本部

ロボティカルタクティクス

鳴海

形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
11人 / 4~12人
英雄
10人 / 0~12人
報酬
普通
相談期間
5日
完成日
2016/02/28 13:47

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紅原ユウ子

掲示板

オープニング

ロボティカルタクティクス

 第一話「発進、バルバルザー」

 20XX年、世界は霊力技術に支配されていた。グロリア社の台頭により家電製品でさえ霊力の導入をすすめ。科学とは何か魔法とは何かその境界線すらどんどんあいまいになっている。
 その霊力技術の最先端を行く男が独り。
 彼の名は『ミスターデッドエンド』
 彼はこの世界の科学力そのものにケンカを売るべく、わざわざ遠くの世界からやってきた。  

「発進だ! GO! バルバルザー」

 その日はうららかな晴天の、誰もがお外に出たくなる良き休日。
 その真昼間の街中大通りに流星が一つ着弾した。

「うわああああ、何がおこったんだ!」
 濛々と上がる土けむり、その中から立ち上がったのは体長16メートルの巨大ロボ。白と青を基調として。広い肩幅、ブロックを何個もつなげたような一昔のスーパーロボットフォルムだ。
 胸にX印の赤いビーム発射部分、そして光る目
「焼き切れ! ブラストバーニング」
 直後目の前の高層ビルが蒸発した。
「そんな、これではこの町は終わりだ」
「な、何とかならないのか。H.O.P.E.は、H.O.P.E.はどうなった」
 町を住民たちの悲痛な叫びが満たす。
 このままでは楽しい休日が台無しだ、何とかならないのか、その場にいる全員が救済を願った時。待ち望んでいた声が響いた。

「ここにいるぞ!」

 誰もが声の方向を見る。すると大通りの四車線道路の真ん中を八人の戦士が歩いてくるではないか。
「H.O.P.E.だ!」
「H.O.P.E.が来てくれた!」
 ビルの上には八つのシルエット。そしてどこからともなくライトが当たり八色のカラフルな戦闘員が姿を見せる。
 

「聞こえたぞ、悪しきもの達に虐げられたものの悲鳴が」
「聞こえたぞ、か弱き者の悲鳴が」
「我々が来たからにはもう大丈夫」
「希望で世界を照らすため」
「市民のかなしみを払うため」
「希望戦隊ホープンジャーここに参上!」
「参上!」
「………………」


 そして爆発、八人の背後で爆発、そして決めポーズ。
 正直かなりかっこいい!
「さぁ勝負だミスターデッドエンド」
 戦闘が始まる、終始H.O.P.E.が優勢でことが進み。
 爆発音が街中に響いた、見ればバルバルザーの膝から炎が立ち込めていた。
「く……」
 デッドエンドは歯噛みする、しかし。彼には秘策があった。
「ロボットに変形、合体。換装はつきもの!」
 そうデッドエンドは手元のボタンを押すと。
 街中に設置してあったトレーラーの扉が開き、ジェット機のようなものがバルバルザーめがけて飛んだ。
 次の瞬間胸のX字のパーツや、腕や頭のパーツが取れ。
 そして、飛んできた蒼いジェット機と合体した。
 まるで上からかぶさるようにガショーンと合体した。青い腕パーツ、そして追加されるミサイルポッド。青々とした角が特徴的な蒼モードに。バルバルザーは変わった。

「換装した!」
「トレーラーだと!」

 住民たちがおどろきの声を上げる。そして。

「これでトドメだ! ミサイルパレード!」

 そして発射されたバルバルザーのミサイルが八人のH.O.P.E.戦士たちを戦闘不能に追いこんでいく。

「こうして悪は駆逐された」
 デッドエンドは決めポーズをとった。

 これによりH.O.P.E.はさらなる戦力を送り込む必要があると判断。君たちを招集した。


 第二話「司令官アンドレイの憂うつ」

 アンドレイは召集された君たちの目の前にヘルメットを置いた。
「これは、レッドのものだ」
「レッド?」
 オペレーター春香はハテナマークを返す。
「先日バルバルザー迎撃に向かったのは希望戦隊ホープンジャーだったんだ」
「はぁ、ホープンジャー……」
「非公式だけどね」
「ですよね、本当だったら怒られてた」
「彼等は八人で」
「多いですね……」
「八人で一つのチームだったのだが、残念ながら破れてしまった。決死に戦ったんだ。だが必殺技も合体技もきかなかった」
「お約束通りにはいかないものですね」
「そして残ったのはヘルメットだけ……」
「え! 中身はどこへ!」
「入院中です……」
「良かった、てっきり亡くなられたのかと」
「まぁその搬送中に一悶着があって解散の危機なのは内緒だ」
「それまたなんで」
「どう考えても二人多いらしい」
「ああ、まぁ多くても五人プラス一人がお約束ですもんね」
「そこでだ!」
「どこで!? 話を唐突に変えないでください」
「君たちも戦隊ヒーロー風に戦ってみてはくれないかぁ」
 アンドレイは不思議なテンションで君たちの瞳の中をのぞきこんでくる。
「いや、きっと! きっとみんな喜ぶと思うんだぁ。かっこよく登場して決め台詞があって、きっと。前のへぼヒーローとは違う、本当のヒーローが来てくれたんだと思うと思うんだぁ……」
「へぼって! 希望戦隊に失礼ですよ!」
「ヘルメットは32色用意してある」
「色鉛筆ですか!」
「だから頼む! きみたちであの悪しき科学者の手から平和を取り返してくれ!」


 以下住民たちからの情報と御声。
「トレーラーは赤、蒼、黄が確認されている、つまりこの三パターンにいつでも換装できるわけね」

「頑張ってねH.O.P.E.、あんな奴に負けないで」

「しかもトレーラーには換装パーツの修理機能があるから。換装するたびに一定値体力が回復している物だわ、これは厄介ね」

「蒼はまるで稲妻のような鮮烈な色合いと。クリスタルで作られた角が特長的なんだ。かっこいいぜ」

「ミスターデッドエンドは、この混乱に乗じてドーナツ盗み食いしてやがったぜ」

「黄色はまるで砂の巨人のようね。黄色い帯のようなカラーリングはとても目を引くわ」

「だれがあんなものつくったの? ばかなの? って言ってたら激しく起こる、はげたおっさんにからまれたけど、あれがミスターデッドエンドだったのかしら」

「トレーラーはわかりやすく赤、蒼、黄に着色されてたわよ」

「うわああ、早く倒してくれ、でないと町が」

「たのんだぞ、ヒーローたち!」

 なぜか今回住人達は遠くからあなた達の活躍を見守っています。ちょくちょく解説やリアクションを挟んでくるようです。
 楽しそうで何よりですね。

 

解説

目標 全敵性勢力の排除

 X町 大通り
 周囲に背の高いビル群、大型ショッピングモールがあり、四車線道路が十字に交差している、その中心が戦闘区域。

 愚神 『ミスターデッドエンド』
・禿げた白衣のおじさん、肌が緑色。
・戦闘能力は皆無、しかし逃げ足は一人前
・攻撃手段は格闘、弱い。さすがに一般人よりははるかに強いが
・町のどこかに隠れている。バルバルザーに指示を送る必要があるので半径百メートルから離れられない


 ロボット型従魔『バルバルザー』
・基本的にパンチとキックしかできない、換装することによって攻撃方法が変わる。初期装備は赤で
・パンチ・キック 単体攻撃、極めて攻撃力が高いが、外れやすい。


赤 火力重視。広範囲を熱で焼き切るような攻撃が豊富。ただし装甲が薄くなる。
・Xレーザー 広範囲を焼き払う魔法攻撃
・Vレーザー 一方向に貫通するレーザーを放つ、かなり遠距離まで届き障害物を無視する。

蒼 機動性と利便性を重視、魔法攻撃に著しく弱くなり、命中率が高く遠距離を攻撃できる。
・ホーミングミサイル 全方向に追尾性のミサイルを放つ、複数の対象を同時に攻撃でき、命中精度が高い。
・バトルアロー 曲がる矢を放つ。当たるまで追いかける性質を持つ。かわしても迫ってくる。

黄 近接戦闘、そして防御力に秀でたタイプ
・サンドウォール。砂の嵐で近距離にいる敵を全て吹き飛ばしてしまう。
・プロテクトウォール。前面に盾を張り著しく防御力を上げる。


この赤、蒼、黄の装備を換装しながら戦うが、換装を行うたびに体力が一定値回復する。


暴走モード。
 出力を上げ暴れまくるが、3ラウンドで活動を停止してしまう。
 ミスターデッドエンドが死亡したり、信号が途切れるとこのモードになる、べらぼうに攻撃力が上がり危険。

・トレーラー
 町のどこかにあるトレーラー。あからさまに怪しいのですぐわかるでしょう。護衛もなく、ある程度攻撃すれば破壊できるでしょう

リプレイ


第三話『ヒーロー準備中』
 ここはH.O.P.E.バルバルザー対策室ここでは日夜、驚異の従魔バルバルザーへの対策を話し合っているという、すごいところなのだ。
 と言ってもプレハブの建物にリンカーたちがごちゃっと詰め込まれているだけだが。
 だが、そんな対策室に敵の魔の手が迫る。
ミスターデッドエンドが、どういうわけか姑息な手を使って。このプレハブの建物に盗聴器を仕込むことに成功したのだ。
 エンドの手にしたラジオからリンカーたちの声だけが聞こえてくる。

「これで奴らの作戦は丸わかりだ! さすがは私だ、天才だ!」

『おぉ!なんじゃあのからくりは!鈴音!わらわもアレに乗りたいぞぇ!』
「おお! 聞こえる、成功だ」
 しかしエンドにはその声がだれの声かは判別できない。
『いや……今回はあれを止めるが目的だから……』
『街中で大型ロボが暴れているのか……パーツ換装が面倒だなぁ……こうなれば、僕達でトレーラーの破壊と敵の博士を捕まえてロボ班に援護しないと』
「お、さっそく作戦会議か? いいぞもっとやれ」
『アンドレイさんは希望戦隊の事をヘボヒーローって言ってるけど、そんな彼もヘボ司令官ではないのかな?まぁ、僕がお手本を見せるよ』
『……シウお兄さん大丈夫かなぁ。張り切るとろくな事しないし』
『ロボvsロボ……もチョイいればスーパーロボットウォーと言ったところじゃったのにのぅ……』
「あちらもロボットを用意したのか……」
『馬鹿言ってないでお前はさっさと安全なとこにいけ』
『ん、ロボット……、ワタシは、リアル派……』
『ほう、エミルはそうなのか……。わらわはどうじゃろうな……。なぁ正護?』
『しらん、それよりとっとと……』
『全く、人類のロマンである巨大ロボットを悪事に使うとは、許せませんね、万死に値します』
 しばらくロボット談義が続く、このあたりでデッドエンドは不穏な空気を感じ始めていた。
「ん? 作戦は? 何を楽しそうに話をしているの?」
『戦隊ものなら腕時計型レシーバーとか無いの? いや……あってもいらないけどな……』
「え? 戦隊」
 デッドエンドは自分が屠ったホープンジャーを思い出す、奴らが帰ってきたのか……
『見て! 武之! このスーツピチピチだよ! ピチピチ!』
『戦隊……僕も戦隊ヒーローに慣れるのですカ!?』
『メインは従魔討伐だ。しかも結構手強そうだぞ?』
『おぉこんなに色があル…どうしようかな…』
「今ここで色を決めるの?」
 どうやら本職の人たちじゃない、そうエンドは安心した。
『はぁ……まだまだ子供じゃのぅ……』
『あ、これ祖狼の尻尾の色と一緒ですネ、これにしましょう』
『……私は、どれにしようかなぁ。できればピンクか青か白』
『アイボリーホワイトは、僕だよ』
『ホワイトは武之に』
『え? うん、いいですよ」
『俺はいらんぞ、孤高に戦うライダーになる』
『じゃあ僕は司令官をやろう』
『アンドレイさんのポジションを略奪だ!』
『はぁ……じゃあ俺白衣着てるし博士ポジでいいわ。発明? 養ってくれるなら頑張るよ」
『武之は博士だったんだね! ルゥにも何か発明して!』
「戦隊じゃないのかよ! 博士に、司令官に、ライダーに、どうなってるんだよ。統一しろよ!」
 いいよね、みんなが楽しいことを精一杯やるのが楽しいんだもんね。
 そんな和気あいあいとした対策室に、エンドはため息を一つもらし。そして盗聴器の電源を切った。
 戦いが始まる。


第四話『出撃、新たなるホープンジャー……と、ライダーと博士と司令官』

「はははは! 逃げ惑え! 愚かなる人間どもよ!」
 20XX年。世界は愚神ミスターデッドエンドのもたらしたバルバルザーにて、窮地を迎えていた。
 頼みの綱のホープンジャーを軽々と倒したその脅威度に、住民の絶望は計り知れない。
「もうだめだ、おしまいだ」
「あんなロボット勝てるわけないんだ」
 住民AとBが悲嘆の声を上げる。
「ははは、そんなところにいたのか、ごみめ、焼き尽くしてやる。Xレーザー」
 そうバルバルザーの胸部の赤い部分にエネルギーがチャージされ始める。
 だが。
「先遣隊を倒したところでいい気になるナヨ!?」
 直後、青色の閃光がバルバルザーの頭部に突き刺さり、大きくバルバルザーは体制を崩す。エネルギーチャージは中断され、住民たちは非難する時間を経た。
「誰だ! 私の邪魔をするのは!」
「待てー!」
「もうまってるよ?」
 直後響いた幼声。見れば一際高いビルの上に奴らはいた。
 逆光で黒く染まる五つのシルエット。それは……。
「悪の暴力に屈せず、恐怖と戦う正義の気力!  人、それを……『勇気』という! ホープンジャー レッド?」
ハテナマークなのは赤褐色の色の正、これを赤と言っていいのか。それが自分でもわからない。『ギシャ(aa3141)』が中央でポーズを決める。
「ホープンジャーの懐刀、ホープンジャー・アイボリーホワイトここに推参ダ!!」
『ライロゥ=ワン(aa3138)』はすでに『祖狼(aa3138hero001)』と共鳴した姿。ヘルメットに耳が入りきらなかったため、ヒーローメットは真っ二つにしてかぶっている。
「異世界由来の未知の金属でできたメタルボディを持つ鋼鉄の戦士」
『五郎丸 孤五郎(aa1397)』が高らかに宣言すると『黒鉄・霊(aa1397hero001)』が言葉を継ぐ。
 二振りの大剣を振りかざし、かっこよくポーズを決める。
――対異星人用決戦兵器 KNIGHT VOGEL F-204カスタム……、え? なんですか?
 その時、司令官である『シウ ベルアート(aa0722hero001)』から指示が飛ぶ。
――え? あわせる? え、えーっと。ホープンジャーブラック・ゲシュペンスト・アイゼン!
「うっ……恨みつらみで悪を断つ鬼女。ホープンジャー般若! 参上!」
 ピンクの衣装に身を包み、きっちりポーズを決めるホープンジャー般若。
 ――おお!
 その脳内で『輝夜(aa0175hero001)』が拍手する、『御門 鈴音(aa0175)』は恥ずかしさをマスクで隠しながら、謎の達成感をあじわう。
「なぁルゥルゥ? 俺博士ポジって言ったよね? 何で外出てるの? 博士が最前線とか馬鹿なの? あ。ホープンジャーホワイト……」
『鵜鬱鷹 武之(aa3506)』は『ザフル・アル・ルゥルゥ(aa3506hero001)』に抗議しつつ物のついでと言いたげにボソッと名乗る。
 そこから。
「「「「「五人そろって、真ホープンジャー」」」」」
 そこだけは打ち合わせしていたのか、セリフがばっちりかみ合った。
「…………」
 しかし。何かを待っているのだろうか、無言の時間が淡々と続く。
「え、え、えええっと」
 困り果てるミスターデッドエンド。
「えええええ! ええええロボットって、そこのやつのこと? ちっさ!」
「そこ!?」
 シウがインカム越しに突っ込んだ
「まずさ、おかしいよね!」
 その指摘を受けデッドエンドは落ち着きを取り戻した。バルバルザーのスピーカを通じて騒ぎ始めた。
「まずさ! ぐだぐだだよね。白二色いるよね。色じゃない人いるしさ!」
 デッドエンドは般若を指さしてそう言った。
「般若ってなんだよ!、あとロボットの人色決まってなかったみたいだしさ」
「あれ? おかしいヨ? 閃光玉と煙がでないヨ?」
 ライロゥが背後のセット確認する。
「きいて! 私今大切なこと言ってる!」
「おいおい、まかせろって言ったじゃんかホワイト」
「いや、練習ではうまくいってたんだヨ? ホワイト」
「いやお前らホワイト二色いるの気づいてるよね、なんで別の色にしなかったんだよ」
 武之とライロゥで配線などのチェックが始まる。
 直後、爆発、色とりどりの煙がもうもうとたちこめ、そして閃光。ホープンジャーは煙に包まれた。
「台無しだ!」
 その煙の向こうから。現れる一台のバイク。
「変身っ!」
 そのバイクはビルの壁面を装甲し、路上に降りると。
 登場者は颯爽とバイクから降りてポーズをとった。
 名乗りだしのタイミングは爆発の中からバイクでジャンプしながら登場
「遅ればせながら登場だ。ライダー・サキモリ。これが俺の、防人の正義ーやりかたーだ!」
 現れたのは『防人 正護(aa2336)』ちなみに『アイリス・サキモリ(aa2336hero001)』とは共鳴中である。
「やっと、やっとまともな奴が現れたな」
「ミスターデッドエンド。お前の悪逆はもう許さん」
「であればどうする」
「戦う。行くぞ、ホープンジャー」
 そう掛け声をあげると、ビルから飛び降りてきた、四色の戦隊ヒーローたちが集合する。
 それは夢のコラボレーション、正義の二大タイトルが一堂に会した奇跡的瞬間だった。
「おい、白が一人足りないぞ」
「彼はトレーラーを探しに行った」
 孤五郎があっけらかんと答える。
「戦わないのかよ! 何のための変身シーンだよ!」
「安心しろ、お前など、私達だけで十分だ」
「……ん、はい。……その小さき身で何ができるというのだ! ふははははは」
――笑っていられるのも、今のうちです。
 孤五郎はスラスターをふかせ急接近する。二刀を重ね合わせ鋭利な音を響かせ突貫する。
 ロボット大戦が今始まる。


第五話『敵の補給を断て』

『桜木 黒絵(aa0722)』は指令室で眠るアンドレイの様子を見ていた。
 グロリア社製睡眠薬を間違って飲んでしまい。ぐーすか眠っていた。
「ふふふ、ちょうどいい、これより全権限は司令官である僕に一任された」
 …………いや、そんなことはない。違う、一任されてない。そんな表情をオペレーター全員が浮かべる。
「今から僕のことを司令官とよべ!」
「ねぇ、シウお兄さん。みんなぽかんとしてるよ」
「黒絵くん、作戦中は司令と呼びたまえ!」
 だめだぁ。どうしようもない。そんな表情を全員が浮かべた。
「あんなへぼ司令官に作戦は任せていられない……って。何をやっている黒鉄君、そこは統一感を出して……」
 なぜか口調まで変わっているシウをよそ眼に。黒絵はため息をついた。
「司令官!」
「なんだ稜君」
『天城 稜(aa0314)』隊員はノリノリだった。『リリア フォーゲル(aa0314hero001)』はそれに対して何も言わない、天使のほほえみを向けるだけである。
「天城さん、別に無理に付き合わなくても」
「何を言うんだい! 司令官は司令官さ、他の何もでもない」
「そうだよ、司令官は司令官だよ!」
 黒絵は、他の人間がこの悪ふざけに乗り始めたことを確認し、抵抗をやめた。
「司令官! ポイント23.66にて赤のトレーラーを発見」
「なに、現場付近にいるものは?」
 シウはモニターを見つめ、最も付近にいる『ミク・ノイズ(aa0192)』と通信をとった。
――力なき正義は確かに無力だけれど、誇り無き力に意味があるのだろうか?」
「……ノリノリなのは別に構わんが、頭の中で熱唱するのは勘弁してくれ」
『リスターシャ(aa0192hero001)』は大音量で歌を歌っている、上機嫌だ。
「ノイズ君」
「なんだい? 司令官」
「ノイズさんまで!」
 黒絵が悲痛な悲鳴を上げる。
「ポイント23.66にトレーラーが」
「そのポイントって、打ち合わせになかったけど、何で通じるの?」
 黒絵の疑問は無視された。
「ああ、近いね。でも聞き込み調査の結果、蒼のトラックが東方面に逃走中らしいよ。どうする?」
 最優先破壊目標は赤と青のトラック、それは事前の作戦会議でなされていた。
「ふむノイズ君 そちらに向かってくれたまえ。増援は必要か?」
「逃げ遅れが何人かいるみたいだ。私はそれを救助しながら向かうから、何人か欲しいね」
「私が行きましょう」
 そう『東城 栄二(aa2852)』が名乗りを上げた。隣で『カノン(aa2852hero001)』がバイクのエンジンをふかしている。
「準備完了」
「わかった、任せよう。バルバルザーはどうなっている」
 モニターが瞬時に切り替わる、そこには鈴音と孤五郎がバルバルザーの足を攻撃している瞬間が映し出されていた。
 その瞬間、バルバルザーから赤いパーツが外れ、それがどこかへ飛んでいく。
 そして青のパーツが遅れて現れ、バルバルザーに装着された。
「はははは、ミサイルパレード」
 バルバルザーの全身から放たれたミサイルは、遠くのリンカーまで届く。
 それを回避しながら。稜は見た。赤いトラックにバルバルザーのパーツが収納されるところをみた。
 あれで間違いない、そう稜は16式速射砲を構える
「目標のトレーラーを確認!破壊します!」
 商店街に銃声が轟く。
 その銃声を『エミル・ハイドレンジア(aa0425)』はショッピングモール内できいていた『ギール・ガングリフ(aa0425hero001)』はその傍らで周囲を警戒していいる。
 二人は、ロボの周囲を見渡せる場所だ、なおかつドーナッツが食べられる場所、ということでここを探索していた。条件にぴったり合うのがこの大型ショッピングモールだけだったのだ
怪しい人を見つけたらとりあえず近づいて確認、白衣は特に有力。普通は見掛けないので。
「ん、白衣、白衣の人を、探そう。そうはいないはず?」
「果たしてそうだろうか」
 ぎーるが指をさすと、早くも白衣を纏う人物を発見する、しかしそれはエミルも知っているあの人物だった。
「なぁ……何でよりによってこの色なんだ? ルゥルゥ?」
――武之に合ってるよね!
 そこにいたのは戦線から離脱し、トレーラを探していた武之だった、彼は戦隊スーツの上から白衣を纏っていた。
「あと密着性高すぎないか?」
――思ったよりあったかいよね!
 それを見てエミルはため息をついた。
「……あれは、まちがい」
「そうだな……」
 気を取り直してエミルはショッピングモール内を探索する。
「ん、ロボット、全然、全く、潰滅的に、スマートじゃない、ね、ダサ……」
「いきなりどうした」
「きっと、ロボット博士なら、自分の作ったロボットに自信があるはず」
「なるほど……」
「だから……。やっぱり、時代は、リアルだよ、おじさんも、そう思う、よね?」
その時だった。

「ぐおおおおお、なんだ般若とロボット、めちゃくちゃ強い~~。まずい防御力重視にしなければ」

 ショッピングモール内のどこかからそんな苦悶の大声が聞こえてくる。
 エミルとギールはうなづきあい共鳴。曲がり角を曲がると、そこは前面ガラス張りの空間で、ひとり大型のコントローラを握った男が立っていた。
「……。あなたが、デッドエンド?」
「そうだ、私が偉大なる……って、げぇH.O.P.E.!」
 げぇ、とは心外だ、そう気を悪くしたエミルはロケットランチャーのようなものを取り出し点検を始める。
「……えっと、それはなにかな?」
「……サンタ捕縛用ネット」
「私がサンタに見えるのかね!」
「ん、ワタシからの、プレゼント、だよ……?」
「おおおおお、プレゼントを押し付けてくる幼女勘弁!」
 そう叫ぶとデッドエンドは走り出す、器用にロボットを操作しながら。
 そこら辺りはさすが愚神と言ったところか。
「ん、ふふ、鬼ごっこ、かな? ワタシ、中々、結構、かなり得意だよ」

第六話『始動、黄砂の盾』
「きゃああああああああ!」
 戦場に再び視点は戻る。そのど真ん中でミサイル攻撃を受け鈴音は吹っ飛んだ。
――そこまで手痛いダメージを受けたわけでもないのに、大げさに叫ぶのはお約束じゃの。
 実はこのロボ、見た目こそ派手だが、レベルの高いリンカー相手にはそれほどダメージがない。
 それを知った鈴音と孤五郎はもう、がんがん接近していた。
 足元は厄介な攻撃がないことから孤五郎はもはやへばりつく勢いだ。
 青は装甲が薄い。今のうちにと全員が苛烈な攻撃を仕掛けていた。
――ミサイルポッドを!
「わかっているよ」
 孤五郎はロボの突起物を利用し高く跳ね上がり、装甲各所に開かれているミサイルの発射口を破壊していく。
 そのバルバルザーの股下を正護はバイクで駆け抜け、すれ違いざまに魔砲銃を乱射する。
 その直後、建物の屋上からライロゥがゴーストウィンドを放つ。
「踊レ踊レ……深紅ノ燕ヨ舞エ!」
「ええい、これではたまらん。お前たちにまだ見せぬ最強のフォームを見せてやるわ」
そうデッドエンドが叫んだ瞬間。バルバルザーの青いパーツは自ら飛んでトレーラーまで移動する。
「おお、合体した」
 ギシャ感動。両手をうちならしよろこんだ。しかし喜んでいられるのは束の間。
 接近戦を繰り広げていたメンバーは地獄を見ることになる。
「おおお、ゴールデンストーム!」
 そうエンドが叫ぶと、バルバルザーの周囲に砂が発生、それが分厚い壁となり鈴音と孤五郎が被害にあい、吹き飛ばされた。。
――鈴音~ じゃりじゃりする。さすがのわらわも砂は食えん。
「知ってるよ。砂なんてごはんで出したことないでしょ?」
「コメディの空気に当てられた二人が何か変なこと言ってる!!」
 そうのんきに突っ込みを入れるデッドエンドは知らない。今笑顔で送り出した青のパーツたちと、もう二度と会えないということを。

「きた!」

 栄二は叫んだ。彼はバイクを運転し青いトレーラを追いかけている。そのトレーラーの真ん中に亀裂が入り、がぱっと開いたかと思うと青のパーツを収納する。
 その瞬間を二人は狙っていた。トレーラーもパーツもまとめて破壊するチャンス到来。
 その後部座席に乗ったノイズは16式60mm携行型速射砲を構える。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか」
――何が来ようと、殲滅あるのみです!
 ファイア、そう叫んだ二人はトレーラに狙いを定め、弾丸のバーゲンセールをお見舞いした。
 直後、通信が入る。相手は稜だった。
「Target neutralize!(目標を無力化!)」
 赤いトラックを屑鉄に変え。稜は言う。
「トラックの方に向かった方がいい? 司令」
「いや、青のトラックが破壊されるのも時間の問題だ、よって作戦は最終段階。バルバルザーの破壊にうつる。僕も前線に出る必要があるみたいだね」
 シウは感慨深げに言うが。オペレーターからすると、最初からそうすればいいのにという気持ちでいっぱいだった。
「こちらもトレーラーを破壊した」
 ノイズから通信が入る。稜は思わず叫んだ。
「Mission accomplished! Good work!(作戦完了!よくやった!)」
「それは僕のセリフだ!」
 シウが不服そうにそう言った。

第七話「さらばデッドエンド、年貢の納め時」

 ミスターデッドエンドはショッピングモールを疾走していた。
 さすがに逃げ足が速い。エミルはすでに振り切られている、しかし。後ろから新たに追いかけてきているのは武之。
 武之は意外な俊敏さを見せ、影を走るがごとく、風より早くエンドをおう。
「図らずもってとこか? 働きたく無いけど金は欲しいから悪いけど捕まってくれよ! もしくは養ってくれ!」
「それはお前の母ちゃんに言ってくれ!」
「養ってくれるなら平気で裏切るよ」
「なんでこの人は庇護下に収まることに必死なの?」
「働きたくないのさ!」
「うわああああ、二酸化炭素発生装置だった。こんにちわ!」
 そんな風に漫才しながらも走り続ける二人は、全く息切れする様子もない。さすがである。
「俺は養ってくれる奴の味方だ!」
――流石武之!クズだね!
 直後モール内に銃声が響く。
 足を打たれたのだ。等のデッドエンドは足を撃たれたせいで勢いを殺せず。跳ねるような変な挙動で壁に激突した。
「だれだ、こんなひどいことする奴は」
 犯人は栄二だった。銃を片手に笑みを浮かべた、マイページの立絵みたいな感じで現れた。
「貴方には此処で果てて頂きます、理由はお分かりですね?」
「私の頭脳が失われるのは世界の損失だ、逃げさせてもらう!」
 その瞬間。栄二はデッドエンドの足を撃った。三発!
「いったい! 何で撃ったの。しかも三発!」
「何処に行こうと言うのですかね? 言ったはずでしょう? 此処で果てて頂くと」
と言って凄惨な笑みを浮かべ、デッドエンドに歩み寄り、眉間に魔砲銃を突きつける。
「だれだこんなやつら雇ったの。まともな人いないの!?」
「養ってくれないならお前は倒す!」
「それはもうわかったよ!」
――本当に武之は酷いね!  
 デッドエンドは思い出していた、今回のミッションのメンバーたちを。
 ロボットにライダーに戦隊ヒーローに般若に、幼女に鬼畜に二酸化炭素発生装置。
 こんな連中にやられるなんて、そうデッドエンドは涙する。
「泣いてる……」
「気持ちわる……」
「血も涙もないなお前たち! 発狂してるの? マッドなサイエンティストがマッドと思うからには相当マッドだよ!」
 しかし、まだミスターデッドエンドには秘策があった。
「科学者とは根性!」
 その瞬間、砂が巻き上げられ、ショッピングモールを外側から削っていく。そして砂はデッドエンドごと二人を飲み込んだ!
「ふはははあはは、ざまぁみろ」
 そう口の中の砂をかきだしながら駆け出すデッドエンド。
 しかし、目の前には幼女。
「げぇ、幼女」
 その言葉にイラッときたエミルは、武器を構え、そして。
 デッドエンドの腹部を強打した。
 ごふっと空気を掃出し、気絶し倒れるデッドエンド。
 悪は滅された。

最終話『さらば、バルバルザー、正義のきみよ』

 デッドエンド捕獲の報告に一同は沸き立った、しかし、バルバルザーは活動を続けている。
「なんで?」
 ギシャが叫びをあげる。
「自動操縦機能があったようだな。だがもう安心だ。僕がきたからには」
 その声に全員が振り返るそこには。
 得意げに微笑むシウがいた。
「変身」
 地球英雄リンクバンは1ミリ秒で幻射共鳴を完了する。
では幻射プロセスをもう一度見てみよう。
灼熱のライヴスエネルギーが幻想蝶の増幅システムにスパークする。
増幅されたライヴスエネルギーが灰色のマジックメタルに転換され、リンクバンに幻射共鳴されるのだ!
「総司令官は実は『地球英雄リンクバン!』だったのさ」
 一同はそれを拍手だたたえる。
「指令! 例のものは」
 鈴音は戦闘行動をやめ、一端前衛を孤五郎にまかせ下がってきた。
――お主、その口調だと、どもらずにはなせるんじゃな。
 その輝夜の言葉を鈴音は無視する。
「鈴音君、君が望むのはこれだろ?」
 シウが手渡したのは、楕円形で、茶色い物体、大体人の頭と同じくらいの大きさがある。
「それは?」
 ギシャが尋ねる。
「これに皆の思いを結集して、放つんだ。君ならできる」
 そうシウは鈴音の肩に手を置く。
「はい!」
 鈴音はそれを抱え前線に復帰、そして。それを孤五郎にトスする。
「孤五郎さん!」
「え? ああ、なんだかよくわからないが……」
 小五郎は器用に二本の大剣でそのボールをはじく。
 これは、そう、戦隊モノのお約束、合体攻撃。
 しかし、しかしだ、鈴音には分かってしまった。この質感、重量。
 これは、これは。
「って。ただのラグビーボールじゃないですか!」
 そのボールをはじこうとした瞬間、大剣に持ち替え、そしてバルバルザーの足を切りつける。
 装甲が外れて地面を転がった。
「説明しよう」
 シウが言う、アンドレイ曰く。
『ホープンジャーと言えども。合体攻撃なんてない! っていうか我々もそう言う機能があれば実装したい。でもむり、技術的に』
 とのことだった。
「じゃあもうあとは攻撃あるのみだね」
 ギシャは意気揚々と駆け出す、幸いなことに攻撃の手は緩い、接近自体は簡単だろう。
「眠レ眠レ……生命ノ光ヨ滅セ!」
 ライロゥは雰囲気に合わせ、強大な弱体効果のある幻想蝶を使用、バルバルザーの周囲を幻惑するように蝶が舞う。
 それに合わせて孤五郎が舞う。先ほどの攻撃で片膝をついたバルバルザーの足を駆け上がり。日本の大剣を構える。
 それをまるでプロペラのようにしながら回転し切り付け。そして高く飛び上がり、バルバルザーの頭部に一断ちいれる。
 そして両刀を束ね、上半身を強く打った。
 体制が崩れる。その直後。
「うおおおおお、なんとかなんとかなんとか、ゴークフォ」
 ギシャが持ち前の機動力で急接近、あまりの速度に残像が生まれ、複数のギシャが同時に攻撃しているかのような幻想を生む。
「ヘル、アンド!」
右手の白虎の爪牙 、左手の黒いライトブラスター量の拳を重ね合わせ、そして急接近しての同時零距離攻撃。
 直後ライロゥが加勢。
「盛レ盛レ……幻想ノ花ヨ散レ!」
 ブルームフレアがさく裂する。
――……TVの戦隊の戦い方とだいぶ違うな
 その戦いっぷりに祖狼はつぶやく。
「理想と現実というやつデス!そもそも僕は近距離できなイ!」
――本当になんでこの依頼受けた?
「今更!? 登場シーンに憧れるのですヨ!」
「ん、ワタシは、ただの通りすがりの、ヒロイン」
 そうこうしている間に、トレーラー組も合流。
 エミルは決めポーズをとると、さっそく武器を構えた。
「Tango dawn!(目標を破壊)」
 そう稜が言うと、栄二。武之。ノイズが四方から波状攻撃を仕掛ける。
 バルバルザーの胸部から爆炎が立ち上る。
「ああ、私のバルバルザーが!」
「ダサロボ、壊すべし、慈悲は無い」
 そう簀巻きにされたミスターデッドエンドが叫んだ。 
 それをエミルは踏みつける。
「もうたくさんだ……誰かが犠牲になるなんて……だから、俺は戦い続ける!!」
「今回、犠牲になったのは、このミッションのシリアス要素だよ!」
 ミスターデッドエンドの叫びを無視し、正護はかけた、ビルの壁を走ってのぼり、そして飛ぶ、バルバルザーめがけ。足に括り付けた。魔砲銃から<銀の魔弾>をスパイク状で放つ。
 それは装甲に突き刺さり穴を穿つ、そして。
 ライダーキック。風を切り、矢のように放たれたそのキックが、バルバルザーの心臓部分を穿った。
「防人流雷堕脚……護の型」
 直後、爆発。爆風が周囲のビルの窓を割るが。
 まぁ、被害は最小限で済んだと思われる。
「Mission accomplished! Good work!(作戦完了!よくやった!)」
 そう稜が皆をたたえ。
「それは、僕のセリフなのに」
 そうシウが惜しそうな顔をした。
 
 ほどなくして、適正勢力の全排除を確認したH.O.P.E.は回収班を手配した。
 100%霊力製のロボットはデッドエンドの降参により消滅し、彼の身柄が拘束された。
 そしてミスターデッドエンドはというと。
「バルバルザーと私は表裏一体、奴が消えたのであれば、私も」
 そう言って砂になって消えた。
 なんとなくの後味の悪さを残し、今回の件は幕を下ろした。

 後日。

『新時代に新たなヒーロー。ホープンジャー推参』
 そんなタイトルでニュース番組で取り上げられていた。
『うっ…恨みつらみで悪を断つ鬼女…ホープンジャー般若!参上!』
 そんな鈴音をはじめとした全員の活動が放送され、やっとその時点で、皆が悪乗りしすぎたなと気が付いた。
 そして鈴音は、マスクをしているからばれないと思っていたようだが、実際に放送された自分の姿を見るとバレバレなので、しばらくお布団から出られなかった。
「おお! 悪くない、かっこいいぞ鈴音!」
 そうはしゃぐ輝夜に鈴音が一言。
「もう。お嫁に行けない」
 そんな調子で、今回の事件は幕を下ろした。

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紅原ユウ子

結果

シナリオ成功度 大成功

MVP一覧

  • 遊興の一時
    御門 鈴音aa0175
  • 死を否定する者
    エミル・ハイドレンジアaa0425

重体一覧

参加者

  • 遊興の一時
    御門 鈴音aa0175
    人間|15才|女性|生命
  • 守護の決意
    輝夜aa0175hero001
    英雄|9才|女性|ドレ
  • 鬼軍曹
    ミク・ノイズaa0192
    機械|16才|女性|攻撃
  • 光弾のリーシャ
    リスターシャaa0192hero001
    英雄|18才|女性|ソフィ
  • 惑いの蒼
    天城 稜aa0314
    人間|20才|男性|防御
  • 癒やしの翠
    リリア フォーゲルaa0314hero001
    英雄|20才|女性|バト
  • 死を否定する者
    エミル・ハイドレンジアaa0425
    人間|10才|女性|攻撃
  • 殿軍の雄
    ギール・ガングリフaa0425hero001
    英雄|48才|男性|ドレ
  • 病院送りにしてやるぜ
    桜木 黒絵aa0722
    人間|18才|女性|攻撃
  • 魂のボケ
    シウ ベルアートaa0722hero001
    英雄|28才|男性|ソフィ
  • 汝、Arkの矛となり
    五郎丸 孤五郎aa1397
    機械|15才|?|攻撃
  • 残照を《謳う》 
    黒鉄・霊aa1397hero001
    英雄|15才|?|ドレ
  • グロリア社名誉社員
    防人 正護aa2336
    人間|20才|男性|回避
  • 家を護る狐
    古賀 菖蒲(旧姓:サキモリaa2336hero001
    英雄|18才|女性|ソフィ
  • 守護する魔導士
    東城 栄二aa2852
    人間|21才|男性|命中
  • 引き籠りマスター
    カノンaa2852hero001
    英雄|10才|女性|ソフィ
  • 焔の弔い
    ライロゥ=ワンaa3138
    獣人|10才|男性|攻撃
  • 希望の調律者
    祖狼aa3138hero001
    英雄|71才|男性|ソフィ
  • ぴゅあパール
    ギシャaa3141
    獣人|10才|女性|命中



  • 駄菓子
    鵜鬱鷹 武之aa3506
    獣人|36才|男性|回避
  • 名を持つ者
    ザフル・アル・ルゥルゥaa3506hero001
    英雄|12才|女性|シャド
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