本部
初夏の夜の足なし坊主
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/06/14 19:00
- 完成予定
- 2017/06/23 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/06/11 09:58:25 -
相談卓
最終発言2017/06/14 00:27:22
オープニング
●ああっ窓に! 窓に!
そろそろ梅雨も間近のその日、彼はふと家の窓から妙な視線を感じた気がした。
「なんだぁ……?」
気のせいだろうと思い無視していたが、その視線はやむ気配がない。
いい加減いらだってきた男はカーテンで閉め切られた窓へ近づいていく。
「なんなんだ、まった……く?」
カーテンを開くと、そこには白、白、白――。
窓を埋め尽くさんばかりに白い物体が鎮座していた。
「ひっ」
それはゆらゆらと揺れながら、窓に体をこすりつけているではないか!
それはまるで室内に侵入しようとしているかのよう。
男はたまらなくなってすぐさまカーテンを閉めた。
「な、なんだったんだ今のは……ッ!?」
どことなく見覚えのある形だったような気がするが、それどころではない。
「いったいなんだっていうんだ、あれは!!」
混乱もやまぬうちに、男はもう一度だけカーテンに手をかける。
男の手にじっとりと汗がにじみだす。気が付けば腕は小さく震えていた。
「大丈夫、大丈夫。どうせ見間違いさ!」
自分に言い聞かせるようにカーテンを開けると、そこには黒しかなかった。
やはり見間違いなんだ、と安心したところで男は違和感に気が付いた。
――今日は、きれいな満月ではなかったか……?
そしてその違和感はけして気のせいではなかった。
窓の外にいたそれは、男がカーテンを開けたことに気が付くと、窓から離れていった。
そこには大型の、白い足なしの姿。
「ひ、ひぃいいいいいいいいいいい!!」
男は悲鳴を上げて気を失った。
そしてそこにはにっこりと笑顔を浮かべたてるてるぼうずの姿がしばらくぼうっと残っていた。
●テルテルボウズ
あまりにもあんまりな内容なので、H.O.P.E.職員はこれが一瞬、酒に酔った男の口から出まかせの冗談ではないかと疑った。
だって、そうだろう。
――家の窓に、超巨大なてるてるぼうずが出現してこちらを覗いていたなど。どんな冗談だ。
とはいえ職員はそれが愚神や従魔に関係することである可能性を否定できない以上、調査せざるを得ない。
「と、いうわけで。皆さんにはその"テルテルボウズ"を調査していただきたいのです」
うんざりした顔で、職員は目の前にいるエージェントたちに事の経緯を話した。
どうやらその存在は非常に巨大であること。夜に窓付近に現れること。
頻度は連日ではなく、おおよそ2日に1回であること。サイズ的に厳しかったのか、2階の窓にしか現れないこと。
「どうやらこれらは間違いないようです。依頼主も、夢か何かを疑い調査したらしいですからね」
その結果わかったのがこれらしい。
情報がないよりはマシだが、せめて従魔かどうかだけでも判断したかったとは同僚の職員の言葉である。
「とにかく、皆さんには早急に対処をしていただきたい」
愚神絡みの事件であればチームを組んで対処を行わなければならない。
そのために必要なのは、何よりも情報だ。
「よろしくお願いしますね」
最後にそう締めくくって、職員は恭しく頭を下げるのだった。
解説
●目標
謎の存在"テルテルボウズ"の正体を突き詰める
●舞台
依頼主の家
2階建ての1軒屋。割と狭いので戦闘を想定してはいけない。
外には比較的広めの庭があり、家の玄関は道路に面している。
周囲にはあまり家がない。隣の家まで歩いて10分もかかるようだ。
▽以下PL情報
テルテルボウズからは微量のライヴス反応が確認されています。
マスターより
そろそろ梅雨ですね
どうも邸です
今の家、空気がこもりがちなのでいつもは来てほしくない梅雨が近いこの時期に、ついうきうきしています
それはさておき。今回の依頼はとある男性宅に出没した大型のてるてるぼうずを調査することです
現場は他人のお宅ですので、できる限り荒らさないように頑張りましょう。
リプレイ公開中 納品日時 2017/07/14 19:08
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
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相談卓
最終発言2017/06/14 00:27:22