本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/11/17 12:00
- 完成予定
- 2017/11/29 12:00
このシナリオは3日間納期が延長されています。
掲示板
-
『質問卓』
最終発言2017/11/15 08:48:15 -
【相談卓】
最終発言2017/11/16 14:44:48 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/11/13 20:25:54
オープニング
●支援部隊
「インカ支部のバリアが、破られました!」
以前よりインカ支部はラグナロク勢力による侵攻を受けていた。
だが新たに届く報にはバルドル、トール、フレイ、フレイヤの名前も混じる――敵幹部による総力戦の様相だ。
支部を守るバリアは破壊され、支部への侵入も始まっている。
敵陣営の、更なる援軍の情報もある。
勿論M・Aをはじめとしたインカ支部の面々も負けてはいない。
独特な技術を駆使したセキュリティ装置や発明品を駆使し、敵と交戦中。
あなたたちは支援部隊としてギアナ支部を出発した。
密林を縫うように細く続く道を二台のジープでひた走る。
樹冠は高く鬱蒼と茂り、強い日差しを遮る。
時折、森に棲む獣達の鳴き声が響く。
●戦乙女の襲撃
柏木 信哉は新米エージェントとして支援部隊のジープを運転していた。
未舗装の道路は凹凸だらけで、車はひどく揺れる。水溜りやぬかるみも随所にある。うかうかと何かを喋れば、舌を噛みそうだ。
ふと前方に何かを感じ、速度を緩める。
「何かがおかしい……暗雲と晴天……? 見通しも悪い……」
次の瞬間、光る何かが車体の下部を貫いた。
爆発音にブレーキを踏むが、既にハンドルが効かない。
ぬかるんだ泥の中を車体が激しくスピンし、道路脇の樹木にぶつかってようやく停止する。
後続車は咄嗟に反対側にハンドルを切り、衝突を免れたようだ。
「救済を! ラグナロクこそが新たな世界へと導くのです!」
道の遥か前方で、弓を構えたヴァルキュリアが朗々と謳う。
声色に込められているのは、明らかな敵意。
自分達に従わないものは抹殺する。言外にそう表明している。
「……あの弓で、タイヤを射たのか」
ようやく信哉は、状況を理解する。
速度を落としていなければ、危険な状態だった。
「ヴァルキュリアに襲撃されました! 道を塞がれている! それに……空がおかしい!」
通信機を使って、ギアナ支部に現状を報告する。
あたりには暗雲と晴天、濃霧と強風が入り乱れていた。
しかもそれは、不安定に前触れなく入れ替わる。
車外には、広範囲にぬかるみが発生していた。泥に靴を埋めながら車を調べると、右前輪が完全にパンクしている。しかしエンジンに異常はなく、予備のタイヤに替えれば走行できそうだ。
車の破損状況を調べる信哉の傍らに、ぼとり、と重たげなものが落ちる。
一瞬、何かの動物かと訝ったそれは――苗木。
高さ40cmほどの黒々とした苗木が、根を足のように使って、もぞもぞと動いている。
幹も葉も、光沢はなくどす黒い。根には炭の粉のように真っ黒な泥を纏わせ、信哉の足に絡み付こうとする。
「うわっ!」
反射的に装備していた剣を抜き、その物体を両断した。
苗木はしばらく蠢いたあと、ばらばらの木片となって泥の中に落ちる。
森の奥には霧が立ち込め、青く光る鬼火が浮かび上がる。
どこか禍々しい光が、それが善性のものでないことを告げている。
不規則に浮遊しながら獲物を探す鬼火が、吐息を吐くように、小さな火炎を放射する。
それは風に煽られ、林内の樹皮にぶつかって火の粉を飛ばした。
「やばいですね、これは」
未舗装の泥の道とはいえ、密林を移動するほぼ唯一の陸路。
ここを押さえられては、後続の支援部隊にも影響が出る。
あなたたちはこの場で敵を撃破し、支援ルートの確保に努める覚悟を決めた。
場所は密林、敵はヴァルキュリアと未知の従魔、そして荒れ狂う異常気象。
加えて汗ばむほどの高温多湿。
あなたたちの行動が、密林に活路を切り拓く。
【現場模式図】
∥ ☆☆ ☆ ▽▽▽
∥◎◎◎ロ●●●▽▽▽
∥◎◎◎ロ●●●▽▽▽
密 ∥◎◎◎ロ●●●▽↓▽
∥○○○ロ■■■▽川▽
林 ∥○○○ロ■■■▽↓▽
∥○○○ロ■■■▽▽▽
∥ ▲ ▽▽▽
(※3マスでおよそ10sq;気象表示のある部分とその前後は密林)
▲:初期位置 ☆ヴァルキュリア
ロ:道路 ∥:崖(登り)△:川(↓側に流れあり)
天候;◎:晴天 ○:曇天 ●:濃霧 ■:強風
【現場状況】
・インカ支部へ救援に向かったエージェントが敵勢力と遭遇。
・天候がモザイク状に切り替わる異常状態が発生中。天候は前触れなく切り替わる。道路を含む境界域は両方の気象の影響を受ける。
◎:晴天;異常に蒸し暑い。命中・回避が若干低下する。
○:曇天;やはり蒸し暑い。命中・回避が若干低下、足元にぬかるみ発生。ぬかるみは他の天候に切り替わっても3ラウンドは残る。
●:濃霧;視界はおよそ1メートル。まっすぐに伸ばした手の先が見えなくなる。
■:強風;密林の中でも構わず風が吹き荒れる。火があれば燃え広がる。移動・命中・回避が低下。
・川は深く、危険生物の棲息可能性あり。
・崖(登り)の高さはおよそ20m。エージェントに登れない高さではないが、ヴァルキュリアの炎の矢に狙い撃ちされる上、登りきった先の危険度は未知数。
・乗ってきたジープのうち先行の1台のタイヤが道路を塞いでパンク中。予備タイヤに交換するまで2台とも動きが取れない。
【敵情報】
ヴァルキュリア×3
背に白い翼の生えたラグナロクの構成員。今回は最初から戦闘モード。
ただしなかなか近づいては来ない。
盾と炎の矢を所持(矢の射程25sq)。数はPL情報。
プイル×20
ミーレス従魔。物攻F 物防C 魔攻F 魔防C (20cm~40㎝)
悪の苗木。周囲にある木々から不意に落ちてきて根や枝で人体に絡みつく。樹皮が人の顔のように見えることがあり、大体ムカつく顔をしている。
・まとわりつき:体に張り付いて【劣化(移動)】
・易火炎:パッシブ。身体が異常に燃えやすく、燃えた場合半径1sqに及ぶ火炎となり、範囲内にあるものを無差別に燃やす。
ムバエ×60
ミーレス従魔。物攻F 物防E 魔攻C 魔防E (20cm~40㎝)
ふわふわと飛行する鬼火のような妖怪。球状。燃える体からランダムに火炎を飛ばす。知能も攻撃力もかなり低いが、5体以上の集合で一斉に自爆する。
・火炎攻撃:射程3
・集団自爆:半径2sq以内に集まったムバエの数×1を範囲内にいる対象に無差別/防御無視の固定ダメージとして与える。
解説
【目標】
目の前の敵を撃破し、インカ支部への支援ルートを確保する。
【NPC】
柏木 信哉
新米バトルメディック。実戦経験はこれが初。装備品は剣と盾、スキルはケアレイとクリアレイ。
特に指示がなければ移動手段である車両を守っている。
【貸与品】
フォレストホッパー(販売品ですが、当シナリオでは貸与も可能です。プレイングに書いてください)
※森林火災に適応した樹種は生木でも燃えやすく(例:マツ属)、フィールドの密林にも生息する。敵の火炎により森林火災の可能性あり。通常火炎でありPCはダメージは受けないが、足場に影響する。
※森林火災後は萌芽力が上昇することと、灰により土壌に栄養分が供給されるため比較的速やかに植生は回復する。火災に神経質になりすぎる必要はない。また付近では気象異常により豪雨も発生しているため、無秩序な延焼は起こりにくい。
マスターより
桜淵です。今回は【森蝕】にもお邪魔しております。
インカ支部には敵幹部が押し寄せておりますが、こちらは幹部情報に詳しくなくても気軽に御参加いただける支援シナリオです。役割も支援部隊です。
アマゾンの怪しい敵がわらわらやってきています。おまけに異常現象を起こすブラックボックスの影響で気象がおかしなことになっております。あと蒸し暑いです。
更に密林系の燃える敵が来ます。暑苦しい!!
日本はこれから冬支度ですが、南半球はこれからが夏です!
リプレイ公開中 納品日時 2017/11/29 07:04
参加者
掲示板
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『質問卓』
最終発言2017/11/15 08:48:15 -
【相談卓】
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/11/13 20:25:54