本部
アドベント・ストレンジア
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 9人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/12/17 22:00
- 完成予定
- 2016/12/26 22:00
掲示板
-
見知らぬ者(相談卓)
最終発言2016/12/17 15:44:58 -
NPC質問卓
最終発言2016/12/17 08:50:12 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/12/15 22:26:38
オープニング
● 金張 透歌(かなはり とおか)の独白。
「愚神ストレンジャーは、私達の技術を『奪い』成長するのよ」
そう無事にアイアンパンク手術を終えた透歌は、君たちを呼びつけて口を開いた。
「スキルや武器だけじゃない。戦い方、戦法。その全てを。だから」
透歌は痛みに耐えるように目を瞑り、そして大きく瞼をあける。
「ストレンジャーは、強い敵が多ければ多いほど力を増すの」
透歌は言った。
自身のスキルを防ぐと同時に、同じスキルを使用されての反撃。
ブレイブナイト盾を奪い、その技術ごとコピー。
そして武器の複製。果てはウエポンズレインと、サンダーランスのスキル合成。
「あれは悪夢よ。警告するわ。討伐部隊には経験も薄いメンバーを向かわせた方がいい」
こんな風に透歌が言い始めたのにはわけがあった。
先日、とある亜熱帯の霊石鉱脈でその一帯をことごとく破壊して見せた愚神。
それこそがストレンジャー。
その映像を唯一のいきのこりである透歌に見せたところ、それがはっきりしたのだ。
そして。
「あいつは何かを探している、それは私と戦っている時もそうだった」
そしてその、探しているもの。それをH.O.P.E.は一足先に発見していた。
「ラジェルドーラ……」
透歌は告げる。
「確かに、私達と戦っている時のストレンジャーもその名前を口にしていた」
そう透歌は拳を強く握りしめると、涙ながらに君たちへと語った。
「どうかお願い。『デアトラテ』の仇をうって。そして、私と、彼のなしえなかった平和を、どうか、あなた達の手で」
その後、心拍が上がってしまった透歌から引きはがされるように病室を出た。
術後でまだ隊長の安定しない彼女をこれ以上興奮させるのは危険だという判断だ。
● 状況整理。
戦闘地域 亜熱帯 ジャングル奥地 霊石高山にて。 半径100SQの急斜面伴う森の中
地域特性 霊石がところどころ露出しており、それはわずかでも霊力に触れると爆発する。この僅かというのは、共鳴したリンカーが触れる程度で爆発するということである。
スタート地点 戦闘区域中心からスタート、ストレンジャーは東端から出現
敵の目的 戦闘地域西端、石碑となった『ラジェルドーラ』との接触。
作戦目標 ストレンジャーの撃破。
● 武力王
「王よ!!」
ストレンジャーと呼ばれる愚神に、名前はなかった。
それも当然だろう、彼は自身が仰ぎ見る王の力の一部でしかない。
すべての武力を吸収し、暴力を制する、世界の覇者。
その主が命ずるままに、ストレンジャーはすべてを破壊してきた。
たとえば目の前のリンカー
「少林寺拳法と言ったか、生ぬるい」
そう彼は日本発祥の武術を中国深く根付く武術で打ち破り。
「軍隊格闘技、なかなか面白い」
そうロシア軍が誇る殺傷技術をとある世界の龍人が好む飛行戦術で打ち破った。
「リンカー、面白い、面白いぞ」
彼には武力というものがおおよそ通じなかった。
彼は武術、武力を吸収するだけでなく瞬時に分析し、自分の中の技術、知識で対抗策を練り上げてしまう。
それ故に築かれたのが。
十五人の死体の山だった。
山で遭難したリンカーたちを救助するために編成された愚神討伐部隊。
彼らは、自分が狩るべき相手がストレンジャーだとは知らなかった。
いや、知っていたとしても、彼の真の力を理解できるのは透歌だけ。
結果は変わらなかったかもしれない。
だとしても、仕方ないと片付けられる、死の数では。なかった。
「面白い、面白い!」
そう笑う彼は死体の山、その頂上に腰を下ろした。血の滴る残骸の頂点。
武力の支配者を気取る愚神は高らかに笑いを響かせる。
「さぁ、次のチャレンジャーがお待ちかねのようだな。殺そう、奴らの全てを奪って」
そうして。はるか上空1500Mの地点から、ストレンジャーの檻が投下された。
● 補足
『ストレンジャー』
《飛べぬなら、歌えぬなら》ヒロイン『金張 透歌(かなはり とおか)』を飛べなくしてしまった張本人。その任務では討伐しきれず、逃走したことがあかされている。
『ラジェルドーラ』
ハードモードトライアルのチャレンジャー。しかし皆が知る個体はハードモードトライアルですでに撃破されているはず。
ここにいる、ラジェルドーラとよく似た存在はラジェルドーラなのだろうか。
そして石碑に刻まれた。
グラノゼーテ、この言葉の意味とはいったい……
解説
目標 ストレンジャーの撃破。
-------------------------------------PL情報
《ストレンジャーについて》
肌が黒曜石のように黒く、硬い、人間型の愚神。身長は二メートル程度。
足と背中のスラスターから火を噴き空を飛ぶことができる。
愚神から奪った能力のようだが…………
この愚神の戦闘力は最初は弱めのデクリオ級だが、最高で強めのケントゥリオ級まで育つ可能性がある。
〈スキル情報〉
・リーディング
自身がその身で受けた戦闘技術を奪う。さらに武器まで影で再現し、その技術を模倣する。その身に受けたスキルも情報や知識として自身の内部に蓄積させる。
ただし、24時間でその技術は忘れ去られてしまう。
・リビルディング
受けたスキルを食らった時の性能から若干強化して放つことができる、しかも回数制限がないため考えなしにスキルを使うと、地獄のスキルコンボが待っているかもしれない
・アドバンスド
スキルとスキルを合成して放つ。ビックボーナスステージ、ハードモードトライアル参加者であれば感覚がつかみやすいかもしれない。
三回使用可能。
・ソニックモード
常時、ラウンド中三回行動を約束するスキル。ただし二回目の行動は自身のイニシアチブが半分、三回目の時はさらに半分になっているため。即座に三連撃は原則としてできないようだ
-----------------ここまでPL情報
マスターより
今回は、さいきん巻き起こっていた事件のひとまとめですかね。
けっこう大事に温めた伏線たちですので、年末のこの時期が解放時期にふさわしいかと思い投稿しました。
テーマは戦い。
鳴海は肉弾戦になかなかこだわりがありますが、これの面白いところが、強さに絶対はないことなんですよね。
分析、コンディション、持っているスキルの相性。
かなり多くの要素に左右されます。それを少しでも体現できればうれしいです。
それではよろしくお願いします
リプレイ公開中 納品日時 2016/12/24 22:23
参加者
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見知らぬ者(相談卓)
最終発言2016/12/17 15:44:58 -
NPC質問卓
最終発言2016/12/17 08:50:12 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/12/15 22:26:38