本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2018/08/30 19:00
- 完成予定
- 2018/09/13 19:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
【相談場所】
最終発言2018/08/30 18:23:07 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/08/30 18:10:42
オープニング
●新たな友と新たな不穏
「砲撃用ォオオーーーーーーーー意!!!」
地中海、宝石を溶かしたような青き海。
そこに荒々しい怒号が響き、次いで鼓膜が割れそうな砲撃音が響いた。巨大な水柱が遠方に次々と上がる。
「良ーし、ちったぁ効いてるみてぇだな」
砲撃を行ったのは髑髏の旗を掲げた海賊船――ジャンク海賊団の面々である。彼らはつい先日まではヴィランだったが、H.O.P.E.の私掠船としてヴィランではなくなり、義賊として生まれ変わったのである。
そんなジャンク海賊団の船長、キャプテン・クラーケンがカトラスの背で自らの肩を叩きながら、君達へ振り返った。
「引き続き船からの砲撃で海竜共の進攻は遅延させてやる。行って来な。俺達とH.O.P.E.の処女航海だ、ぬかるなよ!」
――マガツヒ首魁の比良坂清十郎によって、超古代都市スワナリアから“雪崩れ出した”恐竜達。
狂乱する猛獣らは混沌を生み出していた。このエリアもその一つ。大量の海竜達が地中海を渡り、港町を目指していたのである。
かくしてH.O.P.E.は新たな協力相手であるジャンク海賊団と共に出撃することとなった。
マガツヒに奪われた“笛”を奪還し、スワナリアで見つかった謎の女性にそれを使用させることで、海竜は大人しくなるという。その奪還ミッションは別部隊が行う。
その間、ジャンク海賊団及びこちらのH.O.P.E.部隊で海竜の侵攻を遅延・阻止せねばならない。
海賊団には船団を広く展開して貰い、最終防衛ラインとして遠方から支援砲撃を行って貰う。船同士は漁船のように特殊繊維の網を展開しており、この網には電気ショックを流すことができる。(尤も、膨大な海竜が引っかかれば船が沈みかねないので足止めには限度はあるが)
同時にH.O.P.E.エージェントと海賊の混成チームが高速ボートや水上バイクで突撃、砲撃をすり抜けた海竜の引き付けや無力化を狙う。
いつまで足止めをしたらいいのかは分からない。でも、できるだけ足止めしなければならない。
海竜の数は“数えきれないほど”。その上、マガツヒの構成員も同行しているという。
なれど。
ここで引き下がることは、一同の矜持が、在り様が、赦さなかった。
「ハンティングの始まりだァ!! 野郎共、突撃開始ィッ!!!」
船長が左手に持った剣を振り下ろす。海飛沫を噴き上げ、高速ボートや水上バイクが海竜の機動力に負けぬ速度で走り始めた。そこに乗る君達の顔に、飛沫の乗った潮風がぶつかることだろう。
待ち受けるのは牙剥く混沌。
さあ、武器を取れ。戦いの始まりだ!
●どこか
暗い部屋だ。そして咀嚼音が響いている。
「今回は出られないんですか?」
まさか上級構成員の付き人になれるとは。かれこれ日数も経ったが、未だに緊張してしまう。特に相手は、好き勝手している“幽霊部員”であるのに一定の自由を赦されている“特権階級”で……その上、かの愚神十三騎の一騎をその身に憑かせているのだから。
「自分磨き中なんで」
ベッドに寝ころんだまま、名前のない上級構成員はフランクに言った。「はあ」と付き人は答えた。窓もない部屋は独房のようで、わずかに開いたドアの隙間だけが唯一の光源だ。こんな真っ暗い場所で、電気も点けないで、何をやってるんだろうこの人は? それに、このグチャグチャと響く音はなんだろう。気味が悪い……。
「こうしてるのが一番省エネなんですよ」
聞いてもいないのに、男だか女だか分からない声で、ベッドの上の存在は言った。愚神に寄生されているのはそれはそれは消耗するらしい。そう、だから“上司”に食事をさせるだけで下っ端は一苦労だ。生きた“なんやかんや”を集め、喰わせねばならないのだから。死体の処理を考えなくていいことだけは気楽だ。
そこまで考えて、付き人は「んじゃ失礼します」とそそくさと部屋から出た。そういえばさっき“上司”に呼び出された仲間の姿が見当たらない。部屋に入ったきり出てこない。そいつがどうなったか考えないようにした。
「ああ……」
部屋に残された名無しの悪役がまず思ったのが、シャツのクリーニングが面倒なこと。それから、「気付いちゃったか」「変に逃げ出されたら面倒だな」「最近はCGW作戦でH.O.P.E.の支持率も素晴らしいし」。ベッドから身を起こす。ボタンを外して脱いで、手探りで新調したマチェットを取った。素肌のままベッドから下りる。ぺたぺたと裸足の足音。
「清十郎ちゃんに、新しい子をオネダリしないとなぁ……」
解説
『●どこか』はPL情報です。
●目標
笛の奪還が完了するまで海竜の進攻を押し留める。
マガツヒ構成員の無力化
●登場
海竜*無数
海竜と呼称しているが、実際は古代の獰猛な海洋生物達の群れ。
いずれも超巨大。甲冑魚、サメやワニのような海生爬虫類、クジラのような生物、首長竜など。
攻撃手段は噛みつき、体当たりなど。
従魔ではないためライヴス的攻撃は用いないので、共鳴していればノーダメージ。ただし噛みつかれると振りほどくまで拘束状態になり、体当たりされれば吹っ飛ばされる。
市民の命が優先であるため、生死は問わない。
マガツヒ構成員*6
二人一組で水上バイクに乗っているリンカー。英雄クラス様々。
遠距離攻撃タイプと近接攻撃タイプで組んでいる。
銃器や魔法による遠隔攻撃、接近すれば武器による白兵戦を行う。
基本的に海竜からは狙われないが、共鳴の解けた気絶状態などで海に落ちると食い殺される可能性。
ヴィークル
PC達が乗る高速ボートや水上バイク。
ボートは複数名が乗船可能、バイクは二人乗り。
運転手は基本的に海賊がやってくれる。
海賊達が改造したのでそこそこ丈夫。非AGWの機銃が付いている。通信機も搭載。
特にプレイングで指示がなければバイク搭乗。
他のPCと共にボートに乗る場合は誰と乗るのかプレイングに記載すること。
ジャンク海賊団
拙作『【界逼】海賊に告ぐ』で協力関係になりました。
全員リンカー。各ヴィークルにはバトルメディックの者が最低一人は付く。
運転、機銃斉射、牽制、敵妨害、回復などお任せあれ。海賊団だけが乗ったヴィークル部隊もいる。
プレイングで指示があれば基本的に従ってくれる。
なおクラーケンは後方の船団で指揮を執っている。
●状況
地中海、日中、快晴。
ヴィークルに搭乗して突撃し、海竜達と接触する直後からリプレイ開始。
なおリプレイにエネミーは登場しません。
マスターより
こんにちはガンマです。
海行こうぜ、夏の終わりだし。
よろしくお願い申し上げます。
リプレイ公開中 納品日時 2018/09/05 13:29
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