本部
切り札D
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 12人 / 4~12人
- 英雄
- 12人 / 0~12人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/09/23 15:00
- 完成予定
- 2017/10/02 15:00
掲示板
-
NPC質問卓
最終発言2017/09/22 17:04:48 -
D.D.D(相談卓)
最終発言2017/09/23 14:13:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/09/22 22:36:11
オープニング
●持ち帰った資料
先日の操作でH.O.P.E.はとあるヴィラン集団の拠点を一つ落とした。
そこに残されていたのは、少年一人と金庫が一つ。
「まずはどちらの報告が聞きたいかね」
指令官アンドレイは腕を組むとそう告げる。
「では少年の方から、彼はグロリア社に名を連ねる、後援者の子息であったことが分かった。身代金目的だろうというのが濃厚だが、もしかするとグロリア社側にアプローチするための手段を欲していたのかもしれない」
ただその可能性は低いらしい。後援者と言っても研究室に直接出入りできるわけではないし、研究内容や成果を直に受け取れるわけではない。
「それよりも面白いのが金庫の中味でな」
広げたのは土地の権利書。および農耕機のカタログ、輸入ルート、船の手配に偽造したパスポート。
土地はさすがに南アメリカの奥地、人目につかない場所だったが、やはり道具は性能のいいものをそろえたいのだろう『綺麗にされた』農耕機各種を引き取って現地に向かう手はずだったようだ。
「そして回収された薬品はペインキャンセラー……だ。一度H.O.P.E.側の奇襲で田畑は焼き払ったと聞く。それの再生計画のようだな」
記載された日付を見れば、つい一か月前になっている。最近立ち上がった計画のようだった。
「ただこの計画を今から追ったところですでに逃げられている可能性が高いだろう」
そう司令官アンドレイは言った。
この文章自体が回収されもう一週間が過ぎている、諸々の手配をするには十分だろう。後始末をして尻尾を終えないようにしてしまっているに違いない。
「ただ、それは奴らが日本にいて撤収作業に力を注いでいればの話しだ。自分の足跡を消す作業というのは思いのほか時間を盗られる」
だからアンドレイは推理した。奴らはまだ国外から逃亡していない。
「奴らの計画を挫いたのは一つの戦果だ、だがそれだけでは終わらない、奴らの国外逃亡を阻止し、今度こそ捕まえる」
こうしてチームDの捕縛作戦が動き出した。
● そして突き止めた
とある港から密航船がでるという情報をH.O.P.E.はキャッチした。
同じような情報が複数ある上に、こればブラフだった場合も考えられるが、もしブラフ情報だとするならば、それを流さなければならないような状況に彼らがあるという事だ。
だったならこの行動は無意味ではない。
確実に食らいついているぞ。
そうアピールし、圧迫をかけることは悪くない選択肢のはずだ。
そしてその夜、獲物は。
網にかかった。
ナンバープレートのついてない車両を堂々と乗り付け、タキシードの男は車から降りる、ちいさな船が停泊した港の端の部分。
そこで彼はにやりと笑うと小舟に歩み寄り懐から金をとりだした。
その手をあなたは掴むだろう。
その時点でその男はすべてを察した。
夜を裂く銃声。
車の中から現れる少女たち。右手を中に改造された少女たちはまるでロボットのような、軍隊のような動きで君たちに威嚇射撃。
男は距離を取り、少女たちは海に浮かんだ。
「まさか、正解を引き当てるとはなぁ。H.O.P.E.」
男はハットを投げ捨てた。記録にある男。自分をバイヤー・Dと名乗った男である。
「なるほど、侮っていた。仕方ないな、虎の子を切らせてもらう」
告げると君たちの背後で少女たちが銃を撃つ。
「ぷらんより少し早いが実力を見よう。さぁかかってきたたえよ、H.O.P.E.」
次いで彼の横顔を照らしだしたのは炎。
彼が両腕に宿した業火が港を赤々と照らし出す。
● 銃となった少女たち。
「商品を紹介しよう。英雄と契約した頼れる軍隊。EXガールズだ……。ほら少女の方がうれるだろ?」
きかれてもいないことをつらつらと述べる男。
「君たち……彼らを血祭りに上げてくれ」
そう命じられると彼女らはすさまじい速度で動き回りながら銃を乱射する。
改造ALブーツ『グリンダ』を装備。なので海の上では途轍もない速度を誇っているのだ。
そこからのジャックポットならではな精密射撃が加わり。遮蔽物が特にないこの港では彼女たちの独壇場である。
君たちは男を振り返る、彼を抑えてしまった方が良いか。
だが、彼は悠々と構えているだけで何もしてこない。
何かあるのだろうか。
「何を恐れている? 私がここに棒立ちになっている理由はただ一つ」
次いで彼が宿す炎、それが青く変わった。青色の炎はミサイルのような、大きいダーツのような形で収束していった。
「さぁ、踊るがいい」
そう投げつけられたダーツは音速を超えコンクリートを吹き飛ばして燃え上がる。
あたりはしなかったがものすごい威力であることはうかがい知れた。
「追い詰められたのはどちらだろうね」
● 戦闘力について
バイヤー・Dについて。
今回彼は隙を見て逃亡しようとしているため、戦闘には積極的に絡んできません。
ただ戦うとするならば、英雄の一人と共鳴し皆さんとの真っ向勝負に発展するでしょう。
彼は火力極振りのカオティックブレイドです。
武装は二つ。
射程が0~3の物理武器 火焔武装『白夜』
そして射程が9~30の魔法武器 火葬風『常夜』です
白夜は両腕に炎を纏舞わせて攻撃するという単純なもので、0~3の射程にいる全員に同時に攻撃できる範囲武器です。火力は極めて高いので注意してください。
また常夜は火力もさることながら、同時に二対まで攻撃できる青い炎のダーツのような形状をしています。ダーツと言っても極太で当たると痛そうです。
この常夜にあたると体が発行し、回避のステータスが低下。さらにダメージ増加のバッドステータスを受けます。
これはクリアレイなどで回復可能です。
ダメージ増加は固定で、効果が重複します。一度受けると+5。二回目で+10です。
そして彼は自分のレベルや英雄のレベルを隠匿するためにスキルを一切使いません。
銃身の少女たち。
ジャックポットで構成された戦闘部隊です、闇に溶けこむ黒い装備と暗視ゴーグルをつけていて、夜の戦いに特化しています。
基本海の上から皆さんを狙いますので、ALブーツを装備していないと戦えないことでしょう。
数は5。全員トリオをつかえることは確認していますが、それほどレベルが高いので上位スキルは使ってこないでしょう。
火力はそれなり、なので、落ちついて対処しましょう。
解説
目標
大成功目標 バイヤー・Dの撃破。
●逃走について
皆さんの中でメンバーが一人でも倒れると包囲網に穴が開きます。
その包囲網から脱出する目的のようで、Dは常に車のそばに待機しています。
車が爆発しても何か逃走手段があるかもしれません。
事前に港を捜索しておくといいでしょう。
ヒントは少女たちにあって、彼が持ってないわけない。
です。
マスターより
今回は正式にシリーズとなったDの二作目です。
今回成功段階を五つくらいに分けていて、二段階以上だと敵の全貌が明らかになります。
なにと戦っているのかが、たぶん明らかにはなるんじゃないかなと思いますので。ぜひぜひ熱い戦いをよろしくお願いします。
今回は遮蔽物無しのシンプルな戦闘ですので、コンビネーションが物を言うと思います。
それではよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2017/09/28 13:48
参加者
掲示板
-
NPC質問卓
最終発言2017/09/22 17:04:48 -
D.D.D(相談卓)
最終発言2017/09/23 14:13:03 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/09/22 22:36:11