本部
夏祭りハザード~非リアの夏、俺たちの夏~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/08/20 15:00
- 完成予定
- 2016/08/29 15:00
掲示板
-
亡者対策本部
最終発言2016/08/19 00:04:50 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/08/17 14:04:31
オープニング
●亡者は死なず
「モテたい……モテたい……」
「死すべし……カップル死すべし……」
「あんず飴……うま……」
「かゆい……○○○……」
漂う臭気、汚らしい肌。見るもおぞましい亡者の群れ。石でならされた道は何か気持ち悪いぬめぬめで覆われていて、女子や潔癖症の人は鳥肌立ててソッコー走り去ってしまうことだろう。
その様は、スクリーンの向こうにあるはずのゾンビホラー(orコメディ)を髣髴とさせる。
そこは夏祭りを催していた神社。大きな参道を集団で闊歩し、脇に設えられた出店の売り物を貪り、またゲームに興じ。一個の軍勢かのように、夏祭り会場を蹂躙する亡者たちの正体は従魔である。
奴らはバレンタインの頃にリア充を滅ぼすためだけに生み出された、非リアの怨念の塊ともいうべき獣。その背景にはとある愚神の盛大な誤解があったのだが、それはここでは省こう。
亡者たちは発生した当時に大部分が抹殺された。バレンタインが終わると特に大きな騒ぎも起きなかったため、H.O.P.E.も駆逐完了という認識でいた。(しち面倒くさい)悪夢は終わったのだと。
しかし、夏というリア充の季節も盛りに入った頃に、奴らは再びその姿を現したのだ。
リア充ども(普通の一般市民)で賑わっていた平和な夏祭り会場は、どえりゃあ地獄絵図に変わり果てていたのだ。
奴らの行動原理は至極単純。
リア充滅却。汚物は消毒。
「楽しく夏祭りを過ごしてるんじゃねえ」
「俺たちのような日陰者だってエンジョイしちゃっていいはずだ! ……いや、エンジョイさせて下さい!」
泣きながら行進する亡者たちの背中が、そんなことを言っているような気がした。
●駆逐班出動!
現場の惨状を映し出していたプロジェクターのスイッチが切られると、エージェントたちは白い壁を見つめながらため息をついた。
「夏祭り中の神社を、例の亡者たちが襲撃しています。もうとっくに消え去ったと思っていましたが、隠れ潜んでやり過ごしていたようですね。ちなみに山地や下水道に潜伏していたのでしょう、とっても『くっせえしきったねえ』状態になっています。レベルアップです」
オペレーターさんの淡々とした説明が続く。眉一つ動かさずにこんな説明できるなんて。
「データとかは端末に送っておきます。口頭で伝えるの面倒なので。皆さんは一刻も早く輸送機でゴーしてファイヤーしてきて下さい。仕事きつそうなので報酬は弾みますよ。ファイト☆」
もう事件が事件だし、自分は行かねえしで職務放棄に近いほど仕事が雑です。何なの、さっさと汚物処理に走ってこいやってことなの。人遣い荒すぎるんじゃないの!?
「幸い、予知ができていたので一般客の避難はギリギリ間に合っています。犠牲者はいませんし、取り残された人もいません。なので、現場では好きなだけストレス発散ができることでしょう」
ぐっと握り拳を作り、オペレーターさんがニヤリと笑う。H.O.P.E.ってストレス溜まる職場なんだろうか。
とたわいないことを考えていても、どの道くっせえしきったねえ現場に行かなくてはいけないことに変わりはない。エージェントたちは気が重くなりながらも待機室を出ていく。
皆がいよいよ扉を過ぎ去ろうとしたところで、オペレーターがぽつりと付け加える。
「あ、亡者たちは何故か全員、全裸です。まぁ……色々気をつけて下さいね」
HAHAHA、こやつめ。
HAHAHA……。
解説
■概要
バレンタインの頃にリア充滅却のために生み出された従魔『亡者』の生き残りが現れた!
奴らは半年近い潜伏生活によりパワーアップし、『くっせえしきったねえ』状態になっていた。
リア充どもが楽しむ夏祭り会場が奴らに襲撃される予知を受け、エージェントたちは駆逐任務に臨むのだった。
敵は雑魚なので苦戦することはないだろう。だが現場は『くっせえしきったねえ』ので注意されたし。
■敵
・亡者(♂)
頭部以外への攻撃では絶命しないゾンビ風従魔。
素早いフットワークを誇る雑魚。
リア充な雰囲気と出店の食い物に惹かれる習性あり。
特にリア充には鬼の形相で襲いかかって来る。(威圧感がデクリオ級ぐらいになる)
潜伏生活を経て肉体が汚れ、とっても臭く、とっても汚くなっている。
半年で衣服も風化したのか、全員全裸である。
大別して3種類のグループに分かて、順々に現れる。
・フェーズ1→出店で遊んでいるが、虚しさに涙が止まらない普通亡者×200
・フェーズ2→神輿をワッショイしてエンジョイ感を装うも、虚しさに涙が止まらないムキムキ神輿亡者×100
・フェーズ3→虚しさに自暴自棄になって花火玉よろしく空中に射出され、エージェントたち目がけて降ってくる『きたねえ花火』亡者×100
空中で撃ちぬいて『きたねえ花火』にする射的をお楽しみ下さい。
落とせなかった場合は全裸の亡者が降りかかってくることでしょう。(
■場所
森の中に本殿を構える、割と大きな神社。
参道の両脇に多くの出店が並んでいるが、緊急避難により一般人の姿なし。
代わりに全裸亡者が闊歩し、物悲しい夏祭り状態。
くっせえしきったねえ。地面が謎の液体でぬめっている。
■状況
夜。快晴。そこそこ涼やか。
駆除チームとしてH.O.P.E.から派遣される。
参道に空中輸送機から降下してミッションスタート。
ジェットパックでどうぞ。
マスターより
どうも、星くもゆきです。
またまた夏祭りに触れるシナリオになりました。シーズンですからねぇ……。
どんなに臭い現場であろうと、向かわねばならない時がエージェントたちにはあるのです。
※OPイラストは雰囲気です。実際に皆さんが向かうのはあんなんではございません。
リプレイ公開中 納品日時 2016/08/29 20:42
参加者
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亡者対策本部
最終発言2016/08/19 00:04:50 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/08/17 14:04:31