本部
いざ行かん、恐竜狩りへ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/09/20 12:00
- 完成予定
- 2017/10/03 12:00
このシナリオは4日間納期が延長されています。
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/09/18 04:15:45 -
そ~だん卓
最終発言2017/09/20 03:11:08
オープニング
桜庭信二は、その日、最後のチェックで館内を見回っていた。
時刻は、午後八時。
明日、この恐竜博物館はいよいよオープンとなる。博物館とは言っても、敷地面積こそ三万平方メートル少々と広いが、本格的なものに比べれば、一階建ての小ぢんまりとしたそれだ。
けれども、自分で恐竜博物館をオープンさせる事は、桜庭の幼い頃からの夢だった。それが、定年を経てやっと叶う。
桜庭は、嬉しげに目を細めて、骨格標本の展示室へ足を踏み入れた。骨格標本と言っても、本当に作り物だ。こういう恐竜がいて、その骨がこんな感じ、という、説明に過ぎない。それでも、知識を説明する事に意義がある、と桜庭は考えている。
その内の一つ、ティラノサウルスの標本を見上げて立ち止まる。
この恐竜は、近年になって、実は狩りの仕方は待ち伏せ型だったのではないか、という研究成果が報告されている。某映画で描かれていた、獲物を走って追い回す姿は、実像とはかけ離れてしまった事になるが、あの映画のおかげで、第二第三の桜庭のような子供達が増えている事も確かだろう。
再度、小さく笑った時だった。ガシャ、という音がして、桜庭は背後を振り向く。しかし、誰もいない。
気の所為か、と首を捻って、歩を進めた瞬間、目の前にティラノサウルスの頭蓋骨がゆっくりと降りて来た。
●
「――という訳で、夜分遅くの召集で申し訳ありません。今回は、恐竜狩りです」
端的な説明に、集まったエージェント達の目は、一瞬点になった。
「えっとー……すいません。今、恐竜って仰いました?」
一人のエージェントが、おずおずと手を挙げる。すると、女性オペレーターは、大真面目な顔で頷いた。
「はい。説明した通り、現場は明日、営業開始予定の恐竜博物館ですので」
話によると、館長の桜庭信二が最終チェック中に、突如骨格標本が動き出したらしい。
「確かに、動く標本もありますが、骨格の方は展示のみで動かす仕掛けはないそうですし、再現標本の方も本物さながらに動く機能は備えていないらしいです」
それらが、何もしないのに勝手に動いた。となると、現代社会で辿り着く結論は一つだ。従魔に憑依されたに決まっている。
そしてそれらに、某映画のキャラクターさながらに追い回された館長は、命辛々館内のトイレに駆け込んで、助けを待っているという。
救助要請の連絡は、携帯からあったようだ。
「今は館内だけで納まっていますが、夜が明ければ一般の客も来ます。それまでに何とかケリを着けて貰えたらベストです。敵の状況は、申し訳ありませんが、現場で確認して下さい」
宜しくお願いします、とオペレーターは無情にも頭を下げた。
解説
※印は、PL情報です。PCがそれを知るには、何らかの行動が必要となります。
▼目標
・夜明けまでに従魔が憑いた恐竜の骨格、及び再現標本を大人しくさせる。
▼状況
展示してある骨格・再現標本全てに従魔が憑依したらしい。
※敵情報
・骨格標本10体+再現標本10体にイマーゴ・ミーレス級の従魔が入り乱れて憑依中。
・標本から追い出して、本体を叩けば倒せる。
・生き物の急所がそのまま急所となる。
・各恐竜本来の習性通りには動くとは限らない。とにかく、ライヴスを奪う為に、獲物を追い掛けてくる。例えばティラノサウルスなら駆け足、プテラノドンなら宙から、など。
・標本は全て実物大。
・今の所、館内を縦横無尽に暴れ中。博物館の出入り口には鍵が掛かっているが、従魔達がそれを蹴破らない保証はない。
▼館内情報
・表面積、合計四・五万平方メートル。内、三万平方メートル分の三分の二が標本の展示スペース。残り三分の一は、解説とグッズ売場。
その横にある通路に、受付やトイレ、スタッフ用事務所など。
・天井までは五メートル程。
・裏手に従業員用の通用口あり(※こじ開ければ入れます、多分)。
▼その他
・できるだけ破損は少なくお願いしたいけど、可能性はゼロじゃない事は館長も覚悟しています。
・上記を踏まえた上で、自身の安全を最優先に。次いで、従魔はできるだけ館内で始末するようお願いします。
・プレイングにて、上記で例に挙げた以外の恐竜の種類を出して頂いても構いません。室内で暴れさせるに無理がある、などがなければ採用致します。
マスターより
お久し振りです。もしくは、初めまして、の方もおられるでしょうか。
こんにちは、和倉眞吹です。
九月の頭はすっかり秋めいて来たと思っていたのに、暑さが戻ったりですが、お元気ですか?
それとは全く関係ないですが、今回は恐竜のお話です。
着想は某映画、ではなく、夏休み前にテレビで流れていた某恐竜展のCMです(何)。
現代に蘇った(?)恐竜退治、お楽しみ頂ければ幸いです。
プレイングはいつもの通り、できればMS自己紹介欄をご一読の上、ご自由にお書き頂ければと思います。
皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
リプレイ公開中 納品日時 2017/09/29 19:38
参加者
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/09/18 04:15:45 -
そ~だん卓
最終発言2017/09/20 03:11:08