本部
リンカーストーリー 第一章
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 5~10人
- 英雄
- 7人 / 0~10人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/07/14 19:00
- 完成予定
- 2016/07/23 19:00
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/07/14 14:23:36
オープニング
まずはこの本を手に取ってくれてありがとう。私は文屋彼方(az0010)という。聞いた事はないだろう、それは当たり前だ、なぜなら私はただのフリーライターだからだ。
とはいえ、文章には相応の自信はある。国語の成績は学年トップというのが普通で、中学の頃まであった書写も月並み以上の評価を受け、漢字ドリルはいつも満点――という話は、まだ別の機会にしよう。この本は、私の事を紹介するために存在するのではないからだ。
この本を書こうと思ったのは、リンカーという存在がどれだけ一般市民を守ってくれているのかを知ってもらいたいからだ。
勿論どれだけ守ってくれているのかについてはご存知だろう。従魔、愚神は勿論の事、ライヴスの力を使う悪党すら退治する。今や正義のヒーローだ。
だが、ただひたすらにヒーローを気取っているのではない。
知らないうちに、エージェント達の事を「完全無欠、正義を愛する勇者達」と思い込んではないだろうか。人類を守るためだけに戦う、絶対正義であると。
正義である事に代わりはないだろう。エージェントは本気で人の命を救うために身を投じて、脅威に立ちはだかっていく。
しかし「彼らも人間」である。
この本の目的は、エージェントではない人々に、エージェントの事を深く知ってもらう事。彼らの事を、人間だと思い出してもらう事。
実は、そこらの下手な連続テレビドラマよりも彼らの人生は波乱万丈で、華が開いている。
面白い事に、彼らは一人一人が主人公なのだ。これを物語にしようとすると、凄まじい主人公インフレが起きる事は、言うまでもないだろう。それだけ、彼らには魅力が溢れているのだ。
長々とここまで順を追って話をしてきたが、突然エージェント達の事を深く知れといっても難しい話であろう。私は少しでも親しみのある文章にするために、小説形式でエージェント達の事を語っていく事に決めた。
この本は決して、インタビュー形式で一人のエージェントについて淡々と述べるのではない。私はこれから一人称で、事実をノンフィクションに乗せる事にする。
新聞にも載った事件を参考に――誰が、どうして、どのように、何をしたか――それを述べる。そのエージェントの過去や思いというのは行動に影響するのだ。
テレビでは「エージェントが無事解決」とだけテロップが流れるだけであり、詳しく知る事はできない。
この本はその詳細を語る物なのだ。
さあ、次のページから世界は変わる。この真っ白で、私だけしか存在しない空間から、色が付き始めてエージェント達が姿を現す。その眼でしっかりと、エージェント達の事を深く見つめてほしい。
ヒーローがどうしてヒーローなのか。
●
相方と一緒に街に出た私は、手あたり次第にエージェントの姿を探した。この本を完成させるために、エージェントに何を尋ねれば良いのか、という事はもう練られてある。後はただ、人を探すだけだ。
エージェント達の日常から、エージェントを読み取る。難しい話ではあるものの、日常という事柄は、その人物を知るのに一番効果的なのだ。
歩いていると、さっそくエージェントを見つけた。私はメモ帳を開いて、声をかけた。
「時間をくれないか。訊きたい事があってな」
解説
●目的
自分の事を良く知ってもらう。
●質問事項
文屋彼方がエージェントに質問する内容を、以下に箇条書きで記します。
・どうしてエージェントになったのか、その経緯。過去。
・自分に課している目標。
→現在はどれくらい近づいているか。
・任務で、どのように活躍しているか。
→印象に残った任務はあるか。
・英雄との出会いをどう思っているか。英雄は、契約を結んだ相手と出会ってどう思っているか。
・最後に、何か雑談をしましょう。今までは私ばかり質問をしていたので、今度は貴方が質問をしてください。ジャンルは問いません。
●文屋が訪れるタイミングについて、他
彼は全くランダムな時間帯、場所にエージェント達を訪れる。任務の時を除いて、例えば買い物をしている所や仲間と遊んでいる時等に質問を持ちかける。そのため、二人以上のエージェントと同席して質問する場合もある。
質問をしてくれた礼として、ジュースをお礼に渡す。無論、リクエストは受け付けます。
●お願い
今作を仕上げるために、「この事を取り上げてほしい」「これは取り上げないでほしい」という事柄を教えてください。
答えたくない質問には答えなくても構いません。
マスターより
※当MSはアドリヴ成分が多めですが、このシナリオにおいてはアドリヴを少なくするよう努めます。
端的にいうなれば街頭インタビューでしょうか。それを素直に小説の形に直した、ドキュメンタリーに似た物になるかと思います。
受けてみたいと、常々ではないながらも思っています。テレビ局から取材をされた事は一度もありません。変な声に加工されても構わないという心持ではいるのですが……。
文屋の記す小説は、半分以上がエージェントの事になるでしょう。これを機に、自分の事について見つめ直すのも良いのかと思います。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/07/19 20:46
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最終発言2016/07/14 14:23:36