本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 5人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/11/07 09:00
- 完成予定
- 2016/11/16 09:00
掲示板
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Trick or Treat!
最終発言2016/11/05 21:05:23 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/04 17:41:03
オープニング
●共通OP
秋晴れの十月中旬、ここは大英図書館。そしてH.O.P.E.ロンドン支部でもある。
長い廊下にコツコツと響く靴音。
一人の職員が扉の前で立ち止まって大きく息を吸う。静かに吐いて気持ちを落ち着かせたところでノッカーを叩く。女性の返事が聞こえてきたので入室すると、そこは小部屋だ。テーブルの向こうで微笑む応対の秘書へと用件を伝える。
「お待ちくださいませ」
秘書が内線で連絡した。
職員はいつものように報告書を秘書に預ければすむと考えていた。しかし支部長が直接会うとの返答に何度も瞬きを繰り返す。
秘書に導かれて館長室へ。奥の非常に広い机にはたくさんの書類や本が積まれていた。その向こう側で席についている支部長キュリス・F・アルトリルゼイン(az0056)に報告書を手渡す。
一分にも満たないはずの、しかし長い時が経過する。
「プリセンサー能力者三名によれば緊急性はないようですね。それにしても十月末から十一月初旬にかけて、多数の従魔、もしくはH.O.P.E.に仇なす者が出没ですか」
「はい。警戒すべきはイギリス全土になります。他の地域に関しても注意が必要とのことです。ご存じの通り、その時期はヨーロッパ各地でハロウィンとガイ・フォークス・ナイトが催されます。仮装した人々の間に紛れられると大変ではないかと――」
キュリスが片眼にかけたモノクルに触りながら、職員の前でもう一度報告書に目を通した。
「……リンカーのみなさんにはあらかじめ各地に潜入してもらいましょう。それと、せっかくのお祭りです。従魔などの敵さえ倒せたのなら、仕事一辺倒ではなく楽しんでもらって大いに結構。そのように計らってください」
キュリスが話した内容を職員はメモに認める。仕事場に戻ると依頼文章を作成。リンカー達の目に触れるよう配信するのだった。
●街にて
今日は待ちに待ったハロウィン。街の至る所で仮装した人が行き交い、飾り付けだって派手で可愛らしい。時折「トリック・オア・トリート」と、子供達の元気な声が聞こえてくるのがまた楽しい。
そんな賑やかな夜であった。
ふわふわと、南瓜が浮かんでいるのだ。
ジャック・オ・ランタンだ。
南瓜をくり抜き、顔をしたそれがふわふわと漂っている。
初め、街の人は何の演出かしらと思った。浮いている、凄いねと。
しかし、それは一転する。
浮かんだそれが通行人目がけて飛んでくるのである。
幾ら中身が空洞であるとはいえ、南瓜は固い。そんなものがぶつけられでもしたらただでは済まない。
中にはジャック・オ・ランタンが壁にぶつかる場面も見受けられたが、どういうことか不自然なまでに頑丈なそれは傷一つなくまた人へと襲いかかるのであった。
街は楽しいムードから一転。一気に恐怖の悲鳴に溢れるものとなった。楽しげな悲鳴から、逃げ惑う人達が上げる悲鳴へとなった。
今宵はハロウィン。
賑やかな夜。
彼方此方の家庭や店先で飾られたジャック・オ・ランタンが無数に浮かび、ここぞとばかりに楽し気に舞うのであった。
解説
●目的
→ジャック・オ・ランタンについた従魔を払うこと
●補足
→ジャック・オ・ランタンに憑いた従魔はミーレス級。ライヴスを流込めば剥がれるような、ハッキリ言って雑魚です。
攻撃手段も体当たりの一点張り。
但し、従魔が憑りついているので、どんなにぶつかろうと傷が憑きません。それ故、凄いスピードでぶつかってきて、共鳴した状態でも当たると大したダメージではないものの「いたっ」というくらいの威力はあります。
しかし、住民にとっては脅威そのもの。住民に当たれば骨が折れる程の威力ですので、当たりそうな人がいないか注意は払ってください。
→弱い従魔ではありますが、とにかくその数は多いので骨が折れます。
しっかりと全部従魔は払って、住民達を脅威から守りましょう。
また、これらは全て、住民達が作ったジャック・オ・ランタンなので、壊さないようにしましょう。
従魔が憑いている間はぶつかろうと何ともありませんが、憑りついているのが離れた瞬間から強度は通常に戻ります。その為、ぶつかったりしたら傷がついたり、壊れる可能性もあるので注意が必要です。
→終わった後はハロウィンを楽しみましょう。
バッチリ仮装して、お菓子を貰い歩いても楽しむのも良いかもしれませんね。
マスターより
子供の頃、ハロウィンは沢山のお菓子が貰える楽しい行事でした。兄弟や友達と、どれだけ貰ったと戦利品を見せ合ったりするのが大好きでした。
けど、外国のお菓子って奇抜なものが多いですよね。舌に色が着いたり、思いがけない味だったりと、当たり外れがとても強かった記憶があります。
さて、今回はそんなハロウィンが舞台です。従魔はちゃちゃっと払って、みんな一緒になって楽しみましょう。
リプレイ公開中 納品日時 2016/11/12 20:34
参加者
掲示板
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Trick or Treat!
最終発言2016/11/05 21:05:23 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/04 17:41:03