本部
Let's クリエイト a 武器!
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/11/23 12:00
- 完成予定
- 2015/12/02 12:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/11/22 22:16:43
オープニング
●とあるまおう様の憂鬱
「まおーさまー」
呼び声に、見事な白い髭を蓄えた初老の老人は顔を上げた。ダークブラウンのスーツに身を包み、深い皺が刻まれた顔、瞳には厳しい光が浮かぶ。
「どうした、須頼よ」
「すみません、紫峰翁大學のリンカーたちがまたやらかしました」
「なに!? あやつらまたか!」
「……ワタシ、考えるんですが、もう学生リンカーでは限界に来ているのではないのでしょうか……」
だだっ広い草原、頭上に広がる薄紫の雲。甘いとさえ感じる自然の恵みをたっぷりと含んだ風。どこからか波の音も聞こえる。
そんな美しい世界の中で彼は静かに目を閉じた。
「……そうか、そうかもしれないな。やはりもう本職の方々に助けに来てもらう段階に来ているのかもしれん」
●ゲームはお好きですか?
H.O.P.E.に今日もまた風変わりな依頼が舞い込んだ。
今回は茨城県つくば市にあるH.O.P.E.技術開発研究紫峰翁センターのとある研究室での実験への協力だ。
「はあ? ゲーム?」
依頼を受けた職員が素っ頓狂な声を上げたのも仕方のないことだろう。
「ハイ~。我が研究室では英雄世界調査の一環として、VR(バーチャルリアリティー)ゲームを作成しまして」
そのゲーム『リング・ブレイク』は、英雄がその世界ゲームにログインすることによって失った記憶を思い出すための刺激を与えようという試みのもと開発されたものだと言う。まだまだ開発途中の作品ではあるり、その開発の協力にH.O.P.E.所属のリンカー……もとい、英雄の力を借りたいと言う。そして、研究室に集まり、VR機械を着けVR世界に入り、その世界で理想の武器を作ってほしい。
「……なんで武器……」
「英雄の方々が描く武器を元に英雄の方々のイメージにある彼らの世界を探そうという試みですー!」
「はあ、そうですか……報酬は出るんでしょうね?」
「もちろんです! 紫峰扇センターからの依頼ですから身元だって正確でしょ?」
「それはそうですが……」
職員は完全に納得したわけではなかったが、紫峰扇センターからの依頼では受け付けないわけにはいかない。
「くれぐれも、英雄の方々にはご負担の無いようお願い致します」
「お約束しますよ!」
元気な声で話を締めくくった須頼研究員は期待に満ちた顔で研究室に戻っていった。
「ほんま、酷い……」
重いため息をついた真央室長は、紫峰翁大學の血の気の多いリンカーたちによって作られた武器リストを眺めていた。
いわく『千の大地を統べる力を持つ破邪の剣』、いわく『総べてを灰にする究極の破壊兵器を動かすカギになる魔法のペンダントの石を組み込んだ銃(全てを焼き尽くす)』。
「矛盾の諺どころじゃない」
「三分間だけ変身する魔法の杖なんてのもありましたねー!」
自慢の真央室長は見事な髭を撫ぜながら、思わず呟いた。
「ワシの研究は間違っていたのだろうか……」
「そんなことありません! 英雄をターゲットにしたゲームが完成してランキング入りするまで、ワタシはがんばりますよー!」
「ランキング……?」
「あっ、いえいえ!」
「それにしても、現役のH.O.P.E.リンカーと組んでいる現場の英雄ならば、こんな夢みたいな武器を発案したりはしないだろうな」
「たぶんー! 現場の方ですからー! こういうのって中二病って言うらしいですよ」
「ふむ……だが、なんか不安じゃなあ。そうじゃ、武器といえば」
「なんですかー!?」
へらりと笑った須頼主任研究員の顔を見て、真央室長はぽんと手を打つ。
「試し斬り、じゃろ」
「はっ!?」
ぽんと飛び出した物騒な言葉に須頼は顔をこわばらせた。
解説
──真央研究室よりお知らせ──
特別なVR機械によって英雄とリンカーと共にゲーム世界に入り、あなたの夢の武器を作ってください。剣はゲーム内世界でイメージすると現れますので名前と性能、外見などを詳しくプレイイングに描写をお願いします。
そのあとに、その武器を使ったモンスターとの戦闘になります。武器を使えるのは基本的に英雄のみで、能力者にはデフォルト装備『はがねのけん』が与えられます。
ゲーム世界なのでリンクする必要はなく、また実際の筋力などは関係ありません。武器の性能のみで戦ってもらいます。
ただし、真央室長の判断で中二病ポイントが貯まると、モンスターが強化されます。
このシナリオでは死亡、怪我判定はありませんので、ご自由に理想の武器について語ってくださいませ。
状況により理想の対戦相手のモンスターも受け付けます。
・H.O.P.E.技術開発研究紫峰翁(しほうおう)センター
通称「紫峰翁センター」。HOPE東京海上支部所属。茨城県つくば市にあり、AWG研究開発から英雄世界についてまで広く研究を行っている。しかし、英雄世界の研究は遅々として進んではいない。また、峯山代表の方針で研究者の個々の研究を重んじており、それぞれに研究室を与えている。
・真央(まおう)研究室
室長、真央泰司率いるクリエイター集団……もとい、研究室。
マスターより
※ご注意!
・このシナリオでは平均的なリンカーと英雄の登場割合が逆転します。そのようにプレイイングをお書きください。
・能力者のみの参加の場合、または能力者のみの参加の場合、リプレイでは基本的に英雄は未参加で代わりにリンカーが参加した風に描かれます。ご注意を。
・またこのシナリオで作成した武器が『リンクブレイブ』に実装される予定はありません。
あくまでも当シナリオ内でお楽しみください。
リプレイ公開中 納品日時 2015/12/01 22:03
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/11/22 22:16:43