本部
【紫雲】祭!
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/09/13 19:00
- 完成予定
- 2018/09/27 19:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
祭りの過ごし方
最終発言2018/09/13 08:13:25 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/09/11 13:12:35
オープニング
●急募、ガチムチリンカー!
「こんなの、持てるわけないじゃない!」
灰墨こころは納品されたそれを見て叫んだ。
夏の終わり、紫峰翁大學では学生たちが主催する祭の準備をしていた。
学生が主催とは言え、この大学のこと、学生たちが出すやたら本格的な屋台や出し物もあれば、近隣の商店などの出店もある。
さて、今回の祭りでは有志を集めたダンスパレードが催されることになっていた。
ステージの歌に合わせて大通りをそれぞれのダンスで練り歩くのだが、その先頭には大旗を振る大旗振りが並ぶ。大きなものではポールは六メートル、旗は縦は三メートル、横は四・五メートルにも及ぶ。
……のだが。
問題はポールである。
本来なら鍛えた成人男性であれば持てるはずのそれが、持てない。
「なんで……リンカー仕様なのよっ!!?」
ずしりと大きなポールはAGWでこそないものの、一般人が持つには厳しい重さと屈強さであった。辛うじて、一般人より身体能力の高い能力者であれば共鳴前でもなんとか持てるくらいか。
「いやあ、こころくんたちが参加するっていうからてっきりねえ」
A.S.顧問のジョン・スミスはいけしゃあしゃあとそう言った。
「……こうなったら、また頼むしかない……わね……!」
ぐっと拳を握るこころ。
もちろん、依頼先はH.O.P.E.のエージェントだ。
「ついでにお祭りの賑やかしと他の部分も手伝ってもらおうかなあ……あ、きゅうりの一本漬けは外せないね」
のんびりとジョンは自分の屋台用のメニューを作りながら言った。趣味の家庭菜園の野菜を使った屋台である。
●第二英雄と呼ばないで
ミュシャ・ラインハルトは悩んでいた。
元々、隠遁者となった第一英雄の事で悩んでいたのだが、今はそれではない。
第二英雄として「契約」したゼルマ・ニルのことだ。
第一英雄エルナーが幻想蝶にこもってしまったことで、第二英雄として第三者を介して紹介されて誓約を交わした相手だが、皮肉屋でつかみどころのない彼女と今一歩近づくことができないでいた。
エルナーのことで頭が一杯だった今まではそれでよかったのだが──。
『彼で頭が一杯そうだけど、寂しがらせてない?』
先日そう言われてから、ミュシャははたと気付いた。
自分は新しい第二英雄に対して失礼な態度を取っていたのではないかと。
それからは、あまり器用ではない彼女なりに言葉をかけるようにしていたのだが……、彼女の変化を感じ取ったゼルマは皮肉げに──しかも、どこか楽しそうに──のらりくらりとそれを躱すのだ。
そんなわけで、祭りに誘われたこの日、陽光眩しい緑の公園でミュシャはゼルマに宣言した。
「……ゼルマ。誓約を交わしたあたしはあなたとわかりあいたいと思います」
「あらあら、熱心ね?」
「真面目に聞いてください! やはり、あたしは……これしかないとおもうんです!」
ミュシャはぐいっと、ゼルマのチョハに似た上着を掴んで引き寄せた。
「何?」
ぎろりと睨むゼルマへ、ミュシャは芝生の上に設置された立て看板を指してみせた。
そこにはこうあった。
『ガチタイマン! ホンキの演舞! PvPじゃないよ!』
と。
「──は?」
ぽかんとするゼルマにミュシャは熱く宣言した。
「解りあうには、拳です!」
さらにぽかんとしたゼルマだったが、すぐににやりとする。
「へええええ! いいわね? 好きよ、私もそういうの」
「気が合いますね」
にっこりと笑うミュシャ、にんまりと笑うゼルマ。
ふたりは模擬刀を引き抜いた。
●目を離してはいけない
祭りの当日。
通行止めになった大通りの両側に屋台が並ぶ。
信義はライラと共に、夫妻の娘、愛(マナ)を連れて屋台の通りを歩いていた。
「大学主体の祭りとは言え、豪華だな」
呟く信義。
「そうね……マナと一緒にお祭りに来れて嬉しいわ。それにしても大きくなったわね」
そう言ってライラは重くなった娘を下ろした。
「もうすぐ、小学生だもの! ママ、リンゴあめ!」
お喋りが上手になった娘はそう笑った。
「ちょっと待ってね。信義、マナの手を」
「……ああ」
並ぶ屋台に気を取られていた信義はライラの足元に目を落とし……。
「…………」
「信義?」
財布を取り出したライラはさっと顔色を変えた。
「…………」
ほんの一瞬、目を離した隙に娘は居なくなっていた。
慌てて周囲を必死で探すが、まだそう人も多くないのに娘の姿は見えなかった。
ライラは祭りのカタログを取り出し、迷子センターと書かれたスペースを探す。
「……俺は出店を周ってみる」
「よろしくお願いするわ。ワタシは迷子センターに行く。スマートフォンの電源は切らないでね」
冷え冷えとしたライラの声が彼女の焦りを現している。
信義も慌てて人混みの多い方へと走って行った。
●紫峰翁大學とは
茨城県つくば市にある広大な連続した敷地を持つ大学。
大学敷地内の移動はバスや自家用車・自転車が主であり、居住区や商業施設も内包している。それはまるで一つの都市のようであり『紫峰翁学園都市』の二つ名で呼ばれこともある。
敷地内には各所を繋ぐ道路があるのだが、森や林が点在する上に増設に増設を重ねたために迷路のようになっており、慣れた者でも迷うこともあるという。また、使用されていない建物や研究施設などがある。
学生は馬鹿騒ぎが好きな者と内向的な者が目立つ、有数の難関大学でもある。
受験にリンカーをターゲットにした「リンカー枠」があるが、元々現世界でのリンカー自体の数は多くないため受験者が一般受験者を圧迫することはない。
大学にはリンカー中心の学生ヒーロー組織がある。非常勤講師ジョン・スミス顧問、非リンカーのこころ率いる大学公認アシスト・シーン、そして、アーサー率いる同好会C.E.R.があり、多くのリンカー絡みのドタバタを起こしている。
解説
●目的:祭りの一日を自由に過ごす
※OPにはNPCの名前が入っていますが無理に絡む必要はありません(絡みも大歓迎です)
また、どの部分にもそれぞれNPCたちが参加するので人数が足りなくても大丈夫です
祭りを見て周っても
自由に遊んでください
ただし、問題のあるプレイングはマスタリングが入ります
●パレード&お祭り運営(こころ)
パレードは16時から
・旗振り
・ダンス
・歌
・見学
・旗作り(※1ヵ月前から参加したという形になります)
・屋台
※ガチムチではなくても構いません
●演舞(ミュシャ)
14時から、公園の芝生の上で
演舞的、PvPもどき(PCvsPC)
※能力者vs英雄、能力者vs能力者、英雄vs英雄アリ
ダメージは大学側リンカーによって回復
ルール:もどきなので本格的には判定しません
武器は模造の武器、水鉄砲、グローブなど
持ち込みも可能ですがAGWはリンクしないと使えません
当MSの所持NPCと戦うことも可能です
●迷子(信義)
愛が迷子になったのは15時頃
・迷子探し
・迷子になる
・迷子センターの手伝い
※信義は今は健康体です
●NPC
灰墨信義(az0055)
C.E.R. アーサー・エイドリアン(az0089)
愛(マナ)五歳 肩までのおかっぱの女の子
割としっかり者だけど、少し抜けてる
白地に青い花の浴衣、ピンクの金魚帯
普段は信義の実家で祖父母と叔母のこころと暮らしている
こころに似た女性を見て思わず追いかけて迷子になった
今は泣くのを我慢しながら戻ろうとして、間違えて反対方向に向かっている
平和な日常をお楽しみください(コメディ要素アリです)
プレイングの調整のためにアドリブが入ることがあります
希望・NG項目等の記載をお願い致します
マスターより
ただただ、楽しい、そんな一日を!
学生証を持っている方はA.S.やC.E.R.に入部可能です
入部済、入部希望、勧誘に困っている等のRPができます(学生証を持って参加お願いします)
宜しくお願い致します
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/10/01 18:49
参加者
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祭りの過ごし方
最終発言2018/09/13 08:13:25 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/09/11 13:12:35