本部
ハローエネミー
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/04/24 12:00
- 完成予定
- 2017/05/06 12:00
このシナリオは3日間納期が延長されています。
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/04/24 09:57:33 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/04/20 20:19:07
オープニング
このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●悪巧みは悪の華
「カッコイイ!!」
第二英雄の存在を聞いた瞬間、そのヴィランが上げたのは歓喜の声だった。
「やっぱりね、ヒーローはパワーアップしてナンボですよ! 立ちはだかる強大な悪! 理不尽な強敵! それを打開するのはやっぱり、強くなった正義の味方なんですからッ! でも次の物語ではパワーバランスを取る為に悪役も強くならないと。そうじゃないと世界が平和になってヒーローがヒーローたり得なくなってしまうじゃないですか。幸福は平等じゃあないんです、不幸が無いと幸福は成り立たないんです。つまり悪役に立ち向かってこそなんですよ正義というものは!」
ハァハァ……。ワンブレスで言葉を垂れ流したヴィランは、肩を弾ませつつ目の前の愚神を見やった。
「……コホン。失礼。つい興奮してしまいました。それで……愚神商人さん」
視線の先には、異形の紳士。冒涜的な風貌の彼――愚神商人へ、ヴィランは言葉を続けた。
「私も第二英雄……いや第二愚神が欲しいです」
「ええ、エネミーさん。そのつもりで話を持ちかけに来たのですから」
愚神商人の声は穏やかで友好的なソレだった。営業スマイルとも言う。
「今回ご紹介させて頂きますのは、とある組織が観測した、全く新たなライヴスパターンを持つ存在です。サンプルを一つ確保できましてね、実戦データが欲しいそうです」
「つまり代金として、その新しい子をつれてパーッとやればいいんですね」
「そういうことになりますね。お得意でしょう?」
「悪役ですからね、この業界に入ってそこそこなので。……それで、その新しい子の名前は?」
「仮称は“ブラックボックス”――その力は、使ってみればわかりますよ。これまで以上にライヴスが必要になってきますが……貴方なら心配など不要でしょうか?」
「ですね!」
●正義と悪の大決戦
巨大な火があった。それが、一帯をグルリと取り囲んでいたのである。
現場に到着したエージェントたちは状況を既に把握していた――マガツヒのヴィランが、多数の花見客で賑わっていた自然公園に出没。無差別傷害事件を引き起こしたのだ。
そしてこの現場を取り囲む火であるが、これが奇妙なのである。消火のために水を散布しても、「水が当たらない」。なんとか消火剤などで鎮火したとしても、また燃え上がるのである。
『本作戦は、一般人避難救助班とヴィラン対応班に分かれての任務となります』
通信機よりオペレーターの声。救助班が君たち――ヴィラン対応班へ眼差しを向け、緊張しつつも頷いて見せた。救助班は耐熱布などで一般人を保護した上で、一時的に消火できた地点から脱出、運搬を繰り返す……という任務内容である。
『ヴィラン対応班の皆様は、その間ヴィランの攻撃から一般人や救助班を守ること、戦闘行為によってヴィランの気を惹くことが任務となります』
ヴィランと呼称はされたが、現場には愚神と従魔も確認されているという。危険な任務となるだろう。が、エージェントが戦うことで、ヴィランたちの狙いを一秒でも人々から逸らすことで――救える命がある。
エージェントたちは火の壁を見やった。作戦決行は間もなく。ライヴスの通っていない炎であれば、共鳴すればダメージにはならない。この火の向こうにヴィランがいる。そして、救うべき命もある。
『それでは作戦を開始します。皆様、どうかご武運を!』
●enemy
自然公園は炎に包まれた灼熱地獄と化していた。
あちらこちらに血を流してうずくまる人々。呻き声。
満開の桜は燃え、赤々と咲いている。
「四大元素の操作、斥力など一部法則への干渉、ふむふむ」
「ハライソすごいねー。愚神商人さんも来たら良かったのにねぇ」
「商人ってぐらいですし忙しいのでしょう」
「案外その辺から見てたりして」
「さあ、どうでしょうねぇ」
「……あ。エネミー、H.O.P.E.が来たよ」
「早いですね。流石ですね。素晴らしい」
「今日は合体ナシ?」
「新しいフレンズのお披露目式ですから」
「僕はどうしたらいいんだっけ?」
「シャングリラは悪逆非道の限りを尽くすのです」
「はーい。桜きれいだね」
「綺麗ですね。綺麗なものは壊すに限ります。それが悪のモットー」
「キュッとしてドカーン」
会話が聞こえた。次いで桜の木がひとつ薙ぎ倒されれば、エージェントへと振り返る者どもの姿――スーツを着た機械の顔面をした人物、歪な人型をした異形。機械顔の方がニコヤカな声で、一同を出迎えた。
「ようこそヒーロー! どうも、お久し振りになるのかな。マガツヒのエネミーです」
その直後だった。一陣の風が吹いて、近くにいた一般人が大きく切り裂かれた。「ぎゃっ」と悲鳴、血の赤が散る。
「分かっています、分かっていますとも。“どうしてこんなことを”……でしょう? ほら、春は犯罪が増えるって言うでしょう? だからやっちゃいました。こんな風にね。無差別連続殺傷事件というやつです」
動機付けはこんな感じでOKですか? ヴィラン――エネミーは嬉々としている。そして問答無用で武器を構え、襲いかかろうとするが。
「あ! 忘れるところだったヒント言っておこう。従魔があちこちにいるでしょう。アレね、『動く一般人を狙え』って命令してあるんです。だからこの哀れな被害者たちは歩ける程度の怪我でも動かないっていうカラクリですね。まあ動かなくても私がカッとなったらアレしちゃうんですけどね。頑張ってください」
そこに嘲笑はなく。崇拝じみた視線を、エネミーは『正義の味方』へ投げかけていた。凶器の切っ先を突きつけながら。
「それでは正義のヒーローたち。憎き悪役は目の前です。どうかその燦然たる正義で、私を悪役にして下さい。
……クソ悪役の前口上はこの辺で。カッコイイ決め台詞はヒーローのものですから。――さぁ、レッツ世界平和!」
解説
●目標
敵勢力の撃退
●登場
マガツヒ上位構成員『エネミー』
アイアンパンク(生命適正)×???
機械化部位は顔面。性別不詳。使用AGWはマチェット。
能力未知数。憑依しているのは正体不明の愚神『パライソ』。自然現象や斥力などを操作している……?
(以下PL情報)
・森羅の忌児
「火や水などの自然現象系エフェクトをフレーバーテキストに持つAGW」「同上のスキル」
これらに対する防御力が高められている。常時発動。
・嘲笑せし者
対象単体。1シナリオ1回のみ使用。イニシアチブフェーズに宣言し、即座に行動終了になる。
対象に攻撃が命中したものとしてクリンナップフェーズにダメージ算出を行う。
・etc…
※エネミーはそこそこ満足したら撤退する。
(/PL情報)
階級不明愚神『シャングリラ』
機械仕掛けの人型めいた外見。チェーンソーめいた武装を持つ。
能力はバランス型。ブレイブナイトめいた何か。
今回はエネミーに憑依せず独立している。常にエネミーの傍にいる。
・血の宴
範囲不明周囲の「出血している非リンカー」からライヴスをじわじわ吸収しており、能力強化・生命のリジェネレートを行っている。この効果はエネミーとも共有している。
・死角?特にありません、無敵です
常時発動。エネミーと知覚を共有している。「不意打ち」の効果減少。命中回避上昇。
(以下PL情報)
・超合体ッ
生命が一定数削れた場合、エネミーに憑依する。
能力値が大上昇するが、この状態は激しく消耗するようだ。
(/PL情報)
ミーレス級従魔『雑魚も悪役には必要』×5
特筆することもない雑魚。生命が高い。積極的に避難対応班へ攻撃を仕掛ける。
バラバラに行動する。
●状況
時間帯は昼。
桜が咲き誇る自然公園。巨大な火が広範囲を囲んでいる。
火の中には多数の花見客。誰もが負傷している。
彼らの救出・運搬はH.O.P.E.エージェントの避難対応班が行う。PC達は戦闘班。
マスターより
こんにちはガンマです。
一年ぶりのエネミーです。
危険フラグ付きシナリオとなっております。相応の判定が下される可能性があります。ご参加の際はお気をつけ下さい。
よろしくお願い致します。
リプレイ公開中 納品日時 2017/04/28 21:32
参加者
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相談卓
最終発言2017/04/24 09:57:33 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/04/20 20:19:07