本部
ホストで花魔成敗――イケメン?募集
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 0人 / 0~0人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/05/08 19:00
- 完成予定
- 2017/05/17 19:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/05/07 23:56:20 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/05/07 23:29:44
オープニング
五月――青い空を背景に、花の女王たちが咲き誇る姿を楽しみに、バラ園を訪れる人は多いだろう。
急ぎ足で青年が集会室に入り報告を始めた。
「中之島のバラ園へ向かってほしい。愚神に多くの客が襲われた。そいつは気に入った男性客三人を洗脳して近くにはべらせている。三人の救出と、愚神の討伐を頼む」
それだけ言うと、もごもごと口を動かして言いよどんだ。意を決したようにきゅっと唇を噛んだ後、持ってきた袋を掴むと中身をテーブルにぶちまけた。
――パアァァァ!
王子様さながらの煌びやかな衣装。実に……眩しい。
「その……愚神はイケメン男性にしか興味がない。……特に女性客は蔦攻撃で怪我を負っている。怪我人は救助班が動いていて、避難も誘導中だ。ただ、高齢者や赤ちゃん連れも多くて時間がかかっているんだ」
豪華な衣装をちらりと見て言葉を続ける。
「そこで、だ。最初に、愚神を接待して、客の避難が終わるまで時間を稼いでくれ。
愚神は、今、イケメン三人とベンチでご満悦だ。君たちを選出したのは、その三人にとってかわれる、それ以上の魅力があると判断したからだ」
拒否権なしといったように、報告書を突き出す。その手の甲には、鞭で打たれたような線状の真新しい痣があった。
●バラの女王
「この赤いバラより私は美しい。あちらの黄色のバラよりも、向こうのバラ……ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズよりも……どのバラよりも香しく美しい。そう、花の女王の中の女王、美の頂点に立つはこの私、バラダムよ! オーホホホッ!」
真っ赤な、口紅、ハイヒール、スーツ……赤で全身統一した、熟女の貫禄が溢れ出ている金髪の愚神――バラダム。メタボリックな体つきがその堂々たるやを増している。スーツは今にも張り裂けそうだ。
背のない石のベンチに足を組んで座っている。その両脇に二人の男性が座り、右手前にはロマンス・グレーの男性が片膝をついて佇んでいる。遠くにはレンガ造りの目立つ公会堂が見える。
口元に手をやり、耳をつんざくような高い声で笑えば、豊満な胸が上下に揺れた。
「ねえ、あなたもそう思うでしょう?」
猫なで声になると、スカートから除く生足をゆっくり組みかえてサービス。窮屈な身を器用によじって上目遣いで右側の青年に寄り掛かる。バラ園に来ていた茶髪の男性――二十歳前後か、ネックレスをしておしゃれに気を遣った若者だ。
「はい、バラダム様……」
抑揚のない声、目は虚ろ、バラダムに洗脳されている。
「うふっ、あなたなら、そろそろ呼び捨ても……ゆ・る・し・ちゃ・う」
肩に顎を乗せて顔を近付け、息を吹きかけながら囁いてから、赤い厚めのキスマークを青年の頬に残した。
バラダムは身を離すと、今度は左手側の清潔感ある服装の男性を見つめる。そっとその太ももに赤いマニキュアの手を置けば、誘うように撫でる。
「喉乾いちゃったわ……」
同様に洗脳されているため男性の反応は薄い。すると、バラダムは苛立ったように、パーマのかかった髪を乱暴にかき上げた。
「これじゃちっとも面白くないわ! こんなにも美しい私を目の前にして何も言わないなんて!」
ふと真顔に戻ると、気が変わったといったように妖艶な笑みを浮かべ、下唇に舌を這わす。
「……そろそろ食べようかしら」
解説
目的:客の避難完了まで愚神に接待して時間稼ぎ、男性客3人の救出、愚神の討伐
時・天候:昼下がり・晴れ
場所:大阪市中之島公園バラ園
中州にある屋外の年中開放されたバラ園。川に囲まれているので風が心地よい。
戦闘場所は、愚神がいるベンチ前の芝生(もしくは、後ろの広場)
状況:怪我人多く、救助班が動いている。避難は、バラ園から東と西に分けて誘導中。
男性客(3人):洗脳されている。タイプは様々で愚神の好みの広さが伺える
愚神場所:
三人がけの石のベンチ。背もたれはなく、ベンチというより石そのもの
以下ベンチからの位置
・両脇:仕切るような鉄格子の壁があり蔦バラが絡んでいる。壁前、石のベンチと同じラインに、一般的な木のベンチがそれぞれある。
・前方:石ベンチ前、同幅程の芝生が続く(やや狭いが戦闘できる広さ)。芝生を中心に、左右対称の構造――低いバラが品種ごとに植えられた四角いエリアが2つ並び、その両端と間を仕切るように一人分の道がついている。
・後方:石タイルの開けた広場、その奥は芝生の広場
愚神バラダム:背中から二本の伸縮する蔦が生えている
・攻撃:
蔦で打ちつけ:遠近、範囲可
蔦で縛りつけ:遠近、一本の蔦で一人(単体)
両手で引っ掻き:近、単体
洗脳:BS。気に入った男性に抵抗した時のみ使用
・好き:イケメンに囲まれて、ちやほやされること
・嫌い:女性。特に若い者、美しい者。蔦で蹴散らして排除する
精神的攻撃:
Lv.1悩殺級:見せつけ(視覚的・リップサービスやぶりっこ)
Lv.2悶絶級:お触り(ソフトタッチ~抱きつき)
Lv.3即死級:キス
※接待組に救助班は動きません
条件:接待組は、3人以上で王子様さながらの衣装を着ること(衣装とそのお代はH.O.P.E.持ち)
※衣装はある程度ご自由に設定ください
マスターより
全力でくどき、全力で見守ってください。
もし、文字数や余力がありましたら、精神攻撃Lv.1~3を、受けた時、仲間が受けるのを見た時の反応や心情をお願いします。
このバラ園は、『春のどさイベ2017』大阪会場を出て左斜め方向にあります。
大きな花壇といった感じで、無料でどこからでも気軽に入って楽しめます。
4月29日時点、客は既に多いです。ほぼ蕾なのでバラは楽しめないかもしれませんが、心地よい場所なので、お時間あれば、思い出しながら散策してみてください。
リプレイ公開中 納品日時 2017/05/16 12:42
参加者
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相談卓
最終発言2017/05/07 23:56:20 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/05/07 23:29:44