本部

かぼちゃの馬車とお菓子職人

アトリエL

形態
ショート
難易度
やや難しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
6人 / 4~15人
英雄
6人 / 0~15人
報酬
普通
相談期間
5日
完成日
2015/11/04 19:12

掲示板

オープニング

 御伽噺にかぼちゃの馬車と言えば乗っているのはお姫様と相場は決まっている。
 しかし、現実にそんなものがあれば、そこに絡むのは愚神や従魔の影。
「かぼちゃの馬車が目撃されました」
 HOPEの通信を聞いて耳を疑ったものもそれはそれで多い。というか、オペレーターはわざとやってるんじゃないかと思うぐらいに不可思議なことを先に伝えてくる。……まあ、実際わざとなのだが、別にリンカー達をからかっているわけではない。
「失礼しました。訂正します。かぼちゃの馬車っぽい従魔が現れました」
 非常識な事件が起きたと言うことを伝え、彼等に非常事態の警鐘を鳴らすためなのである。決して、暇潰しにいつもからかおうと試行錯誤しているわけではないはずだ。
「目標はかぼちゃの馬車型の従魔で馬車本体は巨大なかぼちゃの従魔です。それを引いているのは翼の生えた馬二頭で、この三体の従魔がかぼちゃの馬車の中に人を捕らえたまま移動中です」
 表示されたデータからにはもう一つ、捕らえられた人の詳細なデータも添付されている。
「かぼちゃの馬車の中にはかぼちゃプリンを作るパティシエが捕らえられています。無事に助け出せればなんらかの……ええ、なんらかのお礼をされる可能性もないとは言えません」
 どうやらこのかぼちゃの元となったのはパティシエが目をつけたかぼちゃプリンに最適なかぼちゃだったらしい。
「かぼちゃの方は特に攻撃手段は持っていないようです」
 しかし、従魔かぼちゃは中にいる人のライヴスを徐々に奪っていく。現状はレベル0の従魔で、単体では転がって攻撃するくらいしかできないが、パティシエ職人が死亡するようなことがあればレベルも上がり、より凶悪な攻撃手段を持つようになるかもしれない。それはなんとしても食い止めなければならないだろう。色んな意味で。
「とりあえず付近のマップデータと推測される移動ルート複数を送っておきます。何とか無事にパティシエを助け出してください。あとお土産よろしく」
 現金なオペレーターの通信はそこで切れた。

解説

 かぼちゃを先になんとかした場合、馬は空を飛んで移動し始め、周囲の一般人に危害を加える可能性があります。
 また、馬を先に仕留める際にはかぼちゃに過度な攻撃が当たらないように注意する必要があります。
 どちらか一頭だけを先に倒した場合バランスが崩れ、かぼちゃ内のパティシエに被害が出る可能性があります。
 二頭を可能な範囲で同時に倒すことでかぼちゃの中身の被害が最小限となると推測されます。
 馬車は街中を移動中で、避難誘導は最低限終わっています。
 移動ルートは様々ですが、複数のルートが重なる点がいくつか点在しているので、待ち伏せて対応することはそれほど難しくはないでしょう。

リプレイ

●見知った者達の交流
「……よろしく」
「あはは、何だかこのメンバーだと慣れた感がちょっとあるね」
 オリヴィエ・オドラン(aa0068hero001)は一瞬戸惑いながらも挨拶をし、木霊・C・リュカ(aa0068)は笑顔で知人達を迎える。
「うぃーす! みんな今回はよろろ~知り合いばっかだから俺ちゃん安心しちゃうわ~」
「今回はよろしく頼むでござる」
 虎噛 千颯(aa0123)は気さくに白虎丸(aa0123hero001)もいつも通りの表情で応じた。
「今回はみんな仲良しさんですから! コンビネーションも抜群ですよね!」
「まぁ知らない奴らと組むよりは安全だな。気合入れていくか!!」
 喜ぶ紫 征四郎(aa0076)にガルー・A・A(aa0076hero001)も気合を入れて答える。
「虎噛殿こんばんはであるー! ところで白虎殿は息災であろうか?」
 泉興京 桜子(aa0936)は挨拶こそ千颯にしていたが、その視線は白虎丸に向けられていた。
 そう、もふもふセクシー武士の白虎丸にである。
 その後繰り広げられた光景はいつも通りだったらしい。

●馬車の中には?
「しかし、お菓子を作ろうと思ったら材料が突然従魔に……考えてみれば恐ろしいシチュエーションです」
「……アレを混ぜたりとかせんでも良いのか?」
「アレ?」
「……いや、別に良いのだ」
 石井 菊次郎(aa0866)にテミス(aa0866hero001)はまるで真面目に仕事をする部下の姿に熱があるんじゃないかと不安になる上司のような心境を抱いていた。真面目にやってるのならいいのだと言い聞かせるように目を逸らす。
「おお。かぼちゃの馬車とは、まるでシンデレラのようですね」
「実際は従魔なんだけどな」
 征四郎の夢を壊すようなことをガルーが口に出す。
「中にいるのはパティシエさんなんだって」
「パティ……」
「お菓子を作る人のことだよ」
 同様に夢を壊す現実を付きつけるリュカはオリヴィエがわかってないらしいことに気付いてわかりやすく言い直した。
「元々ハロウィンのあれはカボチャでなくてカブだったようですね」
「カブをくり抜いても……あまり可愛くならないわね」
「その意味でカボチャになったのは正解かも知れないです」
「どっちにしても橙か白かの違いしかなかった気もするわね……」
 エステル バルヴィノヴァ(aa1165)の豆知識に泥眼(aa1165hero001)が正直な感想を返す。
「うぉぉおお! かぼちゃの馬車であるぞ!!」
「かぼちゃの馬車ってシンデレラかって!」
「しんでれら! しんでれらはのっておるのかの!?」
 更に目を輝かせる桜子は千颯の言葉で夢の世界へトリップする。
「落ち着きなさい。シンデレラは乗ってないし夢も希望もないわよ」
 ベルベット・ボア・ジィ(aa0936hero001)が呆れ顔で見守っていた。
「中のいるのはぱてぃしえだな」
「知ってるよ!」
「もちろんわかっているのである!」
 白虎丸の突っ込みに千颯と桜子はそう答えた。わかっていないわけではないが、夢は見たいお年頃なのだろう。
「内部に囚われたひ……ごふごふ。ぱてぃしえ殿とやらを救助するのである!」
「王子様に会いに行くの! って奴かなってことは、馬は本当は鼠だったり?」
「……24時まで放っておいて勝手に戻ればいいんだがな」
「先に灰被り姫が眠ってしまいそうだね、それはいけない」
 そんな桜子に合わせてか、リュカとオリヴィエは冗談めかしてそういうが……実際に放置したとすれば、この場合の眠るは即ちパティシエのライヴス枯渇による永眠である。
「いや、全くカボチャの馬車とはふざけておる。焼きカボチャにして美味しく頂こうでは無いか?」
「えーと、まずやるのは馬の方です」
 そう提案するテミスに菊次郎が突っ込む。今日はどうも調子が出ないらしい。その原因が自身を不安そうに見守るパートナーにあるのは皮肉なことだが。

●作戦会議
「複数のルートが重なる待ち伏せ地点にて敵を迎え撃つのである!」
 桜子が握りこぶしを作りながら行ったように今回の作戦は待ち伏せである。
 ルートが重なるポイントは複数。それらを地図上にマークし、各々の持ち場を決めていく。
「ここで待ち伏せですね。了解です」
 ベルベットが指し示したのは
 確実にかぼちゃの馬車が通るポイントの中で、最初のポイントが作戦開始位置になり、最後のポイントが最終地点だ。ここを突破されれば、かぼちゃの馬車の動きによっては取り逃がすことになる。
「攻撃を均等にしつつ同時に退治するように努める、ですね。わかりました」
「……簡単に言ってるけど。相当難しいことじゃないかしら、それって」
 簡単そうに告げるエステルに泥目は首を傾げた。実際、相手がどの程度弱ったかを判断しつつ時に手加減しながら戦うというのは至難の業である。
 しかし、それを言っても始まらない。やるしかないのであればそれを成し遂げるだけの話だ。地図を確認するとリンカー達は急いで現場へと向かった。
「よしよし、仕込みは上々」
「……仕掛けをご覧じろ、だったか」
 リュカとオリヴィエは待伏せ可能なルート地点を確認し、問題がないことを確かめる。進路上には様々な物が転がっているが、通行の妨げになるほどではない。かぼちゃの馬車が進路を変えることもないだろう。
「先に馬を倒さないといけないけど、馬も二匹同時に倒さないといけないって結構シビアだなー」
「同時撃破とはむずかしこととなれど、皆で協力すればできるのである!!」
 そんな千颯にぐぐっと握りこぶしを掲げ、桜子が主張する。
「すごく骨が折れそうですが……頑張りましょう!」
 激励を飛ばす紫 征四郎(aa0076)に頷き、各々は持ち場へと向かった。

●馬車馬と南瓜
「リュカちゃんもう一体の方お願いね~2人で同時攻撃しよー!」
「ゆにぞんあたっくというやつでござるな」
 千颯と白虎丸の声に反応したのは近くのかぼちゃ。かぼちゃの置物から飛び出した銃口が頷くように動いた。ハロウィンで街のあちこちにかぼちゃがあったのでそれを利用しての潜伏だ。
「かぼちゃに当てないようにね!」
「わかってる。心配するな……外さない」
 リュカの言葉に答え、オリヴィエは標的を捉えた。二つの意識は一つに重なり、その手が銃と一体になったような感覚を感じる。目は標的を中心から外さず、後は呼吸を落ち着けて引き金を引く。
 まずは一射。そのリュカの攻撃と続けざまに放たれた千颯が馬車馬二頭を貫いた。
「んじゃ連携行きますかってね! 上手く俺ちゃん使ってね!」
「場を乱す事はするなよ……」
「征四郎ちゃんと桜子ちゃんフォローはするから全力で行ってらっしゃいな!」
「回復は任せて欲しいでござる」
「行くぜ、征四郎!」
「了解です、征四郎いきます!」
 千颯と白虎丸の声に答え、ガルーと征四郎が飛び出す。殆ど同時といってもいいタイミングで飛び出した二人に馬車馬の反応はない。射撃による混乱がまだ収まっていないのだ。
「ぱてぃしえどのー! われらが助けにきたゆえもう安心である! だが多少ゆれるゆえみをひくくしておれ!!」
 征四郎の声が届いたかどうかを確認する術はない。だが、その声を皮切りに他のリンカー達も攻撃を開始した。
 接近戦を仕掛けるリンカー達が接触する直前に馬車馬達が風に包まれる。菊次郎の放ったゴーストウィンドだ。リンカー達はそれぞれがペアを組み、もう一方が攻撃していない方へ一撃。攻撃を繰り返すことで馬車馬達が速度を落とし、かぼちゃの馬車が先ほどよりは安定する。
「おおっ!! 見事な連携プレー!! みんなやるじゃん♪」
「って、千颯!! お主も参加するでござるよっ!! 何を傍観決め込んでるでござるかっ!!」
 そんなお気楽な千颯に白虎丸が突っ込む。もちろん傍観し続けるつもりはないのだが、あまりやりすぎると一方を先に仕留めてしまう可能性があるので手を出しづらいのだ。
「なんだか頭がこんがらがってきましたよ……」
「算数はしっかりやっとくべきだなァ……計算ミスったら中のやつが大変だぜ、頑張れよ」
「もー! ガルーも数えておいてくださいよ!!」
 征四郎とガルーも攻撃回数のカウントを行いながらの攻撃で動きが僅かに遅い。
「あぁ、ダメージが均等に通ってないよ……仕方ないけど……」
「少しは加減しつつ攻撃を加えないと大変よ……と言ってる暇もなさそうね」
 それをフォローするようにエステルと泥眼が遊撃的に攻撃を加えていた。数を足し続ければ面倒な計算でも誰かが多く攻撃すれば、その反対側といった対応を取れば問題はない。
「我々はダメージが少ない方に攻撃を加えるようにします」
 菊次郎もエステルと同様にフォローに回っている。こうなれば計算に頭を悩ませる必要もない。
「これならかぼちゃへの被害が余りいかないよね!」
「それはお前の腕次第だ……」
 自信満々でブラッドオペレートを放つ千颯に白虎丸は溜息混じりに答える。それをフォローするように征四郎もブラッドオペレートを放った。
「これだけ弱って居れば片方が残る事は無いでしょう。範囲攻撃で同時に倒そうと思いますが宜しいですか?」
 他のリンカー達が頷くと同時に距離を取ったところで菊次郎のブルームフレアが馬車馬達を包み込む。そのまま同時に消えた馬車馬二頭……それはかぼちゃの馬車の進路を全く変えることなく……つまりは速度が落ちることなく突き進む結果を生み出した。
 すでに馬車の速度はかなり落ちているといっても、そのままの勢いで何かにぶつかれば致命傷になりかねない。それだけかぼちゃが大きいのだ。
「あ、 これは馬車まで被害が及びそうです。転がらないように支えます」
 エステルは馬車の進路に立ち塞がり、がっしりと受け止める。しかし、勢いは止まらない。
「ベルベットよそちらを持つが良い!」
「英雄使いがあらいのよ!」
 かぼちゃの進む先で待ち構えていたのは離脱と同時に先回りしていた桜子とベルベットが伸ばしたロープ。それは真っ直ぐに引かれており、左右に全力で引っ張る二人はかぼちゃの方を見ていない。
「ぐぇっ……」
 何か、奇妙な声が聞こえた。ロープにかぼちゃの馬車以外に何か引っかかったようだ。
 ロープはかぼちゃの馬車に引っかかったが、その勢いは中々収まらない。
「ちょっと……あたしこういうのは苦手なんだから手加減しなさいよ!!」
 ベルベットが叫びながらも、必死にロープにしがみつく。勢いを殺しきれなかったかぼちゃに引っ張られる形で桜子と共にかぼちゃの後ろへ……二人の手が届き、再びリンク状態へ。
「うぉぉおお! きずひとつおわせはせぬぞ!!」
 物理的な衝撃に耐えられる状態になれば、後は……踏ん張って勢いを殺すだけ。前と後ろからブレーキをかける形でかぼちゃの馬車はその勢いを失い、停止した。
「かぼちゃプリン楽しみだねー」
「……俺は興味ない……」
 そこに追いついてきたリュカはブイサイン。相方のオリヴィエはぶっきらぼうにそう言った。

●従魔だったかぼちゃとパティシエ
「なんていうか。今回は縁の下の力持ちね」
「……でもそのおかげで成功したわけだし。よかったじゃない」
 腰の辺りを押さえながら言う泥目にこちらもやはり腰の辺りを押さえながら言うエステル。馬車を後から追いかけてきたリンカー達はその原因が何かは知らない。
「さて焼きカボチャの作成に取り掛かるか?」
「止めて下さい。中に人が居ます。……若しかしたらカボチャに塗れて死ねれば本望かも知れない人ですが止めて下さい」
 苦労されたお返しとばかりにそう告げるテミスを菊次郎が制止する。
 かぼちゃの馬車を見れば、自分の意思で動く気配はない。当然といえば当然なのだが、これも従魔である。突然リンカー達を飲み込まないとも限らない。中にいるパティシエのライヴスが今も吸われていることを考えれば、迅速に対処する必要があった。
「出入り口の無い馬車に出入り口を作る作業なのですが、中のどこに人が居るのか分からないのが困ります」
「声を掛けてみたらどうかしら?」
「えと、聞こえていたら動いたり叩いたりして下さい。掘り進む手掛かりに成ります」
 エステルは泥眼の案を受けて声をかけるが、反応は殆どない。
 手遅れかと一瞬不安になったが、耳を当ててみれば僅かに内側から叩く音がする。
 そこを避けてかぼちゃの馬車を斬りつければ、従魔が消えるとかぼちゃの中にいるといった意味不明な状態になることなく、後にはかぼちゃとパティシエが残された。悩む必要もなかったらしい。
「無事か? 命あっての物種とはいうがよ、腕は料理人にゃ命みてぇなもんだろ」
「うぅ……」
 ガルーが声をかければ、パティシエからはしっかりと反応があった。
「大丈夫ですか_怪我はなさそうですね……念の為確認を……」
 征四郎は近付いて様態を確認する。命に別状はなさそうだ。腕の方も見たところ問題はない。
「あ、あれ? もしかして助かったんですか?」
 やがてパティシエの意識も回復した。
「ぱてぃしえどの! ぱてぃしえどのはぷりんはつくれるかの!?」
「かぼちゃプリン……いや……別に欲しいって訳じゃないけど……食べたいなーって」
「千颯……明白過ぎるぞ……下手くそか」
「白虎ちゃん酷い! 俺ちゃんはただ息子にかぼちゃプリンを……パティシエの作った美味しいかぼちゃプリンを食べさせたいなって!」
 期待に満ちた笑顔を向ける征四郎に便乗してそんな事を言う千颯の必死さに白虎丸は溜息を吐く。
「……あの、申し訳ないのですが。本部の方からプリンを数個頼まれてまして」
「ええ、構いませんよ。皆さんは命の恩人ですし……」
 そんなエステル達に答えるようにパティシエは疲労の色が残った顔に笑みを浮かべた。疲労感は感じるようだが、動けないほどではないらしい。
「そんなに数は用意できませんが、このかぼちゃを使ったものでよければお土産にどうぞ」
 従魔になってしまった素材を使っても商品としては使えない。それは一般人が……特に子持ちの主婦などが色々と不安を感じることが原因だ。ある意味でゲテモノ食いの一種と同じ扱いを受ける。
 けれども、パティシエとしては最良と思って目をつけた素材だ。誰の口にも入らないまま処分するということは避けたかったのだろう。
「賞味期限は余り長くないので早めに食べてくださいね」
 パティシエを送り届けると瞬く間に……というわけではないが、かぼちゃプリンが完成する。人数分とそれぞれ何個かはお土産に出来る程度の数が用意されていた。
「ベルベットにぷりんのつくりかたをおしえてくだされ!」
 桜子は頭を下げ、ベルベットはよくわからないままに釣られて頭を下げた。
「修行は……厳しいですよ?」
 それを言葉以上に受け取ったパティシエにベルベットは連行されていく。
「これでベルベットがぷりんをつくれるようになったらいつでも食せるのである」
「おいしいプリン、つくってくださいね!」
「なんであたしが覚えないといけないのよ!!」
 ご満悦の桜子と期待に満ちた瞳で見つめる征四郎に見送られ、ベルベットはどなどなを心のどこかで聞きながら厳しい修行に向かうのであった。ちなみにパティシエの腕力はお菓子作りで鍛えられているので生半可な力ではほどけない。
「……むむ、スパイスを効かせたパンプキンタルトを希望すべきでした。迂闊だった」
「……だから最初に聞いたのだがな」
 苦悶の表情で去っていくパティシエを見つめる菊次郎にテミスは呆れ顔でそう呟いた。

結果

シナリオ成功度 成功

MVP一覧

  • 『赤斑紋』を宿す君の隣で
    木霊・C・リュカaa0068
  • もふもふは正義
    泉興京 桜子aa0936

重体一覧

参加者

  • 『赤斑紋』を宿す君の隣で
    木霊・C・リュカaa0068
    人間|31才|男性|攻撃
  • 仄かに咲く『桂花』
    オリヴィエ・オドランaa0068hero001
    英雄|13才|男性|ジャ
  • 『硝子の羽』を持つ貴方と
    紫 征四郎aa0076
    人間|10才|女性|攻撃
  • 優しき『毒』
    ガルー・A・Aaa0076hero001
    英雄|33才|男性|バト
  • 雄っぱいハンター
    虎噛 千颯aa0123
    人間|24才|男性|生命
  • ゆるキャラ白虎ちゃん
    白虎丸aa0123hero001
    英雄|45才|男性|バト
  • 愚神を追う者
    石井 菊次郎aa0866
    人間|25才|男性|命中
  • パスファインダー
    テミスaa0866hero001
    英雄|18才|女性|ソフィ
  • もふもふは正義
    泉興京 桜子aa0936
    人間|7才|女性|攻撃
  • 美の匠
    ベルベット・ボア・ジィaa0936hero001
    英雄|26才|?|ブレ
  • 悠久を探究する会相談役
    エステル バルヴィノヴァaa1165
    機械|17才|女性|防御
  • 鉄壁のブロッカー
    泥眼aa1165hero001
    英雄|20才|女性|バト
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