本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 9人 / 4~10人
- 英雄
- 8人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/10/05 19:00
- 完成予定
- 2016/10/14 19:00
掲示板
-
鬱ゲー相談卓
最終発言2016/10/05 17:47:22 -
質問卓
最終発言2016/10/03 15:52:55 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/05 01:49:27
オープニング
●ここを調べろと?
世界と異世界の狭間にできた、テーブルトークRPGのルールブックを媒介として侵入可能なドロップゾーン。
ゾーンの内部はまだまだ判明していないことが多く、H.O.P.E.には調査を目的とした依頼が数多く募集されていた。
そして、VR-TTRPGシステムを用いてドロップゾーンに降り立ったエージェントたちは、出撃前の職員から聞いた説明を思い出していた。
「みなさんにはドロップゾーン内で見つかった、特殊なフィールドの調査をお願いしたいと思っております。実は、その場所は見るだけで敵の罠だと誰もが確信するフィールドで、現時点でも相当な危険が予想されています」
とても深刻な職員の言葉に誰もが表情を険しくし、今回の調査がいかにリスキーなのかを理解した。
「しかし、今までどんな困難も打ち破ってきたみなさんなら、必ず無事に帰ってきてくれると信じています。私たちH.O.P.E.職員もシステム越しではありますが、全力でバックアップさせていただきます。どうか、今回の調査を引き受けてはいただけませんでしょうか?」
エージェントたちは顔を見合わせ、大きく頷く。
どんなに強大な敵も力を合わせて撃破してきた。
こちらを飲み込もうとする謀略も真っ向からはねのけてきた。
1人では不可能だったことも、仲間がいたから乗り越えることができた。
たとえ命を落としかねない危険が待ち受けていたとしても、自分たちが臆する理由にはならない。
エージェントたちの答えは、すでに決まっていた。
……のだが。
たった数時間前の決意があっさり吹き飛びそうになる光景が、彼らを歓迎していた。
まず、中央に両開きの扉が1つ、ぽつんと直立している。周囲を見渡してもそれ以外に何も見あたらず、どこまで続くかわからない闇が広がっている。
そして、その扉が大問題だった。
『いらっしゃいませ~!』
意識して視界から外していたが、エージェントたちは諦めてもう一度そちらを見る。
まるで夜の店の客引きを彷彿とさせる来訪者への誘い文句が、増築に増築を重ねたド派手な電飾看板にデカデカと掲げられていた。親切なのか挑発しているのか、ありとあらゆる言語で書かれたそれらは、誰が訪れても意味が分かるようになっている。
派手なのは看板だけではない。扉にもこれでもかというほどコードイルミネーションが巻き付けられ、ビッカビッカと自己主張を繰り返している。
極めつけは、扉の前に墓石のようにつき立つ、古びた木製の立て看板。これだけやたら地味で、遠くからは何と書いてあるかはわからないが、決して愉快なことは記されていないだろう。
エージェントたちは思った。
……あれ? 考えていた危険と違う。なんて言うか、上京したての地方出身者とか、お酒が飲めない未成年とかが入っちゃいけない感じの危険じゃね? と。
『いや~、みなさんが引き受けてくださって助かりました。最初は外観の写真付きで募集してたんですけど、誰も引き受けてくれなかったんですよ~』
すると、さっきの職員の声が貸与された通信機越しに聞こえてきた。あまりにも軽い声音に、全員がイラっとする。
とはいえ、ここが未知のドロップゾーンであり、どこに送られたところで危険だということに変わりはない。警戒しながらも扉に近づき、最初に立て看板を調べることにした。
『アトラクション型フィールド“どろっぷぞ~ん”へようこそ!』
今すぐ帰りたくなってきた。
『入場料金は今なら、な、なんと!? 1時間でお1人様5,000Gポッキリ!!』
時間制限付きで金取んのかよ。
『色んなアトラクションに挑戦して、この世界に迷い込んだ人間や高純度の霊石など、豪華賞品をゲットしちゃおう!』
真面目なのかふざけてるのかどっちなんだよ。
もう頭痛が痛い状態に陥ったエージェントたちの耳に、再度職員からの通信が入ってきた。
『みなさんもご確認の通り、もしこの看板の情報が確かであれば、この怪しさ爆発な扉の先にドロップゾーンにとらわれた被害者がいることになります。しかし、中がどのような世界に通じているのかもわからないため、危険度は未知数です。もしかしたら時間内に帰ろうとしても、チャージ料金やソフトドリンクだけでお会計が数十倍になっている可能性すらあります』
もうそれただのぼったくりバーじゃねぇか。扉の雰囲気からして、間違ってなさそうなのが余計にたちが悪い。
『ですから、みなさんくれぐれも注意して探索に臨んでください。あ、エリア調査で実際にかかった費用は、申請してくださればH.O.P.E.が全額負担しますので、気兼ねなく突入しちゃってください。では、ご武運を~』
……まさか、看板にある『入場料金』の補填が全力のバックアップとか言うつもりじゃないだろうな?
その後、何故か連絡がつかなくなってしまった通信機を見下ろし、エージェントたちは盛大なため息を漏らした。
●どろっぷぞ~ん・基本ルール(PL情報)
・全員参加です。拒否権はありません。
・入場は1回限りとさせていただきます。必ず全員そろっての入場をお願いします。複数回に分けてのご入場はお控えください。
・アトラクションは『にんげん射的』・『れいせきクレーンゲーム』・『じゅうまパニック!』の3つございます。
・アトラクションはランダムで出現し、連続で同じアトラクションとなることはございません。
・アトラクションは時間内であれば何度でも挑戦可能です。ただし、成否に関わらず現行アトラクションを終了させる必要がございます。
・参加アトラクションまたはクリア内容によって、報酬が変化・増減いたします。
・特定の参加者のみの挑戦は禁止しています。たとえば、アトラクションの参加権を譲渡するなどできません。
・入場料金以外の追加料金は発生しません。
・それでは、制限時間いっぱいまで、ごゆるりとアトラクションをお楽しみくださいませ。
解説
●ミッションタイプ
【エリア探索/一般人救助/霊石採掘/敵撃破】
このシナリオはクリアと成功度に応じて様々なボーナスが発生します。詳細は特設ページから「ミッションについて」をご確認ください。
●目標
・メイン:怪しいエリアの探索
・サブ:一般人救出・霊石獲得・従魔討伐
(以下PL情報)
●『にんげん射的』
1人にコルク銃と5発の弾が用意され、縁日の射的のような形で縛られ固定された人質に弾を当てれば救出可能。参加者が一巡すると終了。
人質にはPCたちが人型の愚神、コルク銃が本物の武器として認識される。逆に、PCたちは人質の叫び声が拡大して聞こえて集中力が乱れ、弾が首や足に飛べば人質自ら避けることもある。
●『れいせきクレーンゲーム』
ゲームセンターのそれより大きな筐体を操作し、クレーンのアームでむき出しの霊石を排出口まで運べれば霊石獲得。参加者が一巡すると終了。
クレーン調整は上と左が1回ずつ。霊石は形も大きさもバラバラで、乱雑に配置されている。アームは先が丸くスプーンのようになっているが、作りが雑で上昇や移動でガッタガタ揺れる。
●『じゅうまパニック!』
次々と増えていくイマーゴ級従魔を倒す。PCたちは体育館の半分ほどの広さを持つ室内の中央にたたされ、壁から無限に出現する従魔を討伐していくことになる。1体残らず全滅させればクリア。精神的ダメージ大。
登場従魔『AKA』…生後1歳前後の人型従魔。移動はハイハイ。言葉は「あー」、「うー」などの喃語で意志疎通不可。好奇心旺盛で人懐っこく、PCたちへ満面の笑顔で群がる。攻撃能力皆無。ライヴス吸収能力もごくわずか。
●その他
行動の成否は基本的にダイス判定で決定。1時間経過で強制的に扉の外に排出され、扉は消失。PCたちの周囲には各アトラクションで得られた成果(一般人・霊石・従魔討伐スコア)が出現。
マスターより
扉のイメージは、繁華街の客引きが誘導するお店の入り口をやりすぎた感じです。H.O.P.E.の事前の調査は内部まで至っておらず、PCたちにとって扉の向こう側は完全な未知の世界になっています。
普通は回れ右して帰りたいところですが、一般人が中に囚われていることを考えれば引き返すのもためらわれます。怪しい臭いがプンプンしますが、被害者たちを救い出すために調査をお願いします。
実際はダイス頼りのミニゲームシナリオですので、PCへの危険に関してはほぼゼロです。息抜きとしてどうぞ。
リプレイ公開中 納品日時 2016/10/13 19:53
参加者
掲示板
-
鬱ゲー相談卓
最終発言2016/10/05 17:47:22 -
質問卓
最終発言2016/10/03 15:52:55 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/05 01:49:27