本部
We are ウォー!
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 7人 / 4~7人
- 英雄
- 7人 / 0~7人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/01/27 22:00
- 完成予定
- 2017/02/10 22:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/01/27 20:47:11 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/25 23:40:07 -
質問卓!
最終発言2017/01/26 22:47:25
オープニング
●須頼の苦悩
今日もまたH.O.P.E.には変わり種の依頼がやってきた。
茨城県つくば市にあるH.O.P.E.技術開発研究紫峰翁(しおうほう)センター、真央(まおう)研究室への実験協力依頼だ。
真央研究室はこの実験の為にH.O.P.E.所属の英雄の力を今までに何度も借りているため、オペレーターとも顔見知りだ。
「ああ、ゲームですか」
依頼を受けたオペレーターは慣れた態度で紫峰扇センターの須頼(すらい)主任研究員を出迎えた。
彼らは英雄世界調査の一環として、『リング・ブレイク』というゲーム風のVR世界を使った実験を行っているのだ。そして、そこでの英雄の行動を分析し、英雄たちの失った記憶の断片を探そうという試み────のはずだった。
依頼を受けたエージェントは研究室で能力者共々、特別な機械を装着してVR世界にダイブするのだが、今までは特に問題は報告されていない。
だからこそ、オペレーターも安心しきっていた。
しかし。
最近、この研究がおかしいことをオペレーターは知らなかった。
元々、これらの研究は研究過程で有益な副産物こそ生まれてはいるが、肝心の英雄世界についての成果は出ていない。
そして、この研究を主導するはずの真央室長は突然長い休みを取り研究から退いていた。
真央室長が留守の間、研究の主導権を握るのは須頼である。
しかし、須頼は興味は────いつまで経っても大した成果が出ない『英雄世界』への研究からちょっと横道に逸れていた。
須頼はゲームが好きである。そして、いつの間にか長年制作に携わって来た『リング・ブレイク』をゲームとして発表・ランキング入りさせることを夢見るようになっていた。
……元々の目的からだいぶ、ずれていた。
真央室長が長期の休暇を取っている間に須頼は勝手に『リング・ブレイク』の世界を”ゲームとして”成長させた。
だが、彼は研究者であってゲーム開発者ではないし、研究室にゲーム開発・運営のノウハウを持った者がそう都合よく居るわけではない。
「ど、どうしましょうか……ぎゃあ!」
画面を見て真っ青になった須頼の肩が軽く叩かれて、彼は悲鳴を上げて椅子からずり落ちた。
「ど、どうした、須頼よ」
須頼の悲鳴にぎょっとした顔で後退りしたのは、彼が一番会いたくない人物────長らく留守にしていた真央室長だった。
「あ、水田さんも」
「お久しぶりです、須頼さん。お元気そうで」
スーツ姿の青年がにこやかに微笑む。水田はこの研究室では須頼に次ぐ古株だが、しばらく海外へ…………。
「あれ、水田さんってなんで海外へ行ってたんですか」
「いやだなあ、須頼さん……冗談ですよね?」
「じょ、冗談ですよー! ────じゃなくて! 大変です、まおーさまー!
ああっ、休暇のはずなのに、こんなにやつれて!」
「ダイエットと言えい! まさか、さらにやつれるような話でも持って来たのか────うんっ?」
深い皺が刻まれた顔は心なしか顔色が悪かった。いつもの見事な白髭を撫で、ダークブラウンのスーツを着こんだ真央室長は須頼が見ていた画面を見て絶句し、その顔色をさらに白くさせた。
「ど、どうしましょう、まおーさま!」
喉の奥から絞り出すような乾いた声で、真央室長は言った。
「────H.O.P.E.のエージェントたちを呼んでくれ……」
●Wargameしようぜ
ゲームとしての『リング・ブレイク』は二〇一六年秋に一部の選ばれた研究者のみに公開された。
なぜ、ユーザーが限定されているのかと言うと、このゲームにログインするために必要な装置が特殊なものであるからだ。
そして、『リング・ブレイク』は研究者たちの間で人気を博したのだが…………。
「先生方ったら酷いんですよ! 勝手に実験だって、こんなことを」
半泣きの須頼に対して、冷めた顔つきの真央室長は冷静に状況を説明した。
「この須頼が、勝手にこの『リング・ブレイク』世界の時間を滅茶苦茶進めてな……。その結果、以前、エージェントの方々に協力してもらって作ったキャラクターやそれを模倣してこちらで作ったキャラクターたちが文化や国を築き始めた。
それ自体はまあいい────ところが、一部の研究者たちが好奇心に負けて秘密裏にこの世界に悪意を持つ『敵国』を作ってしまったんじゃ」
リング・ブレイクには今、真央研究室で管理していたキャラクターたちが作った王国『エスペランサ』、そして、ユーザーであった研究者たちが作った王国『黒闇国(こくあんこく)』がある。
エスペランサは争いなどほとんど経験せずに国に成ったが、祖となるキャラクターたちに武芸に秀でた者たちが居たため今も戦士が多くいた。戦士たちは個々の力で抵抗を続けていた。
しかし、侵略するために創り出された黒闇国は軍隊を組織し、今、エスペランサを攻め落とそうとしていたのだった。
「これが解析した敵データじゃ」
────────
●敵データ
ちなみに、敵国の兵士はメイドの姿をしています。
黒闇軍の将軍率いる一団と戦ったのち、最後に黒闇覇王軍との戦闘になる見込み
黄闇軍…武器:A 戦地:村(無人)和風メイド
赤闇軍…武器:B 戦地:森 筋肉メイド
緑闇軍…武器:C 戦地:草原(草は伏せれば姿は隠せる長さ)猫メイド(猫耳ではない)
紫闇軍…武器:D 戦地:崖谷を挟んだ両端(吊り橋有、川の流れは緩やか)
※崖はあちこちに岩棚有、川のせいで助走は不可 ロボットメイド
桜闇軍…武器:E 戦地:砂漠(大きな岩有り)エルフメイド
白闇軍…武器:F 戦地:城下町(建物がある石畳、無人)英国風風メイド
黒闇覇王軍:G及び全武器、城下町 ボス:悪魔風メイド
●所持する武器詳細(全て凶悪な強さだがオリジナルほどではない)
A.狐丸:ストールのように肩にかける。両端が狐面と鎖分銅になっており、狐面は噛みつき攻撃、鎖分銅は中距離攻撃
B.爆裂ハンマー:全長2m近くある巨大ハンマー。スライム型地雷を発生
C.安穏の鎖:持ち主の意のままに長さの変わる二本の鎖。鋭いダガー付
D.エクスターミネイト:浮遊する攻防兼ね備えた二枚盾。極太レーザー、そして鈍器
E.転生弓・幽華:貫通力のある強力な一撃を放つ長弓から双斧・重斧へと変化する武器
F.クラウソラスソード:攻防一体、変幻自在の双剣。衝撃の刃を打ち出し敵の拘束も可能
G.血戒(チカイ):手の甲に輝く光の紋章。自分と味方を強化、一般兵は使えない
────────
「滅茶苦茶にされたこのゲームはもう修正不可能、このデータをリセットするしかないのじゃ……しかし、ワシは長いことこの『リング・ブレイク』世界で実験を続けて来た────リセットは本意ではない。
例え再構成できるとしても、この世界はワシにとって生きているんじゃ……どうか、どうか頼む……」
真央室長は深く頭を下げた。
「どうか、この世界を救って欲しい────」
解説
目的:軍隊を組織して黒闇覇王軍を撤退させろ
参加PCは
1.自分の使用する武器名
2.部隊の隊員種族と隊員の武器
3.対戦する敵軍隊名
の記載をお願い致します。無い場合こちらで振り分けます。
●PC側
PC一人につき一部隊(隊員数は対戦する黒闇軍と同じ)。
軍隊の隊員の種族とG以外の武器から一種類になります。将(PC)と隊員の武器は違っても構いません。
軍隊のメンバーは下記の中から一種類選択、同じ種族を選択したり選択しない種族があっても問題ありません。
・エスペランサ国民…集団行動が苦手、個々の攻撃力は高い
・ロボット軍…集団行動が得意、個性的な武器の扱いが苦手な為攻撃力は低め
・エルフ軍…集団行動が得意、素早い、武器A.Eは得意、Bは使えない
・ドワーフ軍…集団行動が得意、遅い、武器B.Dは得意、Aは使えない
●ご注意
・共鳴は出来ず、英雄一人で共鳴状態の強さ・スキルを出せるよう須頼より調整されています。
今回は英雄をサポートする形で能力者も戦えますが能力者は能力者単体のステータスになります。
一般人NPCは城の地下に潜んでいるので今回の戦闘には出て来ません。
ゲームなのでエージェントが実際に大怪我を負ったり死ぬことはありません。
※垂直ジャンプに関してはルール内戦闘マップにジャンプの項目があります。
以前シナリオ参加者は当時の配布アイテムを持って参加した場合、参加時に自分が作成した武器・PCを召還できます。
その場合、武器はそのままですが、PCは年を取り、親である英雄と同じクラスに就いています。
当シナリオはコメディです。
敵兵士のメイドさんは色んなタイプが居ます。
マスターより
発展した『リング・ブレイク』の世界が混沌としてしまいました。
メイドさんに負けないで、この世界に平和を!
※当シナリオはコメディです※
軍隊戦は記載が不十分な場合はこちらでマスタリングします。
参加者が七組に満たない場合は、こちらでエスペランサ軍を追加します。
能力者はスキルは使えません。
『Let's クリエイト a 武器!』『マイ・フェア・Baby!』については
MS名のリンクからアクセスできるMSページのリプレイ一覧からご覧頂けますが
読まなくても問題はありません。
垂直ジャンプに関してはルール内戦闘マップにジャンプの項目があります。
勝利した場合、城下町でお祭りとパレードがあります。
宜しくお願い致します!
リプレイ公開中 納品日時 2017/02/09 18:59
参加者
掲示板
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相談卓
最終発言2017/01/27 20:47:11 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/25 23:40:07 -
質問卓!
最終発言2017/01/26 22:47:25