本部
特訓、打倒すべき敵のために
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 6~8人
- 英雄
- 0人 / 0~0人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/10/12 09:00
- 完成予定
- 2015/10/21 09:00
掲示板
-
作戦相談
最終発言2015/10/12 07:50:42 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/10/11 23:25:39
オープニング
アンドレイはその光景を傍観していることしかできなかった。
焦土と化す日本首都のかわり果てた姿、凍てつくビルに乾いた砂塵が舞う砂漠、複数のゾーンルーラーがこの東京に縄張りをはり、そして通りが勝った人間を次々に殺しては自分の糧にしていく。
それはさながら地獄絵図だった。
これほどまでの事態になるまでリンカーはなにをしていたのか。そう思い、周囲を見渡すと。アンドレイのそれは思い過ごしであることがわかる。リンカーたちは何もしていないわけではなかった。
リンカーたちは戦っていたのだ。そして勝てなかった。打ち破れ、敗北し、その敗北がいくつも積み重なり、この光景が生まれているのだと知った。
山のように無造作に積み上げられた人間の肉体。その中に見知った顔がいくつもある。そうこの愚神たちにリンカーたちは全滅させられたのだった。
「という夢を見たんだが、どうだろう」
そこは会議室。リンカーたちをまとめる司令官たちやプリセンサーが集まり今後の活動方針を決める会議で、唐突にアンドレイはそんなことを話し始めた。
「私もプリセンサーになれたんじゃないかな」
そう神妙な面持ちでつぶやく司令官の一人アンドレイ。彼のことを周囲の人間はまたかとでも言いたげに、呆れて呆けた顔を向けていた。
「そしてこれが本当のことになると一大事だと思うんだ」
「いや、待ってくれアンドレイ、お前はプリセンサーではないし、それはあくまでただの夢だ、そして今は会議中……」
そう彼を注意しようとしたプリセンサーの話を片手で遮ってアンドレイは話を続ける。
「いや、私にはわかる、この夢このままいけばきっと正夢になる、だから私は早急にこの件に対して手を打たねばならん」
そう言うや否やアンドレイは席を立ち、軽くあいさつしその場を去った。
「あーあ、始まったよ、あいつの妄想癖が」
そうその場に残ったメンバーは深いため息をついた。
* *
そして集められたのは将来有望とされるリンカーたち。
そのエースたちを前に司令官アンドレイは話を始める。
「君たちにはこれから特訓をしてもらう、極めて実践的、しかし戦略性を高めるために君たちには戦闘対象のデータと、地利を記したデータをあらかじめ与えておく」
リンカーたちはすかさず手元の資料に目を通す。戦闘領域は一キロ四方の廃車置き場。小高い山が四つ中央にある以外は平地であり、特に何もない。
「実際の戦闘ではさまざまな障害が予想されるが、今回はバックアップも万全な状態を想定しての訓練だ。まずいと思ったら即時撤退する判断力も期待している」
続けてリンカーたちは戦闘対象のデータを見つめて凍りつくことになる。
そこに記されているデータ、写真が目の前にいる人物の外見的特徴と一致するからだ。
「戦闘相手は私だ!」
思わず全員が驚きの声を上げる。
「これでも私は強い、お前たちが束になってかかってきても負けない自信がある。だからこそそんな強大な敵を目の前にした時にどう対処すべきか今のうちに学んでおいてほしい」
与えられたシンキングタイムは三十分、その間にリンカーたちは状況、対象の戦闘力、戦略、仲間との連携を想定し、勝利への方程式を導かなくてはならない。
「また、私がだれかの相手をしている間に暇になってはいけないと思って私が手塩にかけた戦闘員も呼んでおいた、彼らとも遊ぶといい」
アンドレイは語る、彼らは全員スナイパーだと、五点に配置し、時々横やりを入れてくるだろうと。
「ではシンキングタイムの始まりだ、検討を祈る」
そう司令官は言い放つと、上着を脱ぎ捨て、鉄板とボルトでところどころふさがれた上半身を見せつけると。戦場の奥へと走り去っていった。
<戦闘対象データ>
《司令官 アンドレイ、ナポコフ》
司令官はその昔、第一線で活躍するリンカーだった、ただ大きな戦いで仲間を失い、後続育成に目覚め現在の地位についている。その戦闘力は単身で愚神と渡り合えるほどの一対一のスペシャリストだという。
能力は「英雄 クラスドレッドノート」「種族クラス アイアンパンク」「能力者クラス 命中適正」
右手に内蔵されたパイルバンカーと柔術での近接戦闘と、左手に内蔵された機関銃と自前のライフルを使っての中距離、遠距離戦を得意とする。物理系のオールラウンダー。
戦闘員は全員がスナイパーであり、等間隔でアンドレイから離れたところに距離を置いている。一撃の重さは無視できるものではなく、ひょっとすると先に倒してしまった方がよいかもしれない。
以上の情報をふまえて、司令官にまいったと言わせることができれば、ミッション完了です
解説
目標 司令官の撃破
まず、司令官は特訓のつもりなので命まではとらないので安心してください。危なくなれば撤退も自由です。特にペナルティはありません。
なので司令官を殺すつもりでは来ないでください。
司令官が予備動作なしで行えるのは機関銃の乱射、中距離攻撃までです、遠距離となるとライフルを使う必要があるので、予備動作を必要とします。
このミッションはあくまで特訓なので、ドタバタコメディタッチで描くつもりです。ふざけても大丈夫です
マスターより
こんにちわ、鳴海です。
今回OPを見る限り戦闘なんですけど、実際は日常を描きたいので、どっちかと言うとドタバタ戦闘しながらのギャグあり感動ありみたいな展開にしたいです。戦闘員の日常を描ければいいなと思いますよ。なのでキャラクターの個性とか重視でプレイイングを書いてくれた方がやりやすいです。
リプレイ公開中 納品日時 2015/10/17 11:54
参加者
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作戦相談
最終発言2015/10/12 07:50:42 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/10/11 23:25:39