本部
夏祭りの未来
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/08/07 07:30
- 完成予定
- 2017/08/16 07:30
掲示板
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警備本部
最終発言2017/08/05 11:01:43 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言
オープニング
夏の風物詩――夏祭り。
今年も夏がやって来た。いよいよ明日は夏祭りだ。
鏡花ははやる胸のうちを抑えてベッドに入った。
浴衣を新調し、下駄も新しいものを買った。友達に髪飾りを選んでもらい、祖母に浴衣の着方も教わった。
鏡花がここまで念入りに準備しているのは、明日の夏祭りにデートの約束をしたからだ。
相手は同じ高校に通う同級生――啓吾。気は弱いが、勇気を出して夏祭りに誘ってくれた。鏡花も彼に気がないわけではなかった。
「ねぇ、鏡花、本当に夏祭りに行くの? やめておいた方がいいってば。明日はろくな目に遭わないわよ」
英雄のルシールの忠告に、鏡花は溜め息を返した。
「ルシール、いい加減にして。明日はデートなんだから早く寝させてよ」
「デートが楽しみなのはわかっているけど、明日の夏祭りではちょっとした騒動が起こるわ。鏡花には巻き込まれてほしくないのよ。せっかくのデートが台無しになっても知らないわよ?」
ルシールの忠告もあながち馬鹿にはできなかった。何故なら、彼女には未来予知の能力がある……かもしれないからだ。
どこまでの未来を予知できるのか、その信憑性はどれくらいなのか。鏡花にはもちろん、ルシール本人にもよくわからなかった。
鏡花はこの未来予知をほとんど信用していなかったが、ルシールは確信めいたものを感じていた。鏡花に迫る危険を察知した時、その未来予知は大抵当たるからだ。
「……心配してくれるのは嬉しいけどさ、今さらデートを断るわけにもいかないじゃない。啓吾くんがせっかく誘ってくれたんだよ? 私だって行きたいもの」
「強情ねぇ。どうなっても知らないんだから」
「平気よ、私だってこれでも能力者なんだから。あっ、ルシールは絶対ついてこないでよ?」
「ええっ、なんでよ!?」
「やっぱりついてくるつもりだったんだね……だって、ルシールがいたらデートの邪魔になるじゃない」
「冷たいわね。私は鏡花のことを思って――」
「お休みー、ルシール」
「…………」
「――というわけで、エージェントの手をお借りしたいんです」
ルシールが訪れたのはH.O.P.E.東京海上支部。
未来を変えるにはルシール一人ではあまりにも力不足だった。そこで、エージェントたちがいるH.O.P.E.を頼ったというわけだ。
「今年の夏祭りは本当にろくなことが起きません。狐型の従魔が大量に湧いて屋台の食べ物を根こそぎ持っていったり、酔っ払ったヴィランが暴れ出したり、花火が暴発して火事になったり。私の言うことが信じられないかもしれませんが、何か起こってからでは遅いと思うんです。鏡花だけでなく他の方にも被害が及びますし」
もしルシールの未来予知が本当なら、大惨事は避けられない。いずれにせよ、H.O.P.E.としても大惨事を未然に防ぐ義務がある。
「あっ、鏡花からはついてこないでと念を押されましたが、私も夏祭り会場には行きます。さすがに鏡花にばれたら後で怒られるので隠れて見守りますが……どうかよろしくお願いします」
解説
夏祭りで起こる予定のトラブルを防ぐことが目的。
夏祭り会場は神社。夏祭りの規模はそこそこ大きく、客も多い。
夏祭りの序盤、屋台の方には狐型の従魔が大量に現れる。山の方から下りてくるため、屋台の方に行かせないようにすると騒ぎを抑えられる。
神社の境内には酒を飲んでいるヴィランがいる。そのヴィランは酒癖が悪く、夏祭りの中盤で酔いが回って暴れ出す。
夏祭りが終盤に差しかかると、花火が打ち上げられる。本殿の方から打ち上げられる予定だが、ルシールいわく暴発する可能性があるのだという。
マスターより
トラブルが多いですが、夏祭りを楽しみながら依頼を解決してください。
リプレイ公開中 納品日時 2017/08/14 02:06
参加者
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警備本部
最終発言2017/08/05 11:01:43 -
依頼前の挨拶スレッド
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