本部
肉との死闘
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/06/21 19:00
- 完成予定
- 2017/06/30 19:00
掲示板
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おにく【相談卓】
最終発言2017/06/20 17:25:54 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/17 23:11:06
オープニング
●危機の訪れ
「大変です!」
はっぴ姿にバンダナを頭に巻いたスタッフが、血相を変えて飛んできた。
明日は支部でイベントをやることになっていて、彼はその責任者だったはずなのだが……。
「丸焼きにする予定の牛が、従魔になりました!」
一瞬、その場にいた全員が己の耳を疑った。
イベントでは、とある町のお祭りをぱくり……もといリスペクトして、大きな牛肉の塊を中庭で丸焼きにし、それをお客さんに食べてもらうことにしていたのだ。牛肉は、事前に協力してくれる畜産農家を探して交渉し、用意してもらっていたのだが。
「保管庫に入れておいたら、気づいたら従魔になっていたそうです」
どんだけ気づくの遅いんだ、というツッコミがどこかから上がったが、今更いってもしかたがない。
「日数を考えて、それほど従魔化は進んでないと思われます。デクリオ級といったところでしょう。攻撃手段は見当もつきませんが、頭も手足もないですから、ぶつかるとか押しつぶすとかそんな感じでしょうか」
エージェント達は百戦錬磨も多いが、さすがに肉塊と戦った経験がある者はそうはいない。これは臨機応変にいくしかないだろう。
「問題は、従魔を倒したあと。イベントのために肉を焼かなければなりません。代わりの肉を手配するのは難しいです。何しろ大きな塊ですから」
元々のその町で焼かれる牛肉は三頭分、実に三六〇〇人前といわれる。今回のイベントではそこまでの規模ではないが、それでもだいたい一〇〇人前にはなるだろうという概算だ。
それだけの肉を丸焼きにするのだから、当然時間がかかる。五時間から六時間、条件によってはもっとかかるかもしれない。『丸焼き』が見せ所だから、切って調理することはできない。つまり、早く倒せれば倒せるほどイベント的には助かるということだ。
「不確定要素が多いし、時間制限もありますが、よろしくお願いします。今夕方の六時ですから、イベント開始の朝九時にはもう半分くらい焼けていなければならないので……肉を焼くのに必要な時間をおおむね六時間と見積もると、午前三時までには倒して、肉を持ち帰り、焼き始めなければならなくなります。あと当然、大幅な欠損は困ります。肉従魔は現在、農家さんの近所を浮遊しているそうです。車で三〇分ほどかかりますね。それから、こういう事情ですので、できれば肉を持ち帰ったあとのイベントの手伝い……むしろ肉を焼くのを手伝っていただければ有り難いです。もちろん肉も食べていいですので!」
尚、従魔が意外に食べられるというのはそこそこ世に知られてきている事実ではあるが、気味悪がる人がいるのもまた現実だ。その辺りは、あらかじめご了承くださいという旨の事情を説明する看板を出すことにした。緊急事態なので、こういう大急ぎの対応でも致し方ないと思ってくれればいいが。
「それでは、怪我に気をつけて、行ってきてください」
肉との死闘は、こうして火ぶたが切って落とされた。
解説
●目的
従魔になった牛肉の塊を倒し、持ち帰って焼きます。
●状況
従魔は恐らくデクリオ級。攻撃手段は不明。倒す際は、イベントのことも考えて大きく損害を及ぼすような攻撃はなるべくしないように。短期決戦が望ましい。倒したあとは丸焼きにし、翌日の午前九時のイベント開始時には大方焼き上がってお客さんに見てもらえるようにする。戦闘可能な時間の上限は、およそ九時間。ただし、現場と支部間の移動の時間を引くと八時間。
マスターより
北海道のとある町で二十年くらい続いているイベントを参考にしました。
リプレイ公開中 納品日時 2017/06/28 21:37
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おにく【相談卓】
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依頼前の挨拶スレッド
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