本部
- 形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 16人 / 1~25人
- 英雄
- 16人 / 0~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/10/12 19:00
- 完成予定
- 2016/10/21 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/12 17:47:05 -
【舌戦】いっこめの“s”
最終発言2016/10/12 09:39:12 -
相談卓
最終発言2016/10/09 12:39:48 -
質問:礼元堂さんに聞いてみよう
最終発言2016/10/09 22:03:21 -
【撃ち合い】3こめの“y”
最終発言 -
【殴り合い】4こめの“b”
最終発言2016/10/11 20:33:40 -
【なんでもあり】最後の“A”
最終発言2016/10/12 10:19:04 -
【追いかけっこ】2こめの“s”
最終発言2016/10/11 15:49:33
オープニング
●ワールド・ジャック
オカルト系テーブルトークRPG、『Jack the R.I.P』。そのルールブックに描かれた19世紀の欧州を思わせる常夜の街のただ中、人影が謳う。
「いい夜だなジャックども。てめぇらの薄汚ぇ巣穴に処刑尼――Hang-nanが降臨だ。オカルトな夜の真ん中で、互いのカルトを比べ合おうぜ?」
ハスキーボイスでささやいて、パンキッシュなシスター服をまとった少女――いや少年は赤い唇の端を吊り上げた。
そこへ襲いかかるは総数20体の切り裂き魔。複数のシナリオを越えた先に設定されたこの「決戦シナリオ」は、プレイヤーがこれまで手にしたアイテムや知識を駆使して複数の切り裂き魔と対する内容となっているのだ。
……夜気の隙間に滑り込み、切り裂き魔どもが少年へ迫る。
「切り裂き魔の異能力はかくれんぼ。なら」
少年の右掌に刻まれた“A”の傷痕が白く光り、その拳が闇を払った。
!
ただそれだけで、少年の背後へ抜けようとしていた切り裂き魔どもが月光の下に引きずり出された。
「見ぃつけ、た。……心配いらねぇさ。鬼はずーっと、俺だ」
わけがわからないまま、少年を殺そうとナイフを振りかざす切り裂き魔。しかし、少年の前髪に隠された左眼が露となった瞬間、その足はもつれ、視線があちらこちらへ惑う。
「悪ぃな。俺の左眼は邪眼ってやつでよ。目が合った瞬間、俺のことが見えなくなっちまうのさ」
黒目に覆われた紅瞳をウインクさせ、少年は左腕に巻きつけた薄汚れた包帯を引き剥がす。
「今夜は思いっきりロックだぜ!」
虫さながらの外骨格を備えたその左腕がどくりと肥大化した瞬間。
常夜の内に闇よりも深き奈落が口を開け。
14体の切り裂き魔を飲み込んで消えた。
「“アバドンの腕”がぶち開けた奈落の底の寝心地はどうだよ?」
その体の内から精製された2丁拳銃を両手に握り、少年が駆ける。
宙へ待った少年は鋭く回転、後ろ回し蹴りを放って切り裂き魔を地に叩き伏せ、着地しつつその首筋を踏みにじった。
「死んだらなにも聞こえない。だから先に送っておくぜ? ――R.I.P」
押さえつけた切り裂き魔の頭に惜しみなく鉛弾をぶち込んだ少年が、拳銃を捨てた。
それと同時に、5体の切り裂き魔がたった今殺された同胞同様、煉瓦敷きの路の上にぐしゃりと押しつけられる。
なんだこれは? この世界の主は、切り裂き魔のはずではなかったのか?
それを約束した愚神……ガネスとレイリィは、いったいなにを考えている!?
「ちまちまやってる時間がなくなっちまっただけさ。一気に刈らせてもらう」
掌から伸び出した大鎌を振り上げ、少年は無造作に切り裂き魔どもの首を刈り取った。
●挑戦状
『Jack the R.I.P』ルールブックの決戦シナリオページに、本来のものとはまるで異なる説明文が浮かび上がった。
Abyss the Hang-nanより親愛なるHOPEにお知らせだぜ?
このゲーム世界は俺がジャックした。なんせここはウチの神様がいるとこと繋がってるからよ。てめぇらに出入りされると都合が悪ぃのさ。
俺はこれからパスワードを設定する。そいつができあがったら、もうてめぇらはここに入れねぇ。
でも、こいつはゲームだろ? こっそり終わっちまったらつまんねぇから――邪魔しに来いよ。
俺は俺の体を5つに分けて、それぞれにいっこずつパスワードを刻んでおいた。
こいつを賭けて5番勝負と洒落込もうぜ?
いっこめの“s”は俺と「神様は何者か」ってのを語り合う――ようは舌戦ってやつだ。俺はてめぇらの世界をぶっ壊す愚神様が唯一神だって信じてるからよ、てめぇらは必死こいて反論してきな? もちろん、語るだけじゃなくて騙ってもいいさ。
2こめの“s”は俺と追いかけっこだ。って、安心しろよ。逃げやしねぇ。てめぇらはかわす俺にタッチすりゃいいだけ。っても、簡単に触らせてなんかやんねぇけどな。
3こめの“y”は迷路で撃ち合いだ。ようは銃、弓、魔法で、顔なんざ見ねぇで殺り合おうぜってことさ。
4こめの“b”は殴り合い。3こめと逆に、こっちは直接攻撃武器しか使えねぇ。射程が長ぇ武器も、目の前まで来ねぇと当たんねぇぜ?
最後の“A”は、俺の掌の聖痕に重ねてある。で、ルールはなんでもありだ。武器もスキルもなに使ってもいい。ただ、ここじゃ俺も本気だからよ。うまい連携かましてくれなきゃかすりもさせねぇよ。
勝負は5カ所で同時開催する。5人の俺に何人かずつでかかってこいよ。
明けねぇ夜の真ん中、互いの足を踏んづけながら、ピーカブー(いないいないばぁ)で殺し合おうぜ?
解説
●依頼
・5チームに別れて散り、それぞれのルールに従って「3体以上のアビス」を撃破してください。
●状況
・常夜の迷路状の街が舞台ですが、月明かりで視界は良好です。
・迷路の壁は家です。高さは3スクエア(6メートル)です。
●ゾーンルール
・「厨二最強!」です。よって厨二演出(例:自らの血をAGWに換える、銃の弾を邪眼から視線に乗せて“邪視”として放つ、体に封じた悪魔が目を覚ます等)すると各行動にボーナスがつきます。
●ルール整理
・舌戦は「愚神こそ最高にして唯一の救い手」と騙るアビスに神とはどのような存在であり、どうあるべきものなのかを語ってください。神を信じない方向からの意見もOK。
・追いかけっこは回避しまくるアビスに自分の体の一部をタッチ(AGWは使用不可)。
・撃ち合いでは長射程の剣等は使用不可。純粋な長距離攻撃武器のみ使用可。
・殴り合いでは直接攻撃武器による射程1での攻撃のみ有効。
・なんでもありでは“連携攻撃”以外のすべてが無効。連携が繋がるほど大ダメージ。
●アビス
・厨二の化身。体から様々な武器を精製し、自在に使います。
・舌戦以外の戦いにおいて、アビスは以下の特殊能力を使います。
《ピーカブー》=髪裏に隠した邪眼を露にすることでエージェントの認知能力を乱し、自分の姿を認識できなくする。これを受けるとアビスへの攻撃命中率が半分に。
《鎮まれ俺の左腕!》=聖骸布で封印している左腕が覚醒。アビスを中心にした5×5スクエアにランダムで“奈落”が口を開け、エージェントに大ダメージと【拘束】、【封印】のBSを与える。
《俺が、ぶち破る!》=エージェントのアクティブスキル発動の際、右掌に穿たれた聖痕から聖光があふれ出し、スキルを全無効化。BSも完全回復する。
《認めねぇ、この俺が!》=生命力が半減すると、邪眼と左腕が邪なる力をアビスへ送り込み、攻撃力を高める。
マスターより
みなさまはじめまして。電気石八生(でんきいし はちお)と申します。
本シナリオは【卓戯】の対中ボスイベシナの1本となります。
5つの勝負が用意されておりますが、“A”以外のそれぞれでも連携は必須。その点をご了承いただきましたうえでのご参加をお願いいたします。
また、プレイングの際、壁や屋根などはご自由にお使いください。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/10/20 21:32
参加者
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/12 17:47:05 -
【舌戦】いっこめの“s”
最終発言2016/10/12 09:39:12 -
相談卓
最終発言2016/10/09 12:39:48 -
質問:礼元堂さんに聞いてみよう
最終発言2016/10/09 22:03:21 -
【撃ち合い】3こめの“y”
最終発言 -
【殴り合い】4こめの“b”
最終発言2016/10/11 20:33:40 -
【なんでもあり】最後の“A”
最終発言2016/10/12 10:19:04 -
【追いかけっこ】2こめの“s”
最終発言2016/10/11 15:49:33