられた個体。ちょっと変わった能力を持っているよ。ま、言ってくれれば俺らも助力もするから、ね?」
と、冥人はアナタに言った。
解説
●NPC
ティリアか冥人のどちらか1名だけ同行可能です。
行動を指定しない場合は以下の行動を取ります。
ティリア:集落を守っている
冥人:後方で待機
●目標
1、とある集落の住民の避難
2、現れる愚神の討伐
●HOPEより貸出可能な物
・AALブーツ(汎用ALブーツ)
【東嵐】で登場したALブーツの水陸両用版。
起伏の激しくない土地(草原、雪原、水面等)でのホバー風走行を可能とする。
・各種防寒具
【雪上車】
・ウラル08
積載力約2トン。乗員は運転席2名+25名。最大時速35km/h。
より大型なタイプで、車体は小型バス並みの大きさです。
大人数を運ぶことができますが、小回りは効かず、速度は若干落ちます。
・ウラル12
積載力約1トン。乗員は運転席2名+10名。最大時速50km/h。
大型トラック程度の大きさで、小回りが利くタイプです。
●場所
とある集落、夕方(天気:曇り)
平均最低気温は-35~-40度でとても寒いです。
●敵
愚神ユキワタリ『パテル』1体
雪に紛れて現れるケントゥリオ級愚神。
全長:3m
知能:獣
特殊能力:《吹雪》《跳躍》《幻惑の瞳》《誘いの瞳》《氷柱》
DZ内部に雪を降らせる事が可能であり、雪や吹雪で視界を悪くし、内部の温度を下げて能力者含め人の体力を奪う。
瞳は紫苑、白銀色の体毛を持つ。
穏やかな性格。1ターン目は雪に紛れて様子見しています。
DZ内なら地面から氷の手を生成し、対象を掴んだり氷を投げたりする事が可能。
氷で出来た従魔なら損傷した部分を再生できます。
従魔アイスゴーレム 2体
全長:2m
知能:獣
特殊能力:《無痛覚》《小再生》《氷塊投げ/射程5》《大型クロー》《締め上げ》
氷でできたゴーレムといった風体のパワー型デクリオ級従魔。
熱や日差しが弱点で、夜や雪が降っている時に活動している。
マスターより
寒いのが好きな紅玉です。
やった! 寒い土地での戦闘ですよ!
注意していただきたいのは、難易度相応の内容となっておりますので話し合いはしっかりして作戦を練って下さい。
皆さんの参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/12/06 19:54
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/22 05:53:09 -
相談卓
最終発言2016/11/25 17:58:30 -
質問卓
最終発言2016/11/21 04:09:28